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「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」あるがままを受け入れる、家族の物語の終着点(初見鑑賞ガイドあり) 【シネマのレンガ路】

みなさんこんにちは、金子ゆうきです。

大変ごぶさたしています。
覚えているでしょうか。
ポイされていないでしょうか。

お久しぶりです黒船です。 出典:amazon 

noteに映画評を書くのは2022年3月以来。1年9ヶ月、21ヶ月ぶりです。

気づけば2023年も年の瀬。いかがお過ごしでしょう。年の瀬、海の瀬、山瀬まみ。言いたかっただけですし、海の瀬なんて言葉はありません。まずい、すっかり書けなくなっています。このままではポイされます。がんばります。

さて、年末のお楽しみといえば、今年のベスト映画についてですよね。あれが良かった。これが良かった。いやいやこっちが。いやそっちだろ分かってねぇな。あぁ? やんのかコラ??

暮れの元気なお楽しみです。

僕も2023年の個人的ベスト映画について書きます。

金子ゆうきの2023年個人的ベスト映画はこちら。

出典:映画.com

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」です!

おめでとうございます! おめでとうございます! 

銀河のはみ出し者たちの物語。現代のスター・ウォーズともいえるスペースオペラ。

いわゆるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の1作ですね。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズの3作目にして、完結作。MCUを追ってない方にはハードルが高いかもしれません。それはよく分かります。

ただ、言いたい。MCUも、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズも見ていないあなたに。

あえて言おうチャンスであると!

ギレン様もそうおっしゃっています。

正月休みは絶好の機会なのです。過去作・関連作を見て、最高に温まった状態で「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」を見られるのです。

前半はネタバレなしで「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」に向けてのガイド的な内容にします。後半はネタバレ全開で褒めまくります。

「MCU知らないよ!」という方は前半を読んでいただき、ひととおり見てから戻ってきてください。

それでは、どうぞ。

【ネタバレなし】過去作見てなくても大丈夫なんて言わないよぜったい

というわけで「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」です。タイトルが長いですね。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」=「GotG3」とします。

で、MCUも「GotG3」も知らないあなたが今すべきは、Disney+への入会です。

2023年12月時点で初月無料キャンペーンはやっていないので、最低990円はかかりますが、必ず元はとれます。モトハートレールです。モトリークルーみたいに言ったんですが、意味不明でした。

すぐ退会しても構いません。リンクはつけますが、ここから入っても僕には一銭も入りませんから、ご安心ください。

見たいけどお金が…、という方にはアマギフかなんかで僕が1000円払ってもいいです。こっそりDMでもください。ちゃんと見てくれると思える方数人だけにしますけど、それくらい見てほしいんですわ。

…入会しましたね。

あとはこの順番で見ていくだけです。

  • ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(以下:GotG) 121分

  • ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス(以下:GotG 2) 136分

  • アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(以下:インフィニティウォー) 150分

  • アベンジャーズ/エンドゲーム(以下:エンドゲーム)181分

  • ガーディアンズ・オブ・ギャラ クシー ホリデー・スペシャル(以下:ホリデースペシャル)42分

  • ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 (GotG 3) 150分

ホリデースペシャルが絶対欠かせないですが、DVDレンタルがないのです。だから、Disney+をおススメしています。

6作合わせて779分。およそ13時間。半日ちょっとです。2023年の箱根駅伝の優勝往復タイムが10時間47分11秒ですから、できないことはありません。こたつに入ってスマホでも見られますから。駅伝もいいけど、ガーディアンズもね。

おせちもいいけど、ガーディアンズもね。

………

えぇ、えぇ、言いたいことは分かりますよ。

「GotGシリーズだけじゃなくてアベンジャーズも見るのかよ! エンドゲームにいたっては180分かよ!」でしょう?

そうです、見なくてはなりません。

あえて言おう見なくてはならんと!

