パフェ記念日と母の懺悔
昨日の夜、布団に入った息子がおもむろに言った
「明日、保育園行きたくない」
私はまたいつもの感じだろうと思って
「えっ?どうして?」
と軽い感じできいた
すると息子は涙声になりながら、
「行きたくない、お休みしたいーーーーー」
驚いた
息子は今4歳
1歳の時から今の保育園に通っていて、基本的に行きたくないということは言ったことがなかった。風邪もあまりひかない子でお休みしたのは数えるほど。まあもちろん休みたいということは時々あったけれど、すぐに気が変わり行く気になって夕方迎えに行ったら、お迎えが早い、と怒られる始末。
そんな息子の涙の訴え。
個人事業主で地元の中小企業さんの採用支援をしている私はここ数カ月、ありがたいことにクライアントが増え、ママをやりながらする仕事にしてはそこそこハードだった。元来仕事が大好きな性分、子育てよりは仕事の方が向いている自覚もある私は嬉々として忙しい日々を過ごしていたけれど、一方で病気もせず、大きな悩みも今のところない息子のことを十分に見てやれていたかと言われると、正直自信がない。
そんな時にそれは起こった。
幸い、アポが1件しかなく、それは14時に終わるものだった。
息子にお休みは出来ないけれど、14時半に迎えに行くからと伝えるとびっくりするくらい素直にうなずき、布団に入った。
そして今日である。
14時半といえば、きっと幼稚園の子の時間だろう。
そんな時間から息子と二人、何をしようとそれはそれでワクワクした。
迎えに行き、まずはじめにおやつを食べにいった。
小麦のアレルギーがある息子とはカフェなどには一緒に入ったことがない。
ケーキもパンケーキもワッフルも食べれないから、食べれないものばかり美味しそうな写真が溢れるメニューは辛すぎる。
だけど、考えた。
息子も食べれるスイーツがあるところ。
それは地元に昔からあって、何度か行ったことがあるフルーツパーラーだ!
あそこで季節のフルーツの「パフェ」を食べよう。
息子、人生初のパフェ
お昼を食べる時間がなかった私はフルーツサンドを頼み。二人でデートみたいに食べた。美味しくて楽しかった。
それからスーパーに行き(息子はスーパーが大好き)夕飯の材料を買って、あとは電車好きの息子のお決まりコースJRの駅に特急を見に行く。
駅ではガチャガチャ他、やたらとお金を使わされたけれど、それもこれも日々の息子への罪滅ぼしなのかもしれないな、と何とも言えない気持ちを嚙み締めた。
帰宅したらもう17時だった。
あれ?早くに迎えに行ったのにな。。。。
そこから安定のおしっこ漏れ事件とかバタバタが続き、気づいた時には私は怒っていた。
おしっこが漏れたことも、帰宅早々いろんなオーダーを言ってくる息子も、まあ仕方がないことばかりのはず。だけど、今日やるべき仕事、使いたかった時間、合わせてお昼も食べず(フルーツサンドは食べたけれど)、息子のいう通りにしてきたその抑え込んだ気持ちと空腹のイライラが掛け合わさって爆発していた。
ああ、なんて母としての忍耐?我慢スキル?が足りないんだ。
挙句に、
「ママはお昼ごはんも食べてないんだよ、●●ちゃんを早くに迎えに行ったから時間なかったし」とか言っちゃってるし。
夜ご飯を食べてからプリンとゼリー両方とも食べたいと主張する息子にダメとキツくまた言った。
「あっ、いいこと考えた!」と息子
「一個ずつ食べたらいいよねーママと●●ちゃん(自分)」
息子のを食べたらなくなるからママいいよ、と言ったけれど、もしかしたらあの提案は私がお昼ご飯も食べてないって言ったからなのかな。
なんだか、どっちが親で子か分からなくなってきたな。
子育ては自分の未熟さを毎日突きつけられる日々です。
息子のパフェ記念日
たぶん一生忘れられない1日になったような気がする
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