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118. 明日にシーズン開幕を控えた僕が今思っていること

皆さんこんにちは!三浦優希です。

11月21日、いよいよ待ちに待った2020-21シーズンが開幕します。もちろんこういった状況なので直前で試合キャンセルといった可能性もありますが、予定通りいけば、明日の午後5時には僕は氷の上に立ち、審判の手からパックが落とされるその瞬間を迎えているはずです。今年の3月から試合をしていなかったので、約8か月ぶりの実戦となります。

大学4年生として迎えるこの一年。最後の年です。あっという間にチーム最上級生になってしまいました。このチームのユニフォームを着れる回数も限られていると思うと、少し寂しくなります。

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本当に多くの人たちが、なんとか学生たちにプレイする場を設けようと必死に毎日考え抜いてくれた結果、僕らは明日を迎えることが出来ます。このような状況でも試合をさせてもらえることに対し心から感謝しつつも、あえてこの場では僕が本当に話したいことを正直に話していきます。

毎年そうですが、やはり開幕戦の前日というのはどこかそわそわしてしまいます。昨年は、開幕戦でゴールとアシストをすることができ、チームも勝利しとても良いスタートを切ることが出来ました。今年も、このような良い滑り出しを迎えられるようにしたいです。とはいっても、今更突然うまくなるわけでも急に足が速くなるわけでもないので、僕のやることは決まっています。まずは、フェイスオフに向けた残りの時間を最高の準備の時間にあてること。

実は、この「文章を書く」という時間も僕にとっては思考を整理する上でとっても良い役割を果たしてくれています。このように明日の試合のことを考えながら自分の想いを言葉に表していくだけで、明日への試合の楽しみが高まっていくと同時に、自分のやるべきことがはっきりしてきます。

大学4年生として迎えるこの一年は、自分の今後の進路にも大きく影響を及ぼす時間になるかと思います。超単純に言えば、活躍できればプロになれるし、活躍できなければプロになれません。今シーズンは、例年に比べると試合数は約半分になります。僕に残された時間は決して多くはありません。僕はこの中で結果を残さないといけない。

ここで、活躍するということを考えたとき、どうしても意識が向いてしまうのがゴールやアシストです。僕自身、過去3年間で最も悩まされたことがまさにスタッツだと思います。個人的なスタッツを残すことは次のステップに進む上でとっても大切なことです。スタッツがついてこないと焦ってしまうし、逆に調子がそんなに良くなくても数字がついてきていれば、気持ちはぐっと楽になります。特に今年は、数字上での活躍はかなり重要な一年になります。

だからこそ、僕は常にチームの勝利のためにプレイします。

僕は「チームのためか自分のためか」という相反する2極という視点だけで活躍の度合を考えることは違うのかなあと、最近思うようになりました。どちらかというと、この二つは重なり合って互いに作用し続けるものだと思っています。

これは綺麗ごとでもなんでもなくて、自分自身が戦い続ける中で発見したことです。結局は、その時にできる自分のベストを常に尽くしつづけること、チームメイトの活躍を心から祝福すること、誰よりも体を張ること、ともに戦う同志そして試合をしてくれる相手へのリスペクトを常に持ってこのアイスホッケーという競技に全身全霊をかけて打ち込むという事が、巡り巡って一つの副産物としてゴールやアシストという形で自分に戻ってくると考えています。

ようやく試合が始まるということで、僕は本当にワクワクしています。楽しみで仕方ありません。この瞬間こそ、今の僕が最もいきいきできる時間であり、一番魂を揺さぶられ、最大の感動を得られるときです。

一応ここで言葉に残しておくと、今シーズンのポイント目標はpoint per gameを達成すること(試合出場数のポイントを残すこと)です。

この数か月間でどのような出来事が自分の目の前で起きるかはわかりませんが、どんな道であれ、喜んで通りたいと思います。

日頃の皆様からの温かい応援に本当に励まされています。大学ラストイヤーとなる今シーズンも、思い切り楽しみながら迎えたいと思います!

今シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。

三浦優希

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