ギレン様もそうおっしゃっています。

「前作見てなくても問題なし!」みたいな紹介もありますが、GotG3に関してそれは言えない。

その理由は後ほど詳しく書きますが、その前に軽く別の切り口のお話。

「アベンジャーズシリーズってアイアンマンから何十作も見ないとなんでしょ? 勘弁してよー」と思う方もいるでしょう。しかし、今回提案する流れだけでエンドゲームまでをざっくり見られるのです。

MCUを見ていなくとも、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、悪役サノスくらいはなんとなく分かっているはずです。エンドゲームが、命を消す指パッチンの話ってことくらいも分かっているはずです。

出典:映画.com

最低限の知識をもってGotGシリーズを追えば、あら不思議。エンドゲームで大号泣しながら「アッセンブル!!」と叫んでいるはずです。

なぜかといえば、サノスを中心とした「インフィニティ・サーガ」という物語の大きな流れを、GotGシリーズが運んでくるからなんです。

逆にGotGシリーズを見ていないと、アイアンマンやキャプテン・アメリカを見ていてもインフィニティ・ウォーとエンドゲームが飲み込みづらくなります。それくらい重要なシリーズ。

つまり、GotGシリーズもインフィニティ・サーガも両方たのしめるということなんですね。ふーん、お得じゃん。

「GotG3」の最大の魅力は、関係性萌え


僕がシリーズを全部見てほしいと願う最大の理由。それは「GotG3」の魅力がキャラクター、とりわけ「関係性」にあると思っているからです。

最初はあんなだったあいつが…、こいつとあいつがこんなにも…。胸が熱くなるシーンがこれでもかと出てきます。単体で見てもグッときますが、「GotG3」に至るまでの流れを知っていると何倍にも感じられるはず。

キャラクター個人ではなく、キャラとキャラの関係に重きを置くのを「関係性萌え」と呼びますが、僕は「GotG3」初見時に「これが関係性萌えかぁ!!」と身悶えました。それはやっぱり、エンドゲームやホリデースペシャルも見ていたからだと思うんです。

ピーターとガモーラ、ネビュラとロケット、ドラックスとマンティス、クラグリンとヨンドゥ。

出典:映画.com

2014年から約10年間つづいてきた愛すべきはみ出しものたちの最終章。それを13時間で最大限堪能できるんですから、見ない未来はないでしょうお客さん!

インモラルとグロを愛する優しい映画作家ジェームズ・ガン


魅力的なキャラクターたちを生み出したのが、ホリデースペシャル含むすべてを監督したジェームズ・ガン(インフィニティウォーとエンドゲームは別監督)。

出典:映画.com

トロマ・エンターテインメントという、下品でグロいが弱者への優しい眼差しにあふれた低予算映画(B級より下、Z級映画なんて呼ばれています)を作る会社からキャリアをスタートさせたガン監督。

出典:PRTIMES

トロマから離れたあとの初期作品、2000年に脚本を書いた「MIS II メン・イン・スパイダー2」(原題:The Specials)を見ると、トロマの精神が根付いているのがわかります。

出典:amazon.com 映画自体は、まあ、ガン監督の相当なファンじゃければ見なくても大丈夫。

「MIS II メン・イン・スパイダー2」はヒーローチーム映画ではありながら、メンバーは社会不適合者ともいえる変わり者ばかり。アクションシーンはほとんどなし、金儲けや不倫、下品なジョークに溢れた会話が繰り広げられます。最後の最後にはヒーローらしくなるところも含めて、その後のGotGシリーズの原型ともいえます。

人のダメな部分、どうしようもない部分をクローズアップして面白がる。上からではなく、自分(あなたも)も一緒なんだと言わんばかりな優しい目線。

ガン監督の映画に対する姿勢は、一貫して変わっていないと思います。

少し先走りますが、「GotG3」は美術がとにかくすばらしい。そこにもトロマらしさが感じられます。中盤の舞台となるオルゴ・コープという巨大企業本部の外観や、警備兵が着る肉襦袢 にくじばんみたいな防護服の生物感は「こんなの見たことない!」という驚きにあふれています。

