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入門 AIと金融の未来・目次



はじめに
 3

第1章 AIは驚異的に進歩したが、万能ではない

1.なぜAIについて知る必要があるか? 38
•AIとは何ですか?
•私の生活にはAIは関係がなさそうに思えるのですが、
なぜAIについて知る必要があるのですか?
•AIは、これまでのコンピュータと何が違うのですか?
•「機械学習」や「ニューラル・ネットワーク」とは何ですか?
•「ディープラーニング」とはどのような手法ですか?
•機械学習の方法は、ニューラル・ネットワークだけですか?
•機械学習の方法は、ニューラル・ネットワークやベイジアン・ネットワーク以外にもありますか?
•機械学習によれば、何でも自動的に学習できるのですか?
•AIは万能なのですか?
•では、「AIはあまり重要でない」と考えてもよいのですか?
•「人間にやさしいAI」が必要と思いますが、どうでしょうか?

2.金融で用いられるAIの手法 54
•「プロファイリング」とは何ですか? 
また、金融ではどのように利用されるのですか?
•「フィルタリング」とは何ですか? 
また、金融ではどのように利用されるのですか?
•プロファイリングやフィルタリングは、金融以外ではどんなところに使われていますか?
•どんな分野でも人間は要らなくなってしまうのですか?

3.フィンテック、ブロックチェーン 60
•フィンテックとは何ですか?
•ブロックチェーンとは何ですか?
•ブロックチェーンと金融とのかかわりはどのようなものですか?

4.データサイエンス、データ駆動型科学 66
•「データサイエンス」とは何ですか?
•ビッグデータとは何ですか?
•ビッグデータのサイズは、
これまでのデータに比べてどのくらい大きいのですか?
•「データ駆動型」に問題はありますか?
•「非構造化データ」とは何ですか?

第2章 金融業務へのAI導入がなぜ急務か

1.金融業務へのAIの導入と、それが必要な理由 74
•金融機関業務へのAI活用の実例には、どんなものがありますか?
•AIによって一番大きなインパクトを受ける銀行業務は何ですか?
•AI導入の背景として銀行の収益の減少が指摘されますが、実情はどうなっていますか? 
•銀行収益はなぜ低下しているのですか?
•銀行は収益減に対してどのような対策を取ろうとしているのですか?
•AIの導入は、金融機関の雇用にどんな影響を及ぼしますか? 
銀行で大失業時代が起きることはないですか?

2.金融機関のAI活用とデータの問題 84
•「AIの活用にあたってはデータが重要だ」といわれますが、
それはなぜですか?
•プロファイリングのためには、どんなデータが必要とされるでしょうか?
•銀行によるビッグデータ関連の取り組みとしては、
どんなものがありますか?
•日本の金融機関はビッグデータを用いるAI活用を実現できるでしょうか?
•日本の金融機関がビッグデータを利用する場合に
必要とされることは何ですか?
•金融にAIを用いる場合、データ入手以外の問題は何ですか?

3.大手IT企業の金融業進出 92
•大手IT企業が金融業に進出するといわれていますが、
実情はどうですか?
•Amazonが貸付を行なっているそうですが、本当ですか?
•Amazonが預金や仮想通貨発行などの金融業務に
進出する可能性はありますか?
•ネオバンクとは何ですか?
•銀行APIとは何ですか?

第3章 AI融資審査の可能性とハードル

1.AIによる信用審査が注目されている 100
•AIによる信用審査とは何ですか?
•AIによる信用審査は、金融機関やそこで働く人には、どのような影響があるのでしょうか?
•AIによる融資審査の実例にはどんなものがありますか?
•中国でのAIによる融資審査の実例にはどんなものがありますか?
•日本におけるAI融資審査の実例にはどんなものがありますか?

2.AIによる信用審査とこれまでのスコアリングとの違い 107
•アメリカのFICOスコアとは何ですか?
•日本での信用度スコアリングへの取り組みはどうだったのでしょうか?
•スコアリング融資の成績はどうだったのですか?
•AIスコア・レンディングは、従来のスコアリング融資とどこが違うのですか?

3.AIによる信用スコアリングの課題 112
•どんな融資対象にも利用できますか?
•AIによる融資サービスによって
利用者が得られるメリットはどんなものですか?
•AIによる審査技術が、社会に新しい問題をもたらすことはないでしょうか?

