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ストーリーマーケティングを使えば有料コンテンツは鼻歌交じりで書けてしまう

それでは、こんどはサブタイトルに肉付けをしていきましょう。

だんだんと、DIY、日曜大工的な面白さが出てきたと思います。

ブログ界隈ではよく、ブログの更新が苦痛だとか、なんとか頑張って毎日更新するとか、100記事行くまでは死んでも続けるとか、書くネタがない…苦しい。そんな声が聞こえてきます。

私に言わせてもらえば、これは信じられない状態です。そもそもなんで苦痛を感じて頑張って、100記事というノルマを自分に課してまで、ブログをむりに更新するのでしょうか。

また、書くネタがない…これが一番良く分かりません。書くネタがなかったら休めばいいだけではないでしょうか。

だれも日曜大工をサボったからといって、とがめる人はいません。

とにかく楽しんでやりましょう。

このみこちゃん講座ではそこが重要ですので、なんだかしんどくなってきたらいつも、先ほど引用した有料コンテンツづくり大方針 それはDIY作戦だを参照して、初心に帰って楽しくやりましょうね(^o^)。

では前回の復習からです

前回の復習

前回は「みこちゃんのベネフィット公式」によって、サブタイトル案をカップヌードルができる前に超特急で仕上げてしまいました。

■サブタイトル案1
次のイベントまでに、気後れせずに堂々と人前で字がかけるようになる速習ペン習字講座
■サブタイトル案2
「お父さんに書いてほしい」と子供にせがまれる美文字の達人になる方法
■サブタイトル案3
女子社員にモテるためのペン習字
■サブタイトル案4
会議録やスケジュール帳を書くのが楽しくなるペン習字入門
■サブタイトル案5
会議録やスケジュール帳を効率よく見返すことができる ビジネスペン習字入門
■サブタイトル案6
たった100円の有料noteで確実にうまくなる通信講座いらずの文字上達法
■サブタイトル案7
あきらめるには早すぎる!短期間の練習で見違えるほど文字がうまくなる方法
■サブタイトル案8
日曜日に寝転んでビール片手にみるみる上達するペン習字
■サブタイトル案9
架空の恋人へのラブレターを書きまくることで、萌えてうまくなるペン習字

どれも使えそうなレベルに仕上がっていると思います。前回は一番最後のラブレター方式を使うことにしてましたので、それでいきましょう。

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架空の恋人へのラブレターを書きまくることで、萌えてうまくなるペン習字

「萌えてうまくなるペン習字」を桃太郎にする

さて、いよいよでてまいりました、ストーリーマーケティングです。

ぶれない軸を作るためのプロフィーつづくりの最後に出てきた、この講座の一つの柱になる考え方ですね。

この中で、桃太郎のストーリーを使ったテンプレートをご紹介しました。

1.普通と違って桃から生まれた
2.鬼が人間を苦しめているという困難な状況に直面
3.この困難を乗り越えようと決意
4.しかし仲間はおらず自分だけでスタート
5.犬、猿、雉という、自分を超えた力を持つ仲間と出会う
6.めでたく鬼を退治して目標達成する
7.鬼から取り上げた財宝という収穫物を村のみんなで分けた

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この誰でも日本人なら知っているテンプレートを使った長大なプロフィールを読みやすく短時間で作成しましたよね。

今回はそれを有料コンテンツの中身に応用するのです。

応用するにあたっては、桃太郎さんのお話にマーケティング的な観点から焦点を当てるところから始めます。

桃太郎をマーケティング理論に応用する

ではやってみます。驚くべきほどマーケティング知見がピタリと当てはまります。

1.普通と違って桃から生まれた
■マーケティングに展開
キーターム 自分の強み・弱みと環境の確認

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2.鬼が人間を苦しめているという困難な状況に直面
■マーケティングに展開
キーターム 解決すべき問題に直面

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3.この困難を乗り越えようと決意
■マーケティングに展開
キーターム プランニング戦略

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4.しかし仲間はおらず自分だけでスタート
■マーケティングに展開
キーターム 孤独な行動開始

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5.犬、猿、雉という、自分を超えた力を持つ仲間と出会う
■マーケティングに展開
キーターム コラボレーション

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6.めでたく鬼を退治
■マーケティングに展開
キーターム 目標達成

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7.鬼から取り上げた財宝という収穫物を村のみんなで分けた
■マーケティングに展開
キーターム 成果物のシェア

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ペン習字サクセスストーリーを構築する

それでは、このマーケティング的観点に十分注意して、ペン習字のサクセスストーリーを書いてみます。


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1.普通と違って桃から生まれた
⇒ポイント
最終的に達成するゴールとかけ離れているエピソードのほうが効果的。例えば人前で話すのが苦手だった人が抜群のプレゼンテーターになる。貧乏のどん底で生まれ育った人が大きな企業グループのトップとなる、など。