出典:IMDb

また、悪役が作った惑星にいる生物(動物を人間のように強制進化させたもの)のグロテスクさ。この辺りは「猿の惑星」「ドクター・モローの島」を彷彿とさせます。

出典:IMDb

印象的な美術の多くはCGIでなく、実際の役者に特殊メイクを施したもの。惑星のシークエンスでは500人(!)にメイクを施したそうです。結果として、「GotG3」は映画に登場する特殊メイク数の世界記録を塗り替えたというのだから驚きです。

グロテスクでありながら印象に残るデザインと特殊メイクも、ガン監督がトロマから受け継いでいる部分でしょう。

トロマ映画を代表する作品「悪魔の毒々モンスター」より 出典:映画.com

脱線しましたが、ジェームズ・ガン監督のキャリアに戻ります。

「MIS II メン・イン・スパイダー2」などの脚本を手掛けて以降、2006年に「スリザー」2010年に「スーパー!」を監督し、2014年に「GotG」へ抜擢されます。

メジャーとはいえない監督に大作を任せ大ヒットに繋げたのですから、MCU初期の人選にはあらためて驚かされます。

「GotG 2」もヒットし、3の制作も決定。順風満帆といえる最中の2018年、過去のTwitterでの発言が問題視され、監督降板、ディズニーから解雇されてしまいます。「GotG 3」の先行きが不安視されましたが、キャストやファンからの後押しもありガン監督は無事復帰となります。その辺りの経緯は、街角のクリエイティブの橋口さんによる「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」評を読んでください。とてもよく分かります。

「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」がヒットすると、ジェームズ・ガンはDCとの関係を強めることに。最終的には、マーベル・スタジオを離れ、DCのクリエイティブのトップに就任します。新生DCシリーズ(DCユニバース)の第一作として、ガン版の「スーパーマン」が2025年に控えています。

エンタメ映画の亜流からキャリアをスタート。挫折するも仲間に支えられながら、本流中の本流といえる「スーパーマン」を手掛けることになる。

ガン監督の歩んだ道は、メジャーなキャラクターではなかった「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」たちが、アベンジャーズのメインストーリーを運んでくる流れに重なるようです。ガーディアンズたちは、監督の分身ともいえます。

そして、「GotG3」では監督がもっとも自分を投影しているといわれるロケットが中心に据えられます。シリーズ通して仄めかされてきた、重い過去が明らかになります。

出典:IMDb

さあさあ未見の方、見たくなってもらえたでしょうか。ひとりにでも見てもらえたら、この映画評の役目は果たされました。

ここからは、ネタバレ解禁です。好きなシーンを思う存分書いていきます

まだ見ていないのであれば、見てからお会いしましょう。

あらためて、どうぞ。

【ネタバレあり】「GotG3」の個人的MVP

さて、ネタバレ解禁となりました。

「GotG3」の最大の魅力は関係性萌えだと書いたからには、その話から始めます。結論、今作でいちばん好きなのはネビュラです。サノスの義娘、改造という名の虐待を繰り返されてきた殺人マシーン。

出典:映画.com

ロケットの救出に誰よりもこだわったのが、ネビュラでした。ロケットが意識を取り戻したと分かったあとの彼女の声と表情。たまりません。

なぜそこまでこだわったのか。アベンジャーズも含めて見た方なら分かりますよね。

サノスの指パッチンから生き残ったガーディアンズメンバーが、ロケットとネビュラだった。目の前で仲間が塵となった後の5年間を過ごした2人。仲間を救うためにタイムスリップまでした2人。「GotG3」では、その間にロケットがネビュラを改造していたことも明かされます。辛い時間を乗りこえてきたからこその感情があったわけです。くぅぅぅ…。

