神不在のままで、それは可能か。
これは451回目。小説のお話です。昔から小説が取り上げる題材の中で、一番多いのが恐らく愛です。それは恋愛のような一対一の愛もそうでしょうし、不特定多数への愛もそうでしょう。十把一絡げに愛、ということで考えてみます。
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歌謡曲でもそうだ。やはり人間、一番日常生活でこだわるのはこの愛なのだろう。
非常に混同しやすいが、恋(好き、嫌いの感情)と、愛とは違う。いや、違うものだと定義して考えてみよう。前者はきわめて情緒的、感情的、生理的な問題で、良い悪いを斟酌する隙(すき)