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夫のパン作り#4 ブリオッシュ生地で惣菜パン2種

今回はブリオッシュ生地で具材を包んだ惣菜パンを紹介します。

ここでのブリオッシュは通常の甘い生地ではなく、お食事系の甘くないブリオッシュ生地を作ります。

さらに、パンで包む具材に関して、その材料のひとつである「リコッタ」を手作りしたいと思います。

とはいっても、牛乳で作るリコッタはお家でカンタンに作ることができます。
とても簡単なので、おつまみとして常備するのもおすすめです。
※一度作ったら冷蔵保存で3~4日もちます。

そして前回紹介したおやつブリオッシュ同様、今回も2通りの調理です。
1つはオーブンで焼いて、1つはフリットにします←要は揚げパン。

これはどちらも甲乙つけがたく美味しいですよ~


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↑ パン作り。具材の「あるもの」を手作りしたと予告をしておりました。
その「あるもの」をおてだまさんとケイチェルおじさまが予測してくださいました✨ヒントらしいヒントもなかったのに、いつもありがとうございます😊

そして、答えは「リコッタ」でした〜✨
リコッタの本場イタリアではパスタ料理やケーキ作りに使いますね。ナポリではパスクワ(復活祭)に「パスティエラ」というリコッタと大麦のタルトを食べます。あまり知られてないお菓子ですがこれも大変美味しいお菓子です。なんちゃってではなく本場の、本物のパスティエラを食べたらほっぺた落ちますよ。

おてだまさん、たしかに具材にジャガイモ入ってます💕ジャガイモから片栗粉作りって、私は小学生の頃理科の時間にやった記憶があります。幼稚園、小学生くらいのお子さんと一緒にやったら楽しそうですよね♪
料理にもお菓子にも使うのなら、りんご?と予測されたケイチェルおじさま。断面からうっすら見えているのはジャガイモでした。ジャガイモは大地のりんごですからね🍎こうやって見るとジャガイモとりんご似てるなぁって思います♪
おじさまのりんごのお菓子、記事を楽しみにしています😊

不定期実施のクイズおよび予測ゲーム(?)、今後も皆様のご参加をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします✨

材料

10.2㎝×8.5㎝×5㎝の型12個と揚げパン6個分

・強力粉 500g
・砂糖 30g
・ドライイースト 10g
・塩 10g
・卵 2個
・水 卵2個と合わせて270gになるよう計量する。
・バター 50g
・打ち粉 適量
リコッタ
・牛乳(乳脂肪4.6%くらいの濃いもの) 1ℓ
・リンゴ酢 25g
・塩 5g
その他の具材
・ジャガイモ 450g
・赤タマネギ 90g
・ニンニク 1かけ
・ローズマリー 3本
・エキストラバージンオリーブオイル 大さじ3
・塩 ひとつまみ
・コショウ 少々
・水 100g

・揚げ油 適量
・艶出し 卵黄1個と牛乳大さじ1を混ぜ合わせたもの


作り方

1.強力粉、砂糖、ドライイースト、塩をミキサーにかけて混ぜ合わせる。
ミキサーはまず低速で。ここに卵液を半分加えて、残りの卵液も少しずつ加える。さらに高速にして5~6分程まわす。そしてバターを3回に分けて加える。バターがきれいに混ざったらミキサーを止める。

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↑ パン作りの味方。卓上ミキサー。

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↑ 生地を混ぜ終わったところ。


2.バットに薄くオイルかバターを塗って1の生地を移し入れ、押し広げてラップをかける。これを常温で2時間醗酵させる。

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↑ ここから常温で2時間醗酵。


3.2の生地を発酵させる間に具材の準備をする。
まずリコッタ作りから。鍋に牛乳と塩を入れて弱火にかけ、90℃まで温める。温度計がなければ沸騰する手前まで温めるとよい。火を止めてリンゴ酢を加えて1度だけぐるっとかき混ぜる。蓋をして15~20分休ませる。その後目の細かいザルで濾す。
※チーズとして食べるのなら、濾したものを冷蔵庫で3時間程冷やし固める。これを切り分けていただきます。好みでコショウで味を調えても。おつまみに最適です。
※リコッタ作りで残った液はケーキ作りなどに使えます。残り液を使ったレシピもそのうちに紹介できればと思っています。が、いつになるかわからないのであまり期待なさらずに…

