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満月にラマがくる

25日月曜日は満月。

満月の日は僧侶に来てもらい、家族、親戚、地域、そして世界の人たちの幸せを願い、お祈りする日なんだそう。

ちなみにチベット仏教の偉大な指導者をラマといい、ゾンカ語ではラムというのだが、大体ラマと聞こえる。

「ラマ?」

と聞くと

「ラム」

と訂正されるのだかどうしても聞き慣れた「ラマ」に聞こえる。ということで、毎回訂正されるのだが、よしとする。

そんなこんなで満月の前日は準備で忙しい。

「なにか手伝いましょうか?」

と気軽に言ったら、豆干し、バターランプ作り、お皿洗い、写真立て磨き、床掃除といろいろ言われてしまったので、今日は出かけられず、満月準備にいそしむ。

三食昼寝付きだからこのくらいしないとバチがあたる。

なかなかない機会だから自分の家族、友人、知人、なんだったら日本人、いや世界の人々の幸せを願おうではないか。

バターランプのバターは、植物性バターで、食用バターと同じものを使う。火が灯されてるときはバターのおいしそうな香りがするんだろーなと想像していたら、どっこい、バターの濃厚な香りが充満しすぎでずっと同じ場所にいると気持ちが悪くなる。

バター茶もバターランプも修行が必要。食べ物と思うからウプってなるのだろうか。一時間くらいバターランプが灯る本堂にいたら慣れるんだろうか。

ともあれ満月準備、せっかくだから段取りを覚えようと思う。ブータン人かチベット人と結婚する予定もないし、住むこともないから無用の長物になるが、何事も経験。

ちなみに昨日の脱走で反省してないと悟ったのか、今朝、近所ならいいだろうとプチ脱走を試みようとしたら玄関の鍵が追加されて開けられず、窓から出ようとしたが、靴を隠されて脱走できず。

朝からしてやったり顔の友人。
こうなったら何か策を練らねばならぬ。友達の息子に相談しよう、そうしよう!

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