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鹿児島行くなら「城山ホテル鹿児島」に泊まらずに帰るべからず!と思う理由

鹿児島といえば、あなたは何を連想しますか?

さつまいも、焼酎、桜島——そんな風にスラスラと思い浮かぶのは、きっと鹿児島に何らかの縁がある人で、そうじゃなければ特にピンとこないかもしれない。昨年大河ドラマ「西郷どん」でちょっと盛り上がりはしたけれど、観光地としてはまだまだ改善の余地、もとい伸びしろがあるなぁと思う、でも魅力たっぷりの土地。

そんな鹿児島の地で、私が全力でおすすめしたいホテル。それが、城山ホテル鹿児島(旧:城山観光ホテル)なんです。

さて、早速おすすめポイントを紹介していきます。

1.  東京のラグジュアリーホテルに引けを取らないクオリティ
2. 世界一の朝食
3. 随所に散りばめられた「鹿児島らしさ」

1. 東京のラグジュアリーホテルに引けを取らないクオリティ

鹿児島で「城山ホテル」といえば、知らない人はいないほどの有名かつ高級ホテル。鹿児島出身、あるいは何かしら鹿児島に縁がある友人と話していると、このホテルで結婚式を挙げるのがステイタスであり、後述する「朝食」は家族で楽しめる娯楽であることが共通認識のよう。

といっても、だいたい日本の地方都市では、高級ホテル<高級旅館やといった図式が成立するところがほとんど。都心にもあるチェーンのホテルが安心だけど、本当に贅沢したいなら旅館の方が良いところあるよねと。実際、鹿児島県内にあるほかの有名リゾートホテルは、バブル時代の栄光から時が止まって寂れた印象があった。

でも、城山ホテルは違う。
鹿児島の街と桜島を一望できる丘の上に位置し、景色が抜群。ラウンジや露天風呂からの眺めは最高。
新しくはないけれど、手入れとメンテナンスが行き届いた美しくゴージャスな空間は、まるで都心のラグジュアリーホテルのよう。

それでいて、都心のホテルよりだいぶ安価。
今回、ゴールデンウイークという1年のうちでもっとも宿泊費が高い時期であったにも関わらず、狭いツインの部屋なら朝食込みで1人1万円前後で宿泊できた。

新幹線や空港への直行バスが止まる鹿児島中央駅や、県内随一の繁華街「天文館」からはやや距離があり決して便利な場所ではないけれど、それを差し引いても余りあるぐらい。むしろこの景色と空間を楽しむためなら、丘だって山だって喜んで登ってやるわという気にさせてしまう、そんな素敵なホテルなのです。

2. 世界一の朝食

リアルな友人知人の中では「グルメ」で通っている私ですが、世界中の朝食を食べたことがあるわけではないので何ともいえないけれど。

でもね。あの某オーストラリア発のスクランブルエッグとパンケーキのお店が「世界一の朝食」を名乗るならば。
そのはるか高く上を行くのがこの「城山ホテルの朝食ビュッフェ」なので(※あくまで一個人の感想です)、暫定的に世界一と言っても許されるのではないかと思っている次第です。そして、この一見乱暴とも取れる発言はかなりの同意を得られる自信もあります。
公式サイトのページには「全国の朝食7位!」なんて書いてあるけど、いやいや、嘘でしょ。この朝食を知らない人が1位から6位に投票してるだけでしょ。

なんてったって、最高!それ以外の言葉が思い浮かばない…
特に、パンは、ホテル内にペストリーショップを持っているだけあって絶品。あとで詳しく説明しますが、ジャムまでこだわりの一品なんです。
オムレツやソーセージなど一般的な朝食はもちろん、自慢のさつまあげはその場で茹でて温め直しているので、アツアツをいただけます。
錦江湾の海の幸、マグロは山かけ丼、鯛は鯛茶漬けで。ディナービュッフェ並みに豪華な和洋中はもちろん、デザートもスイーツビュッフェ並みのメニュー数。
モーニングビュッフェでこれだけの品数なんて見たことない、1度で全制覇できるツワモノもいないのではないかと思うほど。
それが、大人1人2500円、小学生1000円、幼児は500円というのだから涙がちょちょぎれます。
強いて言うならば、スイーツのクオリティはちょっと都心のホテルのそれに劣るかなと、その程度。でも、デザートに行き着くまでに如何様にでもお腹を満たすことができるので、まったく問題なし!