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↑ 沸騰する手前で火を止めて。
リンゴ酢を加えたら1回だけぐるっと混ぜる。

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↑ 蓋をして15~20分休憩。

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↑ リコッタできてます。

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↑ この容器があるといいですね。
お店で買ったリコッタの容器を再利用しています。
なんでも使えるものはとっておきましょう。

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↑ こんな感じに詰めていって、しばらく放置して水気を切ります。

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↑ リコッタ完成。


4.野菜を炒める。
ジャガイモは1㎝角のさいの目に切ってかるく洗って水気を切っておく。赤タマネギとニンニクはみじん切り。
フライパンにオリーブオイルを熱してジャガイモを炒める。5分通り火が通ったら、赤タマネギ、ニンニク、ローズマリーを加える。さらに塩とコショウを加えて8分通り火が通ったところで水を加える。水気がなくなるまで炒めたらローズマリーを取り除いて出来上がり。

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↑ ジャガイモはさいの目に。

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↑ 具材を炒めていきます

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↑ 水を加えて、その水気が飛ぶまで炒めていく。


5.3のリコッタと4の炒めた野菜を混ぜ合わせる。
※これはキッシュやルスティコのフィリングに使えます。ルスティコは南伊の惣菜パイでチーズ、ハム、ほうれん草入りなど様々なバリエーションがあります。

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↑ リコッタと炒めた野菜を混ぜて。
パンに包む具材の完成。


6.3の生地を次は冷蔵庫に入れて、さらに2時間醗酵させる。

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↑ 冷蔵庫で2時間醗酵させた後。


7.6の生地をさらに常温で30分発酵。

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↑ 常温で30分発酵した後。


8.作業台に打ち粉をふる。計量しながら切り分けていく。大きさは2種類。大きい方は1つ50〜60gで12個。小さい方は1つ35gで6個。(重さと個数は目安です) 切り分けて丸めたら15分程そのまま休ませる。

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↑ 計量して切り分けて、丸めていく。


9.大きい方は丸く伸ばして具材(約30g)を包み、とじ目を下にして型に入れる。小さい方も丸く伸ばして具材(約20g)を包みぱたんと折り曲げてふちを押さえてとじる。大は1時間半、小は45分それぞれ常温で発酵。乾燥防止のためオーブンの庫内で発酵させるとよい。寒い季節には醗酵時間を10分程延長すること。

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↑ 生地を丸く広げて具材をのせる。こちらは小さい方。

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↑ ふちをあわせて閉じていく。

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↑ 小さい方。この後45分発酵。

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↑ 大きい方。具材を包んで型に入れて。この後1時間半発酵。


10.小さい方を180℃の油で揚げていく。揚げ終わったらオーブンの予熱を始める。温度は190℃。この時醗酵中の生地をオーブンから出すのを忘れないように。

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↑ 美味しそうなきつね色に揚がりました♪

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↑ 揚げたてを召し上がれ~~

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↑ 揚げたてサクフワッ!中の具材がトロっと♪
たまりません~


11.大きい方は艶出しを塗って190℃のオーブンで16分焼く。様子を見て時間を調節すること。

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↑ 艶出しを塗って焼きます。

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↑ 焼き上がり。つやっつや!

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↑ 焼き立てのいい香り~~

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↑ パン生地フワッフワ♪
熱々をほおばる幸せよ~~

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↑ 具材も手作りならではの滋味あふれる美味しさ♪


生地作りと具材作りとそれぞれにちょと手間がかかりました。
でもそれだけの美味しさがあります。

なんといっても、やさしくて滋味あふれる味わいは手作りならでは。

生地をこねて、醗酵させて、そして焼き上げて、、
時間はかかるけれど、一つ一つの作業には楽しさや面白さもあります。

そしてパンが焼き上がる香りというのは幸せの象徴ではないでしょうか。
ちょっと大げさではありますがww
でもね、そう言ってもいいと思うんですよね。

そうそう、手作りのリコッタも。
材料はいたってシンプル。作り方も単純です。
まずはワインのお供として作ってみる、というのはいかがですか。

「ブリオッシュ惣菜パン自家製リコッタ入り2種」
時間がたっぷりある、さあ今日は何をしよう?という時におすすめです。

どうぞお試しください。


夫のパン作り。前回は甘いブリオッシュを紹介しました。

夫の料理シリーズ


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