第4章 AIは株価予測や資産運用ができるか?

1.AIで株価を予測できるか? 118
•AIによる資産運用が、なぜ注目されているのでしょうか?
•AIで株価を予測する試みとしては、どのようなものがありますか?
•AIによる株価予測は、従来の「テクニカル分析」とどこが違うのですか?
•AIによる株価予測は、
従来の「ファンダメンタルズ分析」とどこが違うのですか?

2.AIクオンツファンドの成績 125
•クオンツファンドやクオンツ運用とは、
どのようなものですか?
•AIを用いるクオンツファンドには、どのようなものがありますか?
•AIが運用する投資信託にはどのようなものがありますか?
•AIとビッグデータを用いるファンドの成績はどうですか?
•ロボアドバイザーとは何ですか?

3.AIが資産運用で成績が悪い理由(その1) 簡単に真似されてしまう 132
•市場価格の予測から利益を得られないのはなぜですか?
•どんな市場でも超過利益を挙げ続けることはできないのですか?

4.AIが資産運用で成績が悪い理由(その2) パッシブ運用が最適 136
•ファイナンス理論は、投資法について
どのようなアドバイスをしているのでしょうか?
•アクティブ運用とパッシブ運用のどちらの成績がよいのですか?

5.資産運用にAIを用いることの影響 141
•資産運用にAIが使われるようになれば、
我々はどのような利益を得ることができるのでしょうか?
•この技術が広く使われるようになれば、
金融機関や経済全体にどのような効果があるのでしょうか?
•この技術が、新しい問題をもたらすことはないでしょうか?

第5章 保険の世界で大変化が起きる

1.いま保険業で起きている変化の本質 148
•AIやブロックチェーンは、保険にどんな変化をもたらしますか?
•この変化は、どれほど大きな変化なのでしょうか?

2.AIを用いるテレマティクス保険 151
•「テレマティクス保険」とは何ですか?
•「テレマティクス保険」の特徴は何ですか?
•AIを用いる医療保険にはどんなものがありますか?

3.AI保険を実現する条件や問題点 155
•テレマティクス保険を実現するための条件は何ですか?
•AIを用いる保険はどこがよいのですか?
•新しい保険が普及するようになれば、
我々の生活はどのように改善されるのでしょうか?
•新しい保険が普及するようになれば、
保険業界にはどのような影響があるのでしょうか?
•「ライフログ」を保険会社に提供することによるリスクにはどんなものがありますか?

4.「P2P保険」などの新しい保険 161
•「P2P保険」とは何ですか?
•P2P保険の実際の例としてはどんなものがありますか?
•「パラメトリック保険」とは何ですか?
•「マイクロ保険」とは何ですか?
•「オンデマンド保険」とは何ですか?

第6章 金融機関業務の大規模な省力化が進む

1.顧客対応を自動化する 170
•AIによるコールセンターの自動化は、どの程度進んでいますか?
•RPAとは何ですか?
•自動化技術が広く使われるようになれば、
我々の生活はどのように便利になるのでしょうか?
•自動化技術が広く使われるようになれば、
金融機関や経済全体にどのような効果があるのでしょうか?
•自動化技術が、新しい問題をもたらすことはないでしょうか?

2.AIによる不正検知と不正防止 176
•AIでどのような不正を検知するのですか?
•AIで、具体的にどのような仕組みで不正検知をするのですか?
•この技術が広く使われるようになれば、金融機関にどのような効果があるのでしょうか?
•この技術が、新しい問題をもたらすことはないでしょうか?

3.ブロックチェーンを金融に活用する 181
•ブロックチェーンの導入で金融業務の効率化を図る試みとしては、
どんなものがありますか?
•ブロックチェーンは銀行の基幹業務にも応用できるそうですが、
どのような試みがなされていますか?
•どの程度のコスト削減が可能になるのでしょうか?

第7章 キャッシュレス社会の衝撃

1.キャッシュレス社会への大きな流れ 186
•電子マネーと仮想通貨はどう違うのですか?
•中国で電子マネーが爆発的に広がっていると聞くのですが、
その実態はどうなっていますか?
•アリペイは日本に進出してくるでしょうか? 
•スウェーデンでもキャッシュレス化が進展しているそうですが、
その実態はどうなっていますか? 
•日本でのキャッシュレス化の進展度合いはどうですか?

