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南三陸町にて

海が見えるところに旅行したいという夫の希望を受け、GOTOを利用して、南三陸に行ってきました。南三陸と言えば、東日本大震災の時に甚大な被害にあい、有名になってしまった場所。一度は行ってみたいと思っていた。

岩盤の上に立つ海にポツリとそり立つホテルの海が見える露天風呂や部屋の様子が魅力的。

コロナもあるし、ホテルでのんびり。
そんな軽い気持ちでした。

仙台から100km。
着いてみると予想を裏切る目の前に広がる海のすごさ!
そして、部屋の窓すぐ目の前までくるウミドリが可愛い!
何より、露天風呂は、海を堪能できるステキな場所でした。
過去イチの心地よさと言って過言ではない!

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そんなステキな場所。
震災のことも色々と考えさせられました。

ホテルは岩盤の上の高台にあり、津波の被害は一部で済みました(それでも相当な高さまで波が来ていたことにびっくり)。震災当日も沢山の方が非難されたそうです。

そして、壊滅的な被害を受けた南三陸町の方々の仮設住宅が出来るまで、600人を超える方々を受け入れていたそうです。

ホテルは子どもたちの学習が遅れないように勉強会を開催したり、寄贈された本で図書エリアを作ったり。仮設住宅が出来た後も、定期バスを運行し、お茶会や各種イベントを開催して、少しでも休まる場所となるように色々と工夫をしてきていました。
そして、記憶が忘れられないようにと、自主的に従業員による「震災語り部ツアー」も実施しています。

ホテルへの色紙には、日中、悲惨な状況での作業後にホテルに戻り、畳で寝られること、温かいお風呂があったこと、ホテルの人達の声掛けに癒されたこと等の感謝の気持ちが沢山書いてありました。

避難指示を放送し続けて亡くなられた方もいた、当時、町のどこにいても見えた防災対策庁舎は、今は周囲が土地のかさ上げや8mの高さの防波堤に囲まれていました。

震災のことを忘れないことの大切さとか、震災の及ぼした影響の大きさを再認識しました。

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でも、それよりなにより。
今、同じく不可抗力であるコロナの中にいるからか。

ホテルの方の町への愛情や取り組み、本当に優しい笑顔に触れながら、
置かれた場所でできることを一生懸命やることの大切さや、

最後は人が人を助けるんだよな。

そんなことを強く感じました(上手く言語化できませんが)。
そんな、ひょんなことで行った南三陸の旅行でした。

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ところで、日の出ってなぜ無性に拝みたくなるのでしょうね。
露天風呂から日が昇るのが見えたのですが、私も含め、自然とみんなで拝んでましたw

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