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コツコツ正直に育てられた、有機野菜と丈夫卵

このたび初めて有機野菜を取り寄せてみました。
無農薬・有機栽培を行なっている、栃木県益子の「高橋ファーム」さんの野菜です。
ここは、母が長年利用していたらしく「有機野菜でもはじめてみようかな〜」という私のつぶやきを聞き逃さなかった母が、喜んで紹介してくれました。

頼んだのは3000円くらいのセットで、内容は盛りだくさん。
旬を迎えた色鮮やかな緑黄色野菜が、大きめの段ボールにどっさりと入っていました。

泥つき人参、じゃがいも、玉ねぎ、かぼちゃ、トマト、なす、ズッキーニ、自分ではなかなか買わないモロヘイヤ、そして大量のししとうなど!

中でも一番のお気に入りは「丈夫卵」です。
高橋ファームさんでは、より自然に近い環境で丈夫な国産の鶏を生まれたてのヒヨコから育てていて(スーパーで売っている卵の多くは海外産の鶏のものだそう)、そんな健康な鶏がうむ卵はとても美味しい!

名前のとおり、まず殻が丈夫で、パカっと割って中身を取り出すのにひと苦労します。
しっかりとした白身と黄味は栄養と旨味がぎっしりつまっている感じで、卵かけご飯にしたら、家族全員「うま〜っ!!」と声がきれいにハモってしまいました。

そんな私も、実は病気をする前は有機野菜には全く興味がありませんでした。
「高い野菜をわざわざ取り寄せるなんて、セレブだけでしょ〜」という考えでしたが、価値観って変わるものですね。
病気をして、体重と体力が少し減ってしまった今、なるべく良い食べ物で体作りをしたいと考えるようになりました。
増やさなければいけない筋肉や血を、できるだけ良いもので作り直したいという感覚で、一回分解してしまったプラモデルをより質の良いパーツで改良するような感覚に近いです。

食事を見直したタイミングで、野菜を多めに摂る食事療法に出会ったのですが、農家の方が手間隙かけて作った旬のものを美味しくいただく贅沢に気づかされるようになりました。

今まで価格と見た目のよさでしか選んでいなかった食べ物に、病気を機にもっと関心を持つようになったのです。
安さを売りにしたスーパーに並ぶのは、いつ収穫したのかもわからない海外の安すぎる野菜や、魚やお肉など。成長盛りの若いかたや、日頃から運動を欠かさない代謝の良いかたはそこまで気にする必要はないと思いますが、どうせなら体に良いものを美味しくいただきたいと思うこの頃です。

環境に配慮し、正直に、良いものを時間をかけてコツコツ作っている農家に敬意とエールを贈るため、今後もぜひお取り寄せを続けて見ようと考えています。

ちなみに、唯一懸念していた「虫」の問題は、届いたその日にゴム手袋着用のうえ、よく水洗いし水気を切ることで全く気になりませんでした。
水洗いするときに「コキュコキュ」となる、水気をたくさん含んだ野菜の擦れる音は新鮮さの証です。
「これが採れたて野菜ってやつか!」
と、手から耳から伝わってくる野菜のみずみずしさは、くせになりそうです。


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