フランスの独自外交とは?フランス内政の行方とともに解説
フランスという国
フランスという国は狡猾かつ独自の外交を
行っている国です。
日本にとっては大変不思議な国であり、
独自の文化も持っています。
例えばバカンスという大規模な休暇も
フランス独自の文化です。
今回はフランスという国の独自外交について解説していきます。
今回、フランスはGWの時にアジア二カ国が訪問しました。
まずは日本、そして中国です。
中国は習近平主席が国賓訪問されましたが、
日本の方が習近平主席よりはやくフランスに到着し、
マクロン大統領と会談しました。
しかも今回の外交の成果は安全保障です。
フランスの外交
日本・・・ 自衛隊とフランス軍の円滑化協定(安全保障)
中国・・・フランス製ブランデーの輸入・フランス国内にEV電池工場を創設(経済)
つまりフランスは欧米と軍の協力は結ぶも、
中国との経済協力は強化する意図があります。
得にフランスは2027年までにEV販売を4倍増を目指すことで、
欧州内でもEVでトップの経済圏を構築するにも、
EVのシェアが大きい中国との協力はしたいところです。
BYDは日本や欧米など世界的に進出している自動車製造メーカーであり、
近年は確実にシェアを伸ばすと言われています。
比亜迪股份有限公司(BYD)は安価な価格と性能で魅力を博し、
EVはまさに世界を揺るがす市場でしょう。
ただ近年は中国の過剰生産が欧米市場の市場価格を下げ、
競争環境に問題があります。
過剰生産とは生産が市場の需要を超える状態を指し、
市場価格を崩壊させます。
例えば自動車の場合、中国が価格を数百万円安くし、
大量生産すれば間違いなく市場価格はより下がり、
顧客の大半も中国の自動車を購入します。
その打開策としては関税もありますが、
関税をあげても中国製品の需要は
まだ根強いと言えます。
フランスの内政
今まではフランスの独自外交についてお話ししましたが、
これからは内政についてもお伝えしたいと思います。
現在のマクロン大統領は現在2期目であり、
再生の大統領です。
再生とはマクロン氏が作った中道政党で
マクロンは現在名誉党首を務めています。
なお再生は下院の国民議会において、577議席中、172議席をもち
単独過半数持っていません。
そのため急進党と地平線の3党と連立し、250議席を占めるものの、
野党に過半数を握られている状態です。
ねじれ議会となり、一部法案の通過能力を失うものの、
なんとか法案を成立させるに至っているようです。
特にフランスにおいて注視するべきは、
極右政党の国民連合でしょう。
国民連合はマクロン大統領と幾度も戦ったルペン氏がいることから、
要注視するべき政党です。
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