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めずらしく迷ってみたりする。

ぼくはあまり、迷わない。

服を買うときも選ぶときも大体即決だし、妻からの「ねえどっちがいいかなあ」攻撃にもすっと答える(それが正解ではないことの方が多いが)。
「わたし、地元に帰るから」という妻(当時彼女)のことばをきっかけとした今治移住も、ぼく自身はそんなに迷った記憶がない。

まあ気軽なひとりみだし、どこへいくのも何を選ぶのもひょいっとできた。

だいたい、結果はひとつなんだから、決めることよりも

決めた結果を後悔しない。
他の人のせいにするなど最もしてはならない。

が、なにより大切だと信じている。



でも、世の中には色々あって、「とにかく自分で決めたくない人。その結果を受けれたくない人。だからこまかいことも他人に聞いて決めてもらいたい人。」も一定数いるみたい。

まあ人それぞれなので否定もアドバイスもしないけど、なかなかにしんどいだろうなあと思いながら話を聞いていたりする。決めることより、その結果を受け入れる覚悟に時間を費やしたほうが良いと思うんだけど。


なので、あまり悩まない。

しかし、それなりに年を重ねると肩にのるものも増えてくる。どうりで肩が上がりづらくなるわけです。背中をかくのもしんどくなってくる。


じぶんだけですっと決められないことも出てくる。


重荷ではなく、これまで手元に来てくれた素敵なモノやコトばかりでそれを実感するのは幸せなことなのだけど、だからこそ、だからこそ。ボールを坂道に転がしたのはじぶんなのに、その行方の判断がつきかねている。


そういうタイミングがきているのだ。

決めた結果を後悔しない。
他の人のせいにするなど最もしてはならない。

この鉄則だけは心に刻み、いつもより少しだけ長く迷ってみたい。

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