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【20卒就活経験者が語る】それ間違い、、?目的化してはいけない自己分析

こんにちは。
本日は、就活中何度も大事だ大事だと何度も聞いた、自己分析についてです。多くの就活生が「自己分析ってなに?」「どうやってやったらいいの?」と悩むと思います。そんな自己分析についてです。


自己分析って?

就活における自己分析は、マイナビによると
”自分の特徴や長所・短所、価値観を把握・分析することで就活での『強み』を見いだすこと”
と書いてあります。(→参照

いきなり大手サイトを批判します。笑
『就活での強み』なんて必要ないものであると考えています。
また、”自己分析の目的”は概ね賛成ですが、”自己分析のメリット”は一部を除いて賛同できません。就活のための自己分析なんてほぼ使えないと思います。気をつけてください。

では、自分なりの定義を最初にしておきます。
自己分析は、自分の志向性や過去の経験、強み弱みなどを整理し、’将来の’キャリアビジョンを更新し続けるためのツールです。


自己分析を巡る経験談

まず、自分の経験談から話します。
8月頃から、自己分析が大切で選考の結果を左右するとあらゆる場面で見聞きしました。そこで、先輩から頂いた「絶対内定」という書籍に従って、ワークシートを埋めながら自己分析をしていました。幼少期から今まで、どういう環境で育ちどんなことを経験してきたのか、なるべく詳細に書き出しました。その中で、自分はどういった業界が合うのか、どういった企業に入るべきなのか、様々なことを見出そうとしました。でもある時、ふと思いました。
「過去のことばっか考えているだけで今の自分や将来の自分を決めつけてしまっていいのか?」
ちょうどその時期、人材会社のインターンに参加し、考えていたことと全く同じことを言われました。「就活生の自己分析は、過去の自分というまるで他人を分析して強引にロジカルっぽく将来に結びつけてるだけで現実味がない」けっこう厳しい方でした。笑
でも、全くそのとおりだと思います。さてそこから僕は、自己分析のやり方を色々試し、自分なりの結論を見出しました。


”今の自分”が好きなことや楽しいと感じることは何か、”将来の自分”が目指すのはどんな姿か、そこから自己分析を始めるべきであり、”過去の自分”のどんな経験がそれに影響しているかという順序で考えるべき


ここは多くの就活生がわかっていても行動に結びつかないランキング1位だと思うんですが、就職や自己分析は目的じゃない、ということです。

就職を目的にした自己分析をしてしまう危険性はたくさんあります。
①結局なんとなく行きたい企業に無理やり結びつけた過去の解釈をする
②本当にそんなこと思ってた?みたいな自分を美化する結果になりがち
③今の自分や、なりたい自分を過去に規定された限定的なものにしてしまう

つまり、過去の自分ばかり考えているのでは、予定調和的で就職後の自分に制限をしてしまう可能性があるということです。


オススメの自己分析方法

そうならないために、オススメの自己分析を紹介します。

**9BOX **という手法です。僕も実際に時間をかけてとりくみました。
具体的にどうやるのか、説明していきます。

まず、縦軸に上から
MySelf(自分の経験やスキル),Organizations(自分の所属する、していた組織),World(どんな人や組織に貢献しているか、していたか)
次に横軸に、Past,Now,Futureを書き、9つのブロックを作成します。

その上で、画像の順番でボックスを埋めていきます。カッコ内は僕の例です
1.MyselfFuture…自分が将来どんな姿になりたいのか(大きな組織を動かせる人間になりたい)

2.OganizationPast…過去に自分がどんな組織に属し、どんな役割をしていたか(サッカークラブにずっと所属していた、小中は主将をしていた)

3.WorldPast…過去にどんな人に影響を与えていたか(よく勉強を人に教えていた、恋愛相談をよく受けていた)

4.MyselfPast…どういう価値観をもっていたか、何を楽しいと感じていたか(勉強を教えたり相談に乗って相手が喜んでくれることが嬉しかった、主将として多くの人が自分の話を聞いてくれるのが嬉しかった)

5.MyselfNow…1を達成するために為に、今必要なスキルや経験はなにか(より多くの人をまとめるポジションの経験、マネジメントや経営の知識)

6.OrganizationNow...今どんな組織に所属しているか(アカペラサークル、個別指導塾)

7.WorldNow…今どんな影響を人に与えているか(サークルの後輩に色々教える機会が多い、塾では生徒が自立し目標に向けて頑張れるよう支援している)

8.WorldFuture...将来どんな人にどんな影響を与えたいか(何か成長したいと思っているひとを、自分の知識やスキルを活かして支援したい)

9.OrganizationFuture...1や8を達成できる組織はどこか、ここが企業や業界研究に結びつきます。(経営にふれることができる、企業の成長支援をできるコンサルティングファーム)

かなり詳細に書きましたが、これをオススメする理由は、過去だけでなく現在、未来まで自分の経験から考え方までが一貫して整理できるからです。あと、志望理由なんかもこのまま話すことができるので非常にオススメです。もともとGoogleにいた超優秀な人に教えてもらいました。


まとめ

いかがだったでしょうか。今回の要点をまとめておきます。

・多くの人が実行する一般的な自己分析では、しばしば自己分析が目的化してしまい、入社後や将来の視点が欠落してしまう。
・過去を遡るのももちろん有用だが、あくまで将来を中心に考えるべき
9BOXという自己分析手法を用いれば、過去や現在の体験から一貫した将来像を見出すことができる


この他にも、自己分析はたくさんのやり方があると思います。
でも、必ず自己分析をする目的を明確に持ち、目的化しない自己分析をこころがけてください。

それではまた次回お会いしましょう!





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