2.様々な仮想通貨の現状 194
•仮想通貨を巡る制度の現状はどうなっていますか?
•ビットコインの価格動向はどうですか?
•価格高騰はどのような問題をもたらしましたか?
•仮想通貨「楽天コイン」の発行構想はどうなっていますか?
•メガバンクの仮想通貨とは何ですか?
•メガバンクの仮想通貨計画の進捗状況はどうですか?
•中央銀行による仮想通貨発行計画はどうですか?
•中央銀行が仮想通貨を発行すると、社会にはどんな影響がありますか?

3.電子マネーか仮想通貨か? 204
•未来の通貨は、どれが主導権を握るのでしょうか?
•メガバンクの仮想通貨はどんな役割を果たしますか?
•中国はいかなる通貨体制を選択するのでしょうか?

4.キャッシュレス化のメリットとデメリット 209
•キャッシュレス化が普及すれば、我々の生活や金融機関にはどのような効果があるでしょうか?
•キャッシュレス化が普及すれば、経済全体にはどのような効果があるでしょうか?
•キャッシュレス化が、新しい問題をもたらすことはないでしょうか?
•「マイクロペイメント」とは何ですか? 
それによって、どんなことができるのですか?
•マイクロペイメントを実現するための条件は何ですか?

第8章 フィンテックによる新しい資金調達

1.クラウドファンディングとソーシャルレンディング 216
•「クラウドファンディング」はなんですか?また、どんなものがありますか?
•なぜソーシャルレンディングが急成長しているのですか?
•日本での「ソーシャルレンディング」にはどんなものがありますか?
•日本での「ソーシャルレンディング」にはどんな問題点がありますか?

2.ICO(イニシャル・コイン・オファリング) 223
•ICOとは何ですか?
•フィンテックによる新しい資金調達方法は、株式会社制度からの決別なのでしょうか?

3.ICOのメリットとデメリット 226
•ICOが広く使われるようになると、
金融機関や経済全体にどのような効果があるのでしょうか?
•この技術が、新しい問題をもたらすことはないでしょうか?
•ICOは禁止されたと聞きましたが、その実情はどうなっていますか?
•国や地方団体によるICOはありますか?
•日本では、地方公共団体によるICOの計画はありますか?

第9章 中国AIの恐るべき実力

1.中国におけるフィンテックの現状 234
•中国のフィンテックの状況はどうですか?
•「BAT」とは何ですか?
•アリババとはどんな企業ですか?
•アリペイの顔認証とは何ですか? 
•テンセントやバイドゥはどんな企業ですか? 
•中国では仮想通貨はどうなっているのですか

2.中国のフィンテック急成長の理由 241
•中国のフィンテックはなぜ成長したのですか?
•「リープフロッグ」現象とは何ですか?
•中国のフィンテックでの大手IT企業の参入状況はどうでしょうか?
•中国のフィンテック人材はどうですか?
•ビッグデータの利用可能性の点ではどうですか

3.中国の特殊な国家体制との関係 248
•中国の現状に問題・危険性はあるのでしょうか?
•アメリカとの対比ではどうですか?
•各国政府はこの流れを規制しようとしているのでしょうか?

第10章 日本の金融はAI時代にどう対応すべきか

1.日本におけるキャッシュレス化の進展と問題点 254
•日本でのキャッシュレス化はどうなっていますか?
•このままだと、アリペイやウイーチャットペイに征服されませんか? 
•日本は、中国の状況に対してどう対応すべきですか?

2.日本ではなぜ金融における新技術の導入が後れているのか? 25
•日本では、銀行などの伝統的な金融業の力が強すぎるのではないでしょうか?
•日本では、規制が新技術導入の妨げになっている面はないですか?
•フィンテック関係の法整備はどうですか?
•仮想通貨に対する規制の状況はどうですか? 
取引所に対する規制は強まっているのですか?

3.人材の問題 263
•日本の人材は大丈夫ですか?
•日本の高等教育の体制は大丈夫ですか?

索引 269


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