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あたしときどきおもうの

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発達障害と知的障害がある息子の日常をメメントしてます。
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記事一覧

「カサンドラ症候群」のこと

※見出し画像は、「カッサンドラー」/イーヴリン・ド・モーガン画 この日になると思い出す 毎年、この日になると、松任谷由実の「誕生日おめでとう」が脳内再生されます。 今日は前夫の誕生日です。 こういう風に書くと、「死別?」みたいな感じがしますが、(多分)前夫は元気に存命だと思います。同い年なので、もういいオジサンになっているだろうと思います。 ここまで書くと、もうお分かりかと思いますが、ユキノジはバツイチでして。1度目は大学の同級生と結婚し、色々と気持ちの行き違いで、

あたし ときどきおもうの

6月雑感その1.金銭感覚 息子が作業所に通うようになって2カ月たちました。おかげさまで無断欠勤などもなく、まじめに作業に取り組み、他の利用者さんとも仲良くやっているようです。 最近、息子の金銭感覚というか「お金」の概念が弱いのではと心配になっています。 お給料の中からお小遣い制でいくらか渡しているのですが、どうも「○円使うと残りは○円」ということが良く分かっておらず、また、千円札1枚と100円玉10枚は同じ価値であることも今一つ理解していない様子。 作業所にある自販機

食べていい?食べたらダメ?

食物アレルギーのこと 2月21日の投稿「まいたけとマッシュルーム」で少し書いたのですが、息子にはナッツアレルギー(クルミ・ピーナッツなど)があります。 アレルギー食材としてはメジャーなので、避けやすいかと思いきや、意外とそうでもないのです。 ゴマダレなのにゴマじゃない 食堂のおばちゃんをしているのですが、ある日のメニューが「担々麺」でした。それに使っている担々ゴマダレスープ(業務用)の原材料名ラベルを何の気なしに読んでみると「アーモンドペースト」の文字が。 今まで、「

あたしときどきおもうの

実家帰省しておもう。 先月の話で恐縮なのですが、約2年ぶりに私の実家に帰省した時の話です。 私の実家は、高速道路を使って約5時間と遠いのもあって、帰省は家族の一大イベントと化しています。 帰省するにあたり、荷造りは各自で行うんですが、問題なのは息子でして。 今回、自戒も込めてメメントしておこうと思います。 荷造りができない 宿泊日数分の着替えの準備に始まり、アウターのコーデ、洗面用具等々……。荷造り中ずっと「何を入れていいか分からない!」と文句を言っていました。こ

知的・発達障害児(者)のダイエットと健康管理

ハイスピードで増量 今日はなんでまたこんなトピックなのかというと、息子がここ1年くらいで激太り(10kgくらい)しまして、制服のスラックスや実習で着る作業着なんかが軒並みサイズアウトし、ちょっと涙目になっているからです。(卒業まであと半年なのに買い替え) 多分…週末などは私が横着をして、インスタント食品だの出来合いの総菜・弁当などで済ませてしまうことが多かったせいなのと、おやつの量が増えたからだと思います。 それで最近はインスタントもの・おやつの回数を減らし、低カロリー

あたしときどきおもうの

カテゴリー名を「ちょっと話そう」から「あたしときどきおもうの」に変更しました。2022.6~ 夜、NHKニュース9を流し見していたら、こんなトピックが流れてきました。 「母になって後悔~言葉にしてはいけない思い語りだす女性たち」 どういうこと?、とそのまま見入ってしまいました。 トピックの大もとはこの本のようです。 トピックの大まかな内容は、 母親へのアンケート調査で浮かび上がった、 子育て大変、喜びに感じられない 良い母親でいることのプレッシャーやそれに関す

レスパイトは、大事。かも。

先日、息子が修学旅行に行ってきました。コロナの流行も落ち着いてきたため、感染対策をとったうえで、県内での旅行となりました。 我がおんせん県には無敵の「地獄めぐり」というコンテンツがあるので、それを中心にした旅程です。 しかしまぁ~、ナンですなぁ~(桂小枝師匠風) 息子が不在の2日間、家の中が静まり返っていましたね…。ほんとに。凪状態とでもいうのか。 不適切発言がないので、作業に集中できる・かんしゃくをなだめる必要がない・あらゆることに小言を言わなくていいetc.etc.

親亡き後は…。

ブログ「コネタノート」より。 昨日、新聞を読んでいたら、こんな記事が目に留まりました。 知的障害者の同意なし 警察のDNA採取神戸地裁が「違法」 大分合同新聞2019年3月14日朝刊より かいつまんで記事の内容を紹介すると、 ◆2015年10月、重度の知的障害と自閉症を持つ男性(41歳)が、とある公園そばの地蔵尊でろうそくや線香に火を付け、ポリ袋を燃やすという事件を起こした。 ◆ガイドヘルパーと一緒ではあったが、ヘルパーが目を離したすきに男性は火を付けてしまった。

「割り算と時計の実務」

※夏に、ネタ帳に残しておいたものから※ 夏休みにはいり、息子は毎日まじめに宿題に取り組んでいます。 漢字の書き取りと、算数のプリントが出されています。 漢字はともかく、算数プリントに苦戦しています。 内容としては、小学4年~5年の問題です。(うちの息子は現在中学2年生ですが、読み書きは小6程度、計算は小4程度) 例えば、 46人のクラスで遠足に行きます。7人乗りのバスを使って行くとすると、みんなが乗るためには何台のバスが必要ですか。 という問題があります。 式は、

ちょっと話そう

わたくし、ユキノジには、発達障害と知的障害を持つ男の子がいます。 現在、支援学校に通っています。 正直、しんどい事が多い。苦笑 息子の日常を通じて思った事などをメメントしています。 「言い換え辞典が欲しい」この夏、息子が誕生日を迎えました。14歳になったので、本来ならエヴァンゲリオンに乗れる年なんですけどねー。(乗らないですけど 汗) それはさておき。 発達障害の子供を育てていると、必ずぶち当たるのが「言い換え問題」だと思います。(アドリブで作りました) 例えば、「ちょ

「ホワ~イ、 プログラミング?!」

(これは、私の過去のnote "ローマ字入力なんてっっ!" のスピンオフ的なコラムです) 2020年から小学校でプログラミング授業が導入されるということを知り、何かしら息子の余暇活動に役立つかな?と、書店で「スクラッチ」の入門書を購入し、練習してみることにしました。 「スクラッチ」というのは、難しいコードを入力しなくても、パズル状のビジュアルをしたブロック(これに命令が書かれている)を並べて、ゲームや、絵を描く・作曲等々のプログラミングを作るものです。 難しいプログラミ