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P.Seven 獵 HUNTER

秋に行われているサロンドパルファン。毎年行きたいと思いつつ実現しておらず、皆さんのレポートを読んで楽しさのお裾分けを頂いています。
とにかく大盛況らしく、自分でも愛用している香水のメーカーが来ていたり、気になるブースもあったりですが、都会慣れしていないおばちゃんに新宿とかハードルが高い・・・。
皆さんのnoteに複数登場したもので、かなり心惹かれたものを一つ購入してみました。
台湾茶香水のP.Sevenさん。
サロパでは長蛇の列だったそうです。私はお茶も好きなので、きっと好きになるだろうなぁと思いました。
説明を読んでいると、どの香りも素敵なコンセプトやノートで迷いますが、自分は最近ウッディ、スパイシーと言われる香りを気に入って購入することが多いので「獵 HUNTER」をチョイス。買いやすい10ml瓶があるのもありがたいです。EDTなので香り方もソフトかなと想像しました。

先住民の文化や儀式を表現している獵(ハンター)は台湾特有の素材「馬告、檳榔、ライスワイン、台湾ヒノキ」など天然由来の成分を使って、スッキリとしたスパイシーなウッディの香りです。
トップノート:スイートオレンジ、小米酒、ビンロウの葉、ビンロウの花
ミドルノート:マーガオ(山胡椒)、シダー
ラストノート:台湾ヒノキ、龍涎香

小米酒というのは粟の醸造酒だそうです。飲んだことはないですが甘くて美味しいらしいです。ビンロウでなくタバコと表示されている場合もありました。ビンロウ(檳榔樹の葉と実)が噛みタバコ的なものだからわかりやすくタバコと記載されているのでしょう。最初はてっきり葉煙草かと思いました。葉煙草は昔瀬戸内で乾燥中の香りを嗅ぎました。けっこう良い香りなんですよね。
マーガオというスパイスも初めて知りました。台湾の原住部族が収穫している山胡椒で、胡椒のスパイシーな香りに加え、レモングラスのような香りがするとか!
台湾ヒノキは日本のヒノキより香りが強いらしいです。嗅ぎ比べがしたいですね。

届いた香りは森林の中で活動しているイメージでした。
爽やかというよりは、亜熱帯の深い森、生き物の息遣いがそこここで感じられるような。
トップのシトラスは一瞬感じるくらいで、あとはグリーン&ウッドでした。
自分が子供の頃通っていた実家の山を思い出しました。猪や狸など色んな動物もいましたし、雨の後などは落ち葉や苔から立ち上るなんともいえない蒸気の匂いが懐かしいです。
ラストは、金峯山寺で掌にのせてもらった塗香のような、かすかに墨のようなニュアンス。
塗香が香木やスパイスで出来ているからそっくりなのもうなずけます。あの塗香、本当に良い香りだったんだよなぁ。
獵は多分ユニセックスでしょうけど、どちらかというとメンズ寄りかなと。
私はとても気に入りました。他の香りもぜひ試してみたいです。

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