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映画鑑賞 老後の資金がありません。

映画鑑賞

「老後の資金がありません」
前田哲監督

私は今、詳しくは書けないけれど、数年ぶりの強いストレスの日々。

いろんな心配ことがあるけれど、できれば少しでも気分を変えたいと、思いきって家をでました。


主演の天海祐希さんが好きなのと、以前、垣谷美雨さんの原作を読んでいたので、楽しみに映画館に足を運んでみました。

◎あらすじ
天海祐希さん演じる、主人公の篤子は、50代のパートで仕事をする主婦。松重豊さんの会社員の夫と、もう成人し社会人の娘と息子の4人家族。

家のローンを払いながらも、つつましく、明るく暮らしていた。

そんなある日、夫の父が病で亡くなってしまう。

若村麻由美さん演じる、義妹から、長男だから義父の葬式費用を全額出してくれと、言われる。

しかも、元浅草の老舗菓子屋の面目にはじないような葬式をしてほしいと、草笛光子さん演じる義母から、念を押されて。

なんでも、引き受けてしまう人のいい夫、松重さんに苛立ちながら、貯金通帳と睨めっこする、篤子だった。

その後、娘の結婚や義母の住居とあれこれと、難題が起こり、家は、、、。



◎感想

 芝居上手の役者さんたちを揃えて、あちこちに見せ場が散りばめられていて、随所て思わず笑ってしまった。

 特に兄嫁の天海祐希さんと、妹の若村麻由美さんの掛け合いシーンは迫力満点だ。この二人はプライベートでは仲良しってどこかで、聞いたことがある。それをオロオロしながらティシュを手向けるだけで、なだめたり諌めたりして話を納めようともしない、情け無い男を松重さんが、演じている。

 そして草笛光子さんの演技も、迫力がある。ご高齢を感じさせない白いドレスを着こなし、美声を聴かせてくれる。こんな風に素敵に年齢を重ねて行けたらいいと思えた。あと、書きたいけど書けない、もう一つ観ている人を楽しませてくれる山場もある。



最後はやっぱり、老後の資金はたくさんあるに越したことはないけど、お金で買えない幸せを探すのも悪くはないなぁと、感じさせてくれた。



その後、家に帰って、もう一度見てみたいと、上映スケジュールを確認していた。

そんな楽しくてちょっぴり涙するそんな作品。

今、また垣谷美雨さんの原作を読み直している。

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