ぼくらがなぜ入管に怒っているのか知ってほしいシリーズ2  入管は制度を濫用してストレスを与えることを得意としている!

画像1 2019年末から2020年初頭にかけて、私と知人はSさんというウガンダ出身者の、入管からの仮放免に取り組みました。このマンガはその時思ったこと、感じたことのダイジェストです。
画像2 知人が保証人となり、書類を整え、みんなで保証金を集めるなどして、私が牛久に手続きに行きました。
画像3 Sさんはハンガーストライキ(食事を取らない抗議行動)を約2ヶ月続けました。2019年6月大村入管でハンストした人が亡くなったため、この時期、入管はハンスト継続者を一旦仮放免していました。しかしわずか2週間で再収容される人が多く、「抵抗は無駄」と思わせる「見せしめ」措置と問題視されています。入管は「難民申請の濫用」という言葉を使うことがありますが、私はこの2週間仮放免措置を「仮放免制度の濫用」と呼んでいます
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画像6 ※SさんやKさんから聞いた話をまとめているので、個人の理解と思ってください。ただ、こういう会話は他国を知るきっかけになるので、私は大事だと思っています。
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画像8 ・ムセベニ大統領は最長10年だった大統領任期を在職中に伸ばしています。・性的マイノリティを厳しく処罰する法に積極調印し、差別的言葉を多数発しています。・選挙選で多数の死傷者が出ており、警察の強硬姿勢も大きな問題です。
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画像10 この後Sさんは2週間で再収容されます。ハンストに関連する体調の配慮で仮放免したのなら健康診断くらいあっても良さそうですが問答無用の収容でした。もしかしたら入管は4年超の「長期収容」を解消できて喜んでいるかもしれません。Sさんは入管が公開している仮放免取消事由に当てはまりませんから、これを「制度の濫用」と言わず何と言うでしょう? そして、私たちは入管の策略通り、数ヶ月にも及ぶ強い無力感にさいなまれたのです。その一方、もっと具体的な行動をしなければ誰も助けられない、と決意を新たにする期間にもなりました。

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