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地域おこし協力隊卒業後にゲストハウスという選択肢

最近、地域おこし協力隊の卒業後として、ゲストハウスや宿というカタチが広がっているように感じる。特に、データなどを取っているわけではないけども、兵庫、徳島など知り合った協力隊が宿を始めようとしているという話を聞く。そして、県の研修に行っても、必ず何人かはゲストハウスをするという話を聞く。


地方に移住して暮らしていく中で、多かれ少なかれお金を稼ぐということが必要になる。地域おこし協力隊という仕事は、ベーシックインカムとしては、とてもありがたいが最長3年間。

デザイナー、建築士、WEB関係、アーティストなど、専門的な技術でどこでも仕事ができるみなさん(僕は特殊能力者と思っている。)でないと、地方で生きていけないのか。サテライトオフィスとかそういう類のみなさん。ただ、そうではないとも思うし、どちらかと言えば、私はそういう専門性はない。(Word、Excel、PowerPointを使えて書類作成などの事務処理やプレゼン、書類作成が人よりちょっとできるだけ。)

と、少し話はそれたけれど、地域おこし協力隊の卒業後の選択肢の一つとして、ゲストハウスが広がってきている。地域でゲストハウスをやろうとか、インバウンドを取り込もうとか、空き家や古民家を活用しようとか、そういう研修も増えてきているのでそれが影響しているのかもしれない。私も宿をやると決めた後に、いろいろと勉強するために地域おこし協力隊の活動費でゲストハウスの研修に参加させていただいた。(なかなか大きな金額のため、正直、実費では絶対に参加しないと思う。参加できない。)私が参加したときは、沖縄や高知、徳島など参加者のほぼ全員が地域おこし協力隊。

人との交流が好きなどいろいろと始める前の前提条件はあるけども、仕事の選択肢が少ない田舎で、特殊能力を持たない人にとって、稼ぎのひとつの手段なんだと思う。

うちの場合は、淡路島に来る前から2人で人がふらっと立ち寄れる、人が集まる場所を作りたいねって。宿もできたらいいねーっていうなんとなく話していたというくらい。そのなかで、偶然巡り合えた家が、みつばちを飼えて、宿ができそうな家がついてきて、おっこれはやってみるか。(他にもいろいろあるけどもざっと伝えるとこういう感じ)

ということで、物件との出会いとか、初期費用が掛かるとかいろいろあるけど、比較的進めやすいのがゲストハウスということなのかもしれないと自分では解釈してる。(いやーそれにしても、改修にはなかなかお金かかった。ほんと大変だった。)

そして、ゲストハウスという形態は、これまでのバックパッカーが立ち寄るとか、一人旅で出会いを求めるみたいなカタチからは変化しているとは感じている。このサイトのゲストハウスとはって詳しく書いてある。

ゲストハウスという言葉には明確な決まりはないので、何とも言えないが、この「ゲストハウス」という言葉が流行りみたいであんまり得意ではない。ということもあり、草地家は宿の名称も「草地家」です。


この地方にゲストハウス(宿)があるという需要について考えると、ここ数年で、まちから田舎にふらっと行ってみようっていう敷居がかなり低くなったというのがあると思う。

震災以降、移住ブームがあったり、若者が地方で活躍したり、この何年間かで積みあげてきたものがあって。単に田舎に行くというよりも、その人に会いに行く、その動きに関わりに行く、おもしろいイベントに参加するという感じなんだと思う。なので、一人旅というのではなくて、数人のグループのような感じだと思う。私も岡山にいたときは、そういう目的で、友人や今の相方と岡山の山奥に向かって行っていた。

そのなかで、この観光地である淡路島にある自分たちの宿はどういう人が来るのかっていうことはまだわからないけども。自分たちのやっていきたいこともあるし、自分たちの思うスタンスもあったり、こんな人に来てほしいなっていうのもあったり。みつばち屋の宿部門みたいにしたい。


と、晩酌しながら書いているので、何を書きたいのかって言いにくいんだけども、地域おこし協力隊の進路⇒地域ゲストハウスみたいになっているのが、ちょっと流行りみたいでなんだかなーって思う今日この頃。そして、そのなかに自分がいるという現実。

うーん、みんながやっていることの半歩だけ先にいきたいと。もっと情報を収集して、時代の流れを感じて、もう少し先を見据えながら、ゆらゆらと変化していきたいと思うのです。

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