暗記型の受験勉強をしていた末路

私は受験を始め、暗記に頼った勉強をしていたことに後悔をしています。
暗記型受験で、今仕事でどんな悪影響を感じているのか。これをnoteしました。

読者の方に、中高生はいないでしょうが…
子育てをされている方の参考になればと思いながら(自分にとっても、将来親として子供を育てるため)綴ります。

このnoteの構成:
私について
・私の受験の仕方
・暗記型勉強のデメリット
・暗記型勉強のメリット
・各受験科目の意味
・暗記型勉強をする子供を減らすために

「いつやるの?今でしょ」の林修先生は書籍の中で受験勉強の目的をこう語る。


受験の目的:「創造と解決」。この2つの能力を身につけるため。

この話を聞いて、今自分が仕事でしていることそのものでないか…と感じた。そう考えた時、受験勉強の仕方を反省しておきたいとも思ったのです。

私について:
学歴でいうと私立のいわゆる「一流大学」を出ています。
大学には東大・京大落ちの人が数多くいた。
学校のカフェテリアでは、「あと◯点で東大受かってたんだよ」なんて声をよく聞いた。
そんな中、私は暗記型の勉強をして、第一志望に運良く滑り込んだ人。
「受験の目的=合格」だったので、目的を達成した私は受験勉強の反省なんてこれまでしてきませんでした。

私の受験の仕方:
社会人になって、勉強の仕方に後悔を覚えている。
「考えよう!」ではなく「覚えよう!」という頭で勉強をしていたことに。

努力はした。絶対に第一志望に合格するという執念があったため、勉強は1日8時間位はしていたのではないか。

暗記型勉強のデメリット:
社会人になって以来、以下のような影響が生じていると思う。

・情報を受け止めることに必死になってしまう。
・問われていることの把握に必死になってしまう。
(単語の穴埋めや選択肢勉強の結果)
・自分がどう思うか考え、即座に意見を伝えることが今は得意ではない。
・考える、粘ることに相当なエネルギーを要する。

これは、暗記型勉強の結果の支障だと感じている。
数学は、公式を覚えて、単純に当てはめていただけだったように思う。わからないことに粘り考えず、時間がないのですぐに答えを見ていたように思う。(青チャートとか)

考えるにも、考えるための型や知識を覚えることが必要だ。
ただ「覚える」ことに特化しすぎたせいで、こういった悩みを抱えていると思う。

暗記型勉強のメリット:
念のため、よかったことも記録します。
それは、記憶力が異常に良いということ。
人のバックグランドや、話していたことを容易に覚えることができる。
その結果、コミュニケーションが円滑になる。
(こんなことも覚えてくれていたんだ!という喜びを相手に提供できる)

覚え方も、世界史の勉強時と同じように「連想型」でキーワードが頭の中でくっつき合っているようですが。「ぷよぷよ」の連なりのように。


各受験科目の意味:
立ち返って、簡単ですが各科目を勉強する意味を考えてみました。
(英語は国語と実質同じだと考えているため省略)

・国語:筆者が問うことを規定する
    文章(情報)の意味や内容を理解する
・数学:目標を達成する方法は1つでないことを知る。
    解を導く探究心を培う。
・社会:歴史の認識を持つ。
    人間の、過去の過ちを知る。(ストック型の知識)
    人間が社会を変えた、動かした背景や方法を知る。
    自分の生きる世界は想像以上に広いことを知る。
・化学:物事の因果関係を理解する。

(国語算数社会理科で言った方が腑に落ちたかもしれない)

暗記型勉強をする子供を減らすために:

親含め、教育に関わる全ての大人が、「考える」環境を作る。それが大切だと思う。

これからは、予測不能な社会になる。

その時必要なのは、自分の頭で考え、解を出せるようになることだと思う。

とすると、暗記だけで勉強する子供は、将来苦労すると思うのです。

日常でも息を吸うように、考え続ける習慣をつけるべきだと思う。

子供には「なんでなんで期」があるが、そこでも「自分はどう思う?」と考えさせる。それに対して、議論をしてあげる。または、考える視点を与え、ファシリテートしてあげる。

将来自分に子供ができた時は、自分と同じ過ちをしないように覚えるより「考えるため」の勉強を意識的にさせてあげたいと思う。

そしてその重要性に

「自分で気づく」。

この経験を作ってあげたいと思う。

自分は、両親から教育に時間とお金を注いでもらった方だと自認している。母親には仕事をやめてまで家で勉強を教えてもらったし、父親にもわからない問題を教えてもらった。

「考える」勉強をする機会を自分で作れなかった、と思った。

この考え方は、私たち社会人にとっても生きると思う。
学ぶことに、終わりはないから。
アラサーな私はもう一度立ち返って、学びの姿勢を見直してみたいと思う。


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