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フルタイム勤務に戻して手放したこと

2014年中途入社の上野有紀です。
現在は主に屋外広告物の申請業務に携わっています。

第二子の育児休業から復帰して約1年2ヶ月が経ちました。
子供が生まれてからは、今まで時短勤務をしていましたが、今年の3月からフルタイム勤務に戻しました。

2人目の育休復帰後からフルタイムに戻すまでに、家庭と仕事の両立のために手放した事があり、今日はそのことについて書こうと思います。

何を手放したかというと、「平日に家族の夕食作りを頑張ること」です。

現在は平日は作り置きのおかずやカレー、レトルトの牛丼、余裕があればみそ汁等を作ったり、無理だ!というときはUber Eatsなどに頼っています。
(ちなみに、夫も料理します。2人目の育休復帰後~最近までは料理の主担当は夫でした。)

2人目の産休に入るまで(時短勤務をしていた頃)は、仕事から帰ってきてから夕飯を作っていました。

もとから料理が得意なわけではなく、手際も良くはないですが、少なくともみそ汁と主菜一品は食卓にあげるというのを目標にしていました。

2日分を一度に作るなど効率的にできるやり方を模索していましたが、「ごはんをどうするか?」という意識は常に頭の中にあったと思います。

その後、育休中は夫が食事作りをしてくれる事が多くなり、コロナ禍をきっかけに完全に夫が主担当に変わりました。(私の負担を鑑み)

2人目の育休復帰時には、「私がちゃんとごはんを作らなければ」という認識がだいぶ薄くなっていました。
なので決意を持って「手放した」というよりも、だんだん変化していったという方が正しいかもしれません。

そうなると、「ご飯作りを頑張る必要はないとなると、私は何のために時短勤務をしているんだっけ?」
「そもそも復帰したら時短勤務って、検討の余地なく当たり前だと思っていたけど、なぜ私はそれが当たり前と思っていたんだっけ…?」など、
ご飯作りを頑張る、子どもが小さいうちは時短勤務が当たり前、などの価値観に囚われていたんだなというのが見えてきました。

家族が美味しい料理を食べられるようにしたくて頑張るというのは、それは純度100%の愛情だったと思いますが、なぜ自分がそうしたいと思っていたのかを考えると、私の場合は「母親なら美味しい料理を作るべき」という呪いにかかっていたんだな、と今では思います。

自分が古い価値観に囚われていたと認識したことは、時短勤務からフルタイムに戻した理由の1つです。

最近は夫が毎日の食事作りに疲弊してきたため、私ができるだけ作っていますが、改めて認識したのが、毎日の料理を準備するというのはけっこう負担だということです。
なので、負担にならないよう、できる事しかしない、主に作りおき(何日か同じメニューでもよしとする)、などの「回す」ことを重視した運用になっています。
食事の準備なので、やっていることとしては以前と同じですが、自分の描いていた理想に囚われていない分、気持ちが楽になったと思います。

私の中にはまだまだ沢山、色んな「こうあるべき」という価値観があると思いますが、自分や周囲の人を苦しめるものには、気づき次第自分の中から手放していきたいです。

さいごに、仕事と家庭の両立というと、こっちを立てれば向こうが立たずのような状況になり、難しさを日々実感していますが、

先日仕事を溜めすぎてしまい連日残業していたら、
「最近遅いよね?大丈夫?やばかったらちゃんと声かけてね、その為に自分たちはいるんだから。」
と先輩に声をかけてもらい嬉しかったです。

信頼できる人達と一緒に働けて自分は幸せだなというのと、これからも仕事でも人間的にも一歩一歩成長していきたいと思います。

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↑時間がかけられる休日には自分の食べたい料理を作ります。

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