宿泊しなくても朝食をいただくことができるのも、おそらく地元住民にとってはうれしいポイント。
あーーー鹿児島に住んでたら毎週末。いや、それじゃさすがに体重が気になるから月1ペースかな。絶対通います。

3. 随所に散りばめられた「鹿児島らしさ」

何回も「都心のラグジュアリーホテルに引けを取らない!」とあたかも都心>鹿児島という前提があるかのような論理を展開してきましたが。いやいや、鹿児島には都心にない鹿児島の良さがあるでしょと。

その魅力を余すことなく伝えていこうという気概が感じられるのも、城山ホテルの素晴らしいところ。

たとえば。ホテル内のペストリーショップ「ベーカリー城山」内で販売している、オリジナルミルクジャム。鹿児島の名産品を使ったもので、知覧茶、知覧紅茶、安納芋の3種類あるのですが、これがもう絶品!
もちろん件の朝食ビュッフェでもいただけるのですが…ジャムの概念を超えます。美味しいパンにつけて食べるのがもったいないぐらい。むしろ、その辺のスーパーで売っている普通の食パンにつけてその威力を実感したい。
ちょっと言ってることが意味わからなくなってきましたが、その中でも一押しは知覧紅茶。まろやかで品があり、それでいて紅茶のコクと香りが感じられ、もうこれだけで極上のスイーツ。
でも、残念ながら私が宿泊した日は知覧紅茶のジャムが売り切れ。しかたなく(とはいえこれも目がさめるほど美味しい)知覧茶ジャムを購入して帰りました。
オンラインショップもあるので、今すぐ食べたい!と言う方はこちらからどうぞ。
賞味期限は1ヶ月弱、さらに開封後1週間で食べ切らなければいけないので、「ミニジャムギフトセット」がおすすめです。私もまた買おうかな。

あとは、ホテル内にさつま揚げショップがあったり、お酒や民芸品を売るお店があったり。
さつま揚げショップは、県内の有名なメーカーがお店を出しているわけじゃなくて、ホテルメイドのオリジナルという点にも熱量が感じられます。お風呂上がりにちょっと部屋で一杯飲みたいとき、芋焼酎や焼酎ベースの梅酒にこのさつま揚げでクイッと飲んだら至福だよね…(実際やりました)。
この民芸品ショップで出合った麻模様の陶板が素敵で、なんとかネットで買えないかとも思っていて。ありきたりなチョイスじゃなくて、おそらくそのホテルのセンスでセレクトしたものが並んでいるのがまた素敵なんですよね…。

都会のホテルが好きな人も、鹿児島らしさを楽しみたい人も。有無を言わさない超優秀ホテル

今月はじめに宿泊したばかりなのに、思い出しながら色々書いていたらまた泊まりたくなってきた…
老若男女、大人から子どもまで様々な人のニーズにマッチする、それが城山ホテル鹿児島です。

とりあえず、オンラインでミルクジャムを買って、薩摩焼の陶板が買えないかどうか問い合わせて、家で眺めながら次鹿児島行く機会を狙おうかなと。
旅行するときには、その土地のホテルより、ゲストハウスっぽいこぢんまりした宿やしっぽりとした温泉旅館を好む私ですが、城山ホテル鹿児島だけは別!鹿児島を訪れるすべての人に一度は泊まってほしいと思う、そんな素敵な空間です。

今回の旅で悔やむことがあるならば、朝食やホテルの景観がわかる写真をまったく撮らなかったこと。(アイキャッチの写真すら「みんなのフォトギャラリー」から桜島の写真を拝借しています。。。)
この景色がどんなに素晴らしいかは、ぜひご自身の目で行って確かめてみてくださいね!


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