ネビュラとの関係性は、他のどのメンバーも良いですよね。別宇宙ガモーラとの無言のつながりピーターへの母性とも思えるような視線マンティスとの衝突を経てのドラックスへの認識の変化。大した思い入れもなかった青いキャラクターにこんなにもグッとくるなんて思ってもみませんでした。

中盤ダレる? たしかにその通りだが…


「GotG3」への意見として、「中盤がダラダラと長い」というネガティブなものが散見されます。

実際、長いです。

物語構造の定型である【三幕構成】で捉えてみるとよく分かります。物語のゴールが立ち上がり、状況設定に使われる【第一幕】

アダム・ウォーロックの襲撃によりロケットが致命傷を負い、解除キーを手に入れるためにピーターたちがノーウェアを飛び立つまでがそれにあたります。ここまでで映画スタートから17分!

100分の映画での【第一幕】が平均25分程度といわれます。「GotG3」は映画全体が約150分と長いのに、第一幕が17分。かなり短い。

短くともゴールは分かりやすいし、ロケットの過去が大きく関わるとも伝わるので内容的には充分。しかも、見ている我々は「GotG3」に至るまでの積み重ねを理解しているのでキャラクターの背景や関係性も分かっている。

1本の映画としては短いですが、シリーズ全体を【第一幕】と捉えると、長い長い状況設定として成立するわけです。

その後、ロケットが目を覚ますまで(およそ100分目)を【第二幕】と考えると、二幕はだいたい80分間。ロケットを巡る活劇パートですが、物語的には大きく動きません。前述のオルゴ・コープ本部や惑星カウンターアースのビジュアル的な驚きはあるものの、ギャグも挟まれつつなので乗りきれないのも仕方ないと思います。

カウンターアースのギャグシーンはクドい感じはありました…。 出典:IMDb

ただ、この長い【第二幕】でキャラ同士のやり取りをしっかり見せるからこそ、ロケット復活後の【第三幕】のカタルシスが爆発的に大きくなるともいえます。

評価は分かれるところですが、僕は必要な長さだったと思います。

壁画化希望! MCUトップクラスのアクションシーン


ロケット復活から、ハイ・エボリューションと対決するクライマックスである【第三幕】。酔いつぶれたピーターが抱えられた冒頭と対を成すように、全員の覚悟が決まっての横並びシーン。

オープニングの横並び。ピーターは酔い潰れているだけ。 出典:映画.com
クライマックスの横並び。ロケットはどちらもセンターですね。 出典:映画.com

序盤と終盤でショットを対比させたり、音楽に意味を持たせたりと、細かな仕掛けも絶妙に映画の魔法をかけてくれる上手なところです。

ここで、ビースティ・ボーイズの『ノー・スリープ・ティル・ブルックリン』が鳴りだします。

「やってやるまで眠らないぜ!」という宣言と共に狭い通路での戦闘へ突入します。随所でスローがかかる疑似ワンカットで全員の見せ場が続く様は、さながらMCがマイクを渡しながらラップを繋げていくような痛快さと高揚感に包まれます。

出典:IMDb

長くはないですが、エンドゲームの大合戦シーンにも引けをとらないMCU屈指のアクションシーンだと思います。

壁画とか絵巻とか、横に長〜い絵画にしてほしい。部屋に飾りたい。

ノーウェアの援軍(そこそうなるんかい!)、クラグリンの覚醒(ヨンドゥー!!!)、コスモの頑張り(グッドドッグ!)と、クライマックスは見せ場につぐ見せ場。全員そろって縛るものがなくなったチームの最強感、多幸感たるや!