⇒応用
小さい頃から勉強もでき、スポーツも万能で女の子にもてたが、唯一の弱点が書道の時間だった。筆だけでなく鉛筆の字も最悪で、字を書くことに恐怖すら覚えていた。

2.鬼が人間を苦しめているという困難な状況に直面
⇒ポイント
マーケティングで必ず行う直面している問題の明確化です。どのような困難な状況があるか、失敗のリスクは何か、留意すべき課題点はなにかなどを明らかにします。

⇒応用
字が汚くても順風満帆の楽しい人生だったが、中学校の時に好きな女の子ができてラブレターを書きたくなった。しかし字を書くことに恐怖すら感じる自分がラブレターが書けるわけがない。ラブレターをみっともない字で書くくらいだったら、いっそ告白するのをやめようかと夜も眠れなかった。

3.この困難を乗り越えようと決意
⇒ポイント
必要なことを戦略として立案する。実行可能性や予算などを勘案してその時取れる最適解を時系列的にまとめる。

⇒応用
少年マンガ雑誌の広告で「あなたもぐんぐん字が上達する」というのを見つけた。親にお金を出してもらって、必ず続けることを条件に入会手続きをすることができた。

4.しかし仲間はおらず自分だけでスタート
⇒ポイント
think small act bigの法則に従い、小さく自分だけで始める。実際に行動してみてその時の知見を再度戦略にフィードバックし、実現可能性を高めていく。

⇒応用
学校からかえってくると、それまでのように悪ガキ連中と外で遊ばずに孤独にペン習字をやっていた。しかし、一向に上達せずに嫌気がさす。外で遊びたい、しかしあの子に告白したいというジレンマに悩んで悶々とする。

5.犬、猿、雉という、自分を超えた力を持つ仲間と出会う
⇒ポイント
現代のマーケティングでは競合他社と出会っても、部分的なコラボレーションでキャンペーンをやったりする。おたがいの強味と弱味をよく吟味し、適切な役割分担をしてチームで行動することで、単体ではなし得なかった成果が期待できる。

⇒応用
いつも放課後一緒に遊んでいた悪ガキ友達が、ぜんぜん一緒に遊ばなくなった自分を心配して、家に来てくれる。その時にすべての悩みを打ち明けたところ、友達は「自分たちができることは何でもやってやる」と、ラブレター大作戦に参加することを表明してくれた。

6.めでたく鬼を退治
⇒ポイント

自分一人では想像もつかなかったアイディアがチームでのコラボレーションでは期待できる。例えばブレーンストーミングなどは好例である。アイディアを出し合って、それまでになかった方法で目標を達成するべく再度行動する。PDCAサイクルで業務を回すことは、このことを指している。

⇒応用
どうやったら、字がうまくなるか。それは、実際にラブレターを書いてみることであり、その数をこなすことである。しかし、本番で(つまり意中の女の子に)何度も試すわけには行かないので、自分が実際に女の子にわたすつもりで内容まで真剣に書いたラブレターを、悪ガキ仲間に渡して評価してもらうことにした。

この結果、告白のシミュレーションを真剣にやることになり、告白内容のブラッシュアップとともに、書いている字もどんどん上達していった。もちろんこの時に、母親にお金を出してもらった通信教育のテキストが大活躍だった。

7.鬼から取り上げた財宝という収穫物を村のみんなで分けた
⇒ポイント
組織論ではマーケティングや営業で得た知見を社内で共有することが必須であるとしている。よく言われる「暗黙知」のように、あるプロジェクトで挙げた成果を社内で広く共有することで、企業全体の知識が創造される。また成果の喜びを分かち合うことによって、組織体としての一体感も醸成される。

⇒応用
めでたくラブレターを渡すことができ、女の子はその熱意あふれる文面に感激。普段ちょいワルキャラで活発な男の子が、「わたしのためにこんな大人びたきれいな字を書いてくれるなんて」うるうる、とそのギャップにメロメロ。

このプロジェクトの成果物である女の子を戦利品として、自分の自宅に悪ガキ仲間と一緒に招待して食事会をすることにした。ちょうど自分の誕生日が迫っていたので、今年は悪ガキ共とともに女の子も呼びたいと提案すると、彼女を含めて満場一致で可決された。

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具体的ノウハウを加味すれば魅力的な教材のアウトラインの出来上がり


ストーリーマーケティングを応用した有料コンテンツの全体的な流れが完成しました。

上記の文章をまとめてみましょう。

小さい頃から勉強もでき、スポーツも万能で女の子にもてたが、唯一の弱点が書道の時間だった。筆だけでなく鉛筆の字も最悪で、字を書くことに恐怖すら覚えていた。

字が汚くても順風満帆の楽しい人生だったが、中学校の時に好きな女の子ができてラブレターを書きたくなった。しかし字を書くことに恐怖すら感じる自分がラブレターが書けるわけがない。ラブレターをみっともない字で書くくらいだったら、いっそ告白するのをやめようかと夜も眠れなかった。

