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短編小説「新春」(約5000字)

noteを投稿し始めてから5年が経ちました。
5周年記念として初めて有料の小説を投稿します。


年末年始に札幌から旭川へ、妻とこどもと一緒に帰省した時のお話です。


こんな人におすすめ?
・家族もののお話がお好きな方
・子育て中の方
・新しいことに挑戦したい方
・5分間の暇潰しが欲しい方


有料部分の内容は文字数4700字程度(冒頭は一部無料で公開しています)の短編小説と、それをイメージしたイラスト1枚です。


ぜひ読んで下さい!
スキ、コメント、大歓迎です!
拡散もよろしくお願いします!


※この物語はフィクションです


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・あとがき
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以下が本編です。






 さて、久し振りだからどんな小説を書こうかな。
 心温まる青春? 切ない恋愛? どんでん返しのエンターテイメント?
 子供の頃からストーリーを考えるのが好きだった。将来の夢は漫画家だと言っていた小学生時代、読んだ漫画の影響を受け、ファンタジー世界を描いていた。将来の夢は小説家だと言っていた中学生時代、読んだ小説に感銘を受け、SFまがいの物語を書いていた。それが現在、33歳、流されるままに漫画家でも小説家でもない職業に就いて、妻と子と、何の変哲もない世界で生きている。漫画や小説に触れる機会は減るばかり。
 さて、今の僕に何が書けるだろう。
 今の僕に何があるのだろうか。




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4,504字 / 1画像

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