ブログやtwitterで簿記についてのネットサーフィンをしていた所

「簿記3級は取得しても意味がない」

という書き込みを見つけました。
個人的にはええ！？そんなことなくない！？と
思ったんですが、実際はどうなんでしょうか。
今回は簿記３級を取得することの意義について考えてみたいと思います。

簿記３級は取得しても意味がない理由・・・

それは、誰もが合格できると思われているからです。

世間的には履歴書に書いても効果があるとはいえませんし、
経理事務の経験がある人であればすぐに合格することも現実的に可能です。

しかし、だからといって

意味がない

の一言で片づけてしまっていいのでしょうか？
それは合格した人の目線であって、世の中全体の意見とは言えません。

では、合格してない人に言われるのはどうなんでしょう？？
もちろん合格してない人の意見を聞く必要もありませんよ。

で、あなたは３級持ってるの？
という一言で片付きますからね。

合格してない人、数字を見るのも嫌な人からすれば簿記３級は価値ある資格といえるのではないでしょうか。

つまり
合格している人の意味がないという意見も、
合格してない人の意味がないという意見もただの外野の意見。
無視でOKというのが私の考えです。

あなたにとって意味があるかどうか、それが大事なのです。
挑戦してみたいと思ったその気持ちをまずは大事にして欲しい。

個人的にはめちゃくちゃ応援してあげたいし、
抱きしめてあげたい気持ちです。（逮捕案件）

簿記３級で広がる可能性

簿記３級は簿記の入り口ということは勿論ですが、
それだけでなく、合格後にはさまざまな世界が開かれています。

資格試験だけではなく、仕事の可能性も広がります。
事務職や経理職だけでなく、
営業職なども数字を使った提案ができるようになると、
簿記の資格は無限大といえそうです。

簿記3級を使える資格にするには？

簿記３級を取得してそれでおしまいとなると、確かに取得しても意味がない資格になってしまうかもしれません。

意味ある資格にするためには、次のステップをどうしていくかが大切です。

資格関連

簿記３級に合格後は、簿記２級にチャレンジしてみましょう。
余裕があまりなく、もう簿記はいいよ・・・という方は、
FPなどの関連資格にチャレンジしてみましょう。

仕事関連

経理未経験の場合、
経理実務などの講座を受講してみると良いでしょう。
資格の勉強ではないので、合格不合格はありませんが、スキルアップにつながることは間違いありません。
簿記３級に合格した後であれば十分理解できる内容になっていることでしょう。

わたしは未経験で税理士事務所に転職した為、最初はわからないことだらけでてんぱるし、もっと実務のことを把握してから入社すればよかった！
と今では思います。

実は最近やたらと推しまくっているCPAラーニングでは経理実務やエクセルの講座なども無料で受講することができます！
まさに

「こんなのを俺は求めていたんだよ」

という感じ。
もう大盤振る舞い過ぎて震えます。
（わたしは内部のサクラではありませんよ。）

簿記２級にステップアップするためにちょっとだけアドバイス

総合問題から逃げないこと

本題からはそれてしまうのですが、簿記３級から２級以上にステップアップしていきたい人のために一言だけアドバイスです。

それは総合問題から逃げないことです。

日商簿記３級は大問が３つで構成されていて、第３問は総合問題が出題されます。（配点は35点）
合格点が100点満点中70点なので、第３問の対策をしなくても簿記３級の合格は可能です。

ですが、第３問の対策をせずに３級に合格した場合、
必ず２級以降の学習でつまづくことになります。

上位の級に行けば行くほど、試験の時間内に問題が解き終わらなくなりますので、総合問題の出来が合否を左右します。

わたしがこの問題にぶつかったのは日商簿記１級の受験生になってからです。総合問題の時間が全くといっていいほど足りず、スピードアップのために２級の問題に戻るという対策を取りました。

何度も復習して第３問はバッチリ！という状態になっていれば２級の学習も問題なく進めていけるでしょう。

仕訳などは無理やり覚える必要はありません。
簡単な仕訳は何度も繰り返しているうちに自然と覚えてしまいますし、
難しい仕訳は調べればなんとかなります。

簿記３級はそれだけで終わってしまうと意味がないと言えるかもしれませんが、今後のステップアップを考えると、その可能性は無限大です。
周りの意見に左右されずに、簿記の学習を進めていきましょう。

応援しています。