マルクスの亡霊~中国はどこへ行く。
これは70回目。イデオロギー全盛の時代はとうに終わってしまいましたが、まだしがみついている大きな国が、すぐ近くにあるようです。
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イデオロギー(熱狂的な思想)が死んで久しい。日本では70年代の実存主義の流行以来、イデオロギーが日本の文化を席巻したことはない。世界的にも、イデオロギーは時代のダイナミズムの原動力になる機会が、ほとんどなくなった。
イデオロギーの時代にとどめを刺した最後の一太刀と言えるのが、米国の政治学者、フランシス・フクヤマの『歴史の終わり』という一