そして、ロケットは自分の出自から逃げずに受け入れ、アライグマを抱きしめます。アライグマへ伸びる手も、冒頭とラストで対比されています。ボコされるハイ・エボリューションに2023年最大の「ざまぁ!」を感じつつ、「クソ・ガーディアン・オブ・ギャラクシー」だからこその不殺。

ロケットのために逃げる遅れるピーターと、唐突な「アダムの創造」パロディによる救出シーン。

出典:IMDb

そして、メンバーそれぞれの旅立ちを描く大団円。

約10年の集大成として完璧でしょう。この【第三幕】はこれからも定期的に見ると思います。

変わろうとすることも、あるがままの姿。家族の終着点。


近年では珍しいほどに「清々しいクソ野郎」のハイ・エボリューション。ロケットは、最後に「完璧を求めたんじゃない。あるがままを否定した」と言い放ちます。

ハイ・エボリューションは、完璧な存在を強調し続けましたが、それは他者を完璧にすることでした。

「GotG3」の冒頭にかかるのは、レディオヘッドの『Creep』です。creepとは、「気持ち悪い」とか「変人」といった意味。今でいうと「キモい」みたいな感じでしょうか。自分をキモい存在として卑下し、恋する相手を完璧な存在として讃えるような内容です。

劇中ではロケットが口ずさんでいるので、彼が友達を救えずに生きていることに対する自己憐憫を反映しているような印象を受けます。

しかし僕は、『Creep』はハイ・エボリューションの曲だとも思います。他者に完璧を求めて変えようとするのは、自己への劣等感の裏返しなんだと思うんです。

重力を操るほどの力がありながら、根底では自己肯定感が著しく低い(背の低さを気にするほどのちっぽけさ)。自分ではそれを認められない。不完全な部分を認め合い、支え合うガーディアンズのような他者(の集団)が羨ましくて仕方ないけど、プライドが邪魔をする。だから、世界を作り変えようとしてしまう。劣等感と強烈なエゴを抱えた者が力を持つと、とんでもなくやっかいだという典型例がハイ・エボリューションだと思うんです。

ハイ・エボリューションは、何よりも自分自身の「あるがまま」を受け入れられなかった。受け入れてくれる他者もいない。

そんな彼に作られたロケットが、同じような葛藤を抱えながらも自分の過去から逃げずに向かい合い乗り越える。父殺しの物語ですね。

ロケットがそう思えたのは、ガーディアンズの仲間が命がけで自分を救ってくれたからでもあるでしょう。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は、家族の物語でもあります。

はみ出し者たちが家族になるまでを描いたGotG。家族でいることにこだわり、家族の枠に押し込めようとする有害性を描いたGotG 2。家族の特別なイベントを描いたホリデースペシャル。

それぞれが自らの、相手の「あるがまま」を受け入れて家族として完成するのがGotG 3です。

ノーウェアに残る選択、旅立つ選択、選ぶ道はそれぞれだけど、互いに受け入れて尊重するようなラストを見て「あるがまま」とは「そのままでいること」ではないと気づかされました。

変わろうとする心も、あるがままの心なんですね。

それを受け入れ尊重し、いつでも帰ってこられる場所として大切なのが「家族」なんでしょう。

僕自身も長男が10歳になり、だんだんと手を離れていくような気もしています。思ってもみない希望をもち、親が疑問に思うような選択をすることもあるでしょう。その時に大切なことを教えてもらったような気がします。

あるがままを、受け入れる。

できるは分かりませんが、やろうとする心も大切なんでしょう。誰しもが不完全で、いつでも変化の過渡期なのだから。それを否定した時、ハイ・エボリューションが心に生まれるのだと思います(絶対に嫌!)

ありがとう、クソ・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー!

最後は、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」の日本版主題歌だと勝手に思っている曲で締めたいと思います。

Mr.children 『名もなき詩』

それではみなさま、よいお年を!!

あるがままの心で生きようと願うから
人はまた傷ついてゆく
知らぬ間に築いてた
自分らしさの檻の中で
もがいてるなら誰だってそう
僕だってそうなんだ

愛情っていう形のないもの
伝えるのはいつも困難だね
だから darlin この「名もなき詩」を
いつまでも君に捧ぐ

Mr.children『名もなき詩』


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