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どこかの誰かの街の話

はいいろに、黄色のさんかくほしが輝く木の看板。
頑張らないと看板が見えない時刻に、玄関扉は開き出す。

ここは、生命体を星へと変えるお店(のことを、この国では葬儀屋と呼ぶかもしれない)。

今宵もたくさんの人が何かを連れて列をなす。

右手には壊れたスコップ、一部が欠けた花瓶、あなたもいつか行くかもしれない。

これは、普通で割と不思議なお店の話。

ゴジラはいないけど。

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