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大富豪の資産ランキング

これは429回目。お金持ちというレベルの話ではありません。ほとんど権力と同義語です。

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ネットをふらついていると、いろいろな数字が目に飛び込んでくる。

歴史上の大富豪の資産を、現在価値に換算するといくらだろうかというランキングがあった。

それによると、

一位 ジンギスカン(1162-1227) 100兆ドルだ。つまり、1京円以上になる。「京」という桁数が、そもそもわたしなどには想像できない。1兆円の1万倍ではないか。

日本の国家予算が100兆円前後である。その100倍の資産に相当するということだ。

二位はインドのアクバル帝(1542-1605)。21兆ドル。ざっと2200兆円。世界のGDPの四分の一だ。

さすがに、昔まで遡ってみると、こうした桁外れの資産を専有した人間がいるのだ。征服につぐ征服、虐殺につぐ虐殺、略奪につぐ略奪はこういう極端な資産の偏在を許す。

一位、二位ともアジアということになる。三位にようやく欧州勢が出てくる。ローマ帝国初代皇帝オクタヴィアヌス(BC63-AD13)だ。彼で4.6兆ドル。つまり480兆円。だんだん日本の国家予算に近づいてきた。

四位、さすがにアメリカ人が登場する。ジョン・ロックフェラー(1839-1919)だ。彼で3360億ドル。つまり35兆円くらい。ここまで下ると、日本の国家予算を下回る。

後はもうどんぐりである。カーネギー、カダフィ(リビアの独裁者)、フォード、・・・マイクロソフトのビル・ゲイツなどかわいいものである。1360億ドル。14兆円である。

ふと気づく。あれ、ロスチャイルドが無いぞ。

恐らく個人名義ではないか、正直過去のデータではいったいどのくらいの資産であったかは、よくわからないのだろう。

ただ、別のネットで驚くべき数字が上がっていた。現在のロスチャイルドないしはその一族の総資産である。

なんと、8垓ドルだという。800垓円だ。どこまでほんとの話か知らぬ。

「垓(がい)」である。中学のときに、桁数を無意味に覚えた人も多いはずだ。

10の0乗=一(いち)
10の1乗=十(じゅう)
10の2乗=百(ひゃく)
10の3乗=千(せん)
10の4乗=万(まん)
10の8乗=億(おく)
10の12乗=兆(ちょう)
10の16乗=京(けい)
10の20乗=垓(がい)
10の24乗=秭(じょ)
10の28乗=穣(じょう)
10の32乗=溝(こう)
10の36乗=澗(かん)
10の40乗=正(せい)
10の44乗=載(さい)
10の48乗=極(ごく)
10の52乗=恒河沙(ごうがしゃ)
10の56乗=阿僧祇(あそうぎ)
10の60乗=那由多(なゆた)
10の64乗=不可思議(ふかしぎ)
10の68乗=無量大数(むりょうたいすう)

この中の垓である。京の1万倍だ。意味がわかるだろうか。ほんとうなのだろうか。世界のGDP総額が10京円という話だが、こうなるともう計算できないわたしがいる。

これでは、好きなように世界地図を描こうとすれば描けるわけだ。さて一体この世界というものは、何なのであろうか。ジンギスカンも真蒼な現実が今ここにある。

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