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静岡3区・選挙の苦労人同士の戦い 命運を分ける共闘の実現は? #59【選挙解説】



①静岡3区のエリア

  • 磐田市

  • 掛川市

  • 袋井市

  • 御前崎市

  • 菊川市

  • 周智郡

②当選と浪人の苦労人、二連続当選なるか!?

現在、この静岡3区は小山 展弘衆議院議員の選挙区です。小山氏は松下政経塾、農林中央金庫職員で2009年で初当選を果たした当選3回の衆議院議員です。しかし2012年の自民党政権奪還時には落選し、2014年には比例復活で再び国政入り、さらに2017年にまた落選し、2021年には立憲民主党の候補として静岡3区に出馬し、野党統一候補として挑みました。また小山氏の応援に現職の野党系知事の川勝静岡県知事が参戦したことで、念願の3度目の国政入りを果たしました。
繰り返しの浪人期間を見てみるとドラマがあって、意外と驚きの事実です。

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)

ここで候補者を紹介いたします。なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。


立憲【現職】小山 展弘候補(47歳) [3期]
自民【現職】宮澤 博行候補(48歳) [4期]
維新【新人】釜下 由佳子候補(42歳)

④自民の反撃が始まる

今回、維新の会が既に候補者を擁立する方向を固めた結果、三つ巴の戦いとなりました。また県内での川勝知事の評価や野党系の知事や市議や県議の力が必要です。
そして自民候補は宮澤 博行氏ですね。宮澤氏もまた苦労人であり、就職浪人やさまざまな職を転々としました。その間、運命的に巡り合わせた高校の同窓会の先輩の磐田市議に会い、磐田市議を目指し2003年に初当選を飾りました。
磐田市議を3期務めた後は2012年に国政入りし、現在は当選4期で今回の内閣改造で防衛副大臣となりました。
ただ前回の選挙では比例復活となり、初当選から3期連続で小選挙区を当選していた宮澤氏にとっても、有権者の判断が見えた結果でしょう。今回の選挙では前回の悪い部分をどう転換し、有権者の期待に答えていくが問われるでしょう。
果たして再び小選挙区での当選を飾れるかが注目ですね!
維新の会は釜下 由佳子氏です。釜下氏は日本手芸普及協会刺繍師範・講師であり、今回は維新の会の勢いをどう活かしていくがが問われるでしょう。
特に野党第一党の変化はこの選挙で決まるかもしれません。

⑤臨時国会が始まります

さて明日から臨時国会が始まります。

  • 衆議院議長の交代へ

  • 減税と給付金

  • ライドシェアの是非

  • 旧統一教会の解散命令請求後の財産保全

  • その他(大麻取締法改正案や給与法改正案、官報の電子化etc)

こうしたことが焦点ですね。
まず衆議院議長の交代はなぜか日本もアメリカも同時期に下院の長が交代する自体となりましたが、日本の方は党議拘束があるので早く決まります。
衆議院議長は細田議長から額賀元財務大臣へと交代します。
続いて減税と給付金については、現状給付金の方の多く「減税」や「税収増」というワードをうまく体現できるシステムを形成できるかが問われるでしょう。
ライドシェアに関しては菅前総理の発言から進み、河野大臣や党内の国会議員からの声が増えていったものかと思います。おそらく万博前で観光誘致のために日本としてもライドシェアを解禁してアピールしたい部分もあります。しかし当然、タクシー業界からの反発も大きく、賛否はあります。
旧統一教会の解散命令請求後の財産保全に関しては野党からの発言により政策に影響されたものでしょう。
ついに解散命令請求がなされましたが、果たして財産保全できているがが課題です。
現状、現行法or新法のどちらかでしょうが、今国会で成立できるかが注目でしょう。その他の法案は医療大麻の合法化などありますが、他にも見送られた日本版DBS法案の見送りやセキュリティクリアランスなど色々と法案があります。
また解散があるかどうかも注目ですね。

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