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憧れの東洋亭に行った話【京乃百年洋食 キャピタル東洋亭】

「京料理」と聞いて何を思い浮かべるか。
大抵の人は「色彩と食材本来の旨みを意識した和食」をイメージすると思うが。

私はこう考える。
京都といえば「超絶濃厚なスープのラーメン」だったり、「明治・大正期より伝わる老舗洋食・中華」。
それらが「真の京料理」だと考える。
そっちの方が京都に住む人だったり、京都近隣に住む人にとっての「馴染みのある京都名物」だからだ。

昨日、昔からずっと行きたかった「キャピタル東洋亭」に足を運ぶことができ、そこでランチをいただいてきた。


奥ゆかしいというより少しラフな感じ。クラシックよりジャズが似合う東洋亭



京都市北区上賀茂。
地下鉄北山駅から歩いて程なく。
ここが、京都で初めての「洋食レストラン」。
店舗外観や店舗内装を見てみると、思ったよりカジュアルな雰囲気。
店内ではクラシックではなく「ジャズの音色」が鳴り響く。

この時点で私は「ここの雰囲気が凄く居心地がいい」と感じた。
つまるところ、ヘンに畏まらず少しラフな「アメリカンスタイル」が近代京都の雰囲気とすごくマッチする。
ワインの品揃えも豊富だけれど、「乾杯の一番のオススメはビール」と言ってるあたりも京都人のハートを鷲掴みにかかってるのだろう。



ランチメニューの前菜は、冷やしトマトを丸ごと使ったサラダ。
豪快、ここに極まれり。



大山鶏のポワレ スキレット風(Aランチで¥1730)。
「スキレット」は小さいフライパンのこと。
熱々のスキレットに、"油でカリッと焼き上げる"という意の「ポワレ」できつね色になった大山鶏がドン。
バターソースがスキレットの上で躍る。
それにビールがとにかく合う。


―――――― キャピタル東洋亭。
東京銀座とかによくありそうな「日本式洋食レストラン」とは違い、「グリル」スタイルの洋食レストランとしての権威をヒシヒシと感じた。
ディスイズ京都。
ディスイズ京料理。(秋葉監督風)

「在り来りな京都」に飽きた人にこそ、行ってみて欲しい名店の1つです。
おしまいっ


2024年3月17日
中井みこと

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