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兵庫4区 保守の牙城巡る元彦根副市長の中堅議員、維新からの挑戦 #85【選挙解説】


①兵庫4区のエリア

  • 神戸市

    • 西区

  • 西脇市

  • 三木市

  • 小野市

  • 加西市

  • 加東市

  • 多可郡

②元総務官僚で副市長経験者の地盤

兵庫4区は当選4回の自民党所属衆議院議員、藤井 比早之氏の選挙区です。
藤井氏は総務省出身の国会議員で2009年には彦根市の副市長を務めた経歴もあります。そして2012年の衆議院選挙で初当選し、内閣府副大臣やデジタル副大臣、今は党の外交部会長を務めています。
菅政権での縦割り打破を支えた副大臣でもあります。
この兵庫4区では中心の神戸市の西区と6自治体を合わせた選挙区であるため、自民党が強い地盤です。

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)

ここで候補者を紹介いたします。なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。
自民【現職】藤井 比早之候補(52歳)[4期]
維新【現職】赤木 正幸候補(48歳) [1期]
立憲【新人】今泉 まお候補(44歳)
共産【新人】日比 優子候補(63歳)

④兵庫4区の強敵は維新の会

今回の選挙では立憲は前回出馬した今泉 まお氏を擁立しました。
今泉氏は前回の総選挙で53,476票を獲得し、維新とは6,000票差で落選しました。
しかし今回は共産党が看護師で女性候補を擁立したため、女性票と左派票の分散が起きてしまうでしょう。そうなると立憲候補が勝利するには無党派層の獲得が必須条件ですが、維新の会の躍進がある中で難しい立場とも思えます。
維新の会は赤木 正幸氏ですね。赤木氏不動産会社代表やIT会社代表を務め、維新の会でも身を切る改革にぴったりな人材かと思えます。
前回の選挙で比例復活で初当選しましたが、59,143票からの上積みをどれほどできるかが課題でしょう。藤井氏は11万票を獲得しているため、保守層だけでなく無党派層もがっちり固めつつあります。
そうした中で維新の会はこの兵庫の地で勢いをつけ、小選挙区で勝利できるか?
注目ですね。

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