少年マンガ雑誌の広告で「あなたもぐんぐん字が上達する」というのを見つけた。親にお金を出してもらって、必ず続けることを条件に入会手続きをすることができた。

学校からかえってくると、それまでのように悪ガキ連中と外で遊ばずに孤独にペン習字をやっていた。しかし、一向に上達せずに嫌気がさす。外で遊びたい、しかしあの子に告白したいというジレンマに悩んで悶々とする。

いつも放課後一緒に遊んでいた悪ガキ友達が、ぜんぜん一緒に遊ばなくなった自分を心配して、家に来てくれる。その時にすべての悩みを打ち明けたところ、友達は「自分たちができることは何でもやってやる」と、ラブレター大作戦に参加することを表明してくれた。

どうやったら、字がうまくなるか。それは、実際にラブレターを書いてみることであり、その数をこなすことである。

しかし、本番で(つまり意中の女の子に)何度も試すわけには行かないので、自分が実際に女の子にわたすつもりで内容まで真剣に書いたラブレターを、悪ガキ仲間に渡して評価してもらうことにした。

この結果、告白のシミュレーションを真剣にやることになり、告白内容のブラッシュアップとともに、書いている字もどんどん上達していった。もちろんこの時に、母親にお金を出してもらった通信教育のテキストが大活躍だった。

めでたくラブレターを渡すことができ、女の子はその熱意あふれる文面に感激。普段ちょいワルキャラで活発な男の子が、「わたしのためにこんな大人びたきれいな字を書いてくれるなんて」うるうる、とそのギャップにメロメロ。

このプロジェクトの成果物である女の子を戦利品として、自分の自宅に悪ガキ仲間と一緒に招待して食事会をすることにした。ちょうど自分の誕生日が迫っていたので、今年は悪ガキ共とともに女の子も呼びたいと提案すると、彼女を含めて満場一致で可決された。

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生まれてきたことを祝う誕生日パーティーは楽しい。そして今年はみんなからのプレゼントともに、自分でも自分に最高のプレゼントを2つしてあげたことになる。

その二つのプレゼントとはもちろん、ペン習字が人に自慢できるレベルになったことと、人に自慢できるかわいい彼女ができたことである。

【まとめと次回予告】

いかがだったでしょうか。先に引用した重要記事では繰り返し、自分自身書くことがプレッシャーになるような長大な設計図は絶対に書いてはダメです!とアドバイスしました。

しかし、このストーリーマーケティングを応用した手法であれば、まるで自分がアマチュア小説家になったような気分で、自分の有料コンテンツ(商材)の価値を効果的に相手に伝えることが可能です。

がちがちの設計図を書いて、それに従って文章を書いていくと、本当に伝えたい価値(これこそがベネフィットです)が伝わらず、単にスペックだけ(たとえば、「お」という字の最後の点の打ち方)羅列したどうでもいいような有料コンテンツになってしまいます。

でも、小説を発表してもしょうがないですね。

今回の例で言えば、以下の青い部分に、あなたの独自のペン習字のノウハウを入れ込むのです(薄い青い部分が下の小さい文字ですね、サンドイッチしてください)。

この結果、告白のシミュレーションを真剣にやることになり、告白内容のブラッシュアップとともに、書いている字もどんどん上達していった。もちろんこの時に、母親にお金を出してもらった通信教育のテキストが大活躍だった。

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めでたくラブレターを渡すことができ、女の子はその熱意あふれる文面に感激。普段ちょいワルキャラで活発な男の子が、「わたしのためにこんな大人びたきれいな字を書いてくれるなんて」うるうる、とそのギャップにメロメロ。

こうすれば、ストーリーの力によって読者にたいして「自分でもこれなら続けられるかも」「いままでペン習字なんて続かなかったけど、ラブレターを書くつもりでやれば続けられるかも」という、自分が変われるかもしれないことを期待させることができます。

これはつまり、前々回に解説したベネフィットの魔法です。

【現状】+【未来】のみこちゃん法則とはこのことだったのでした。

この中でわたしはこのように書きました。

有料コンテンツを作るというのは、その人がほとほと困っていることのお手伝いをすること

手を引く

困っている人は、目の前視界不良ですけど、あなたは同じような悩みをかつて抱えていて、それを自分で乗り切ったことがあります。それをコンテンツにして、目隠し状態の人の手をひっぱてあげるわけです。

今回、「ペン習字」という地味なコンテンツをわざと選んでみました。これにメリハリを与えて、それを手にする人が「これはまさにわたしのために用意されたコンテンツだ」と思ってもらうためには、ストーリーマーケティングが非常に有効です。

ぜひ、試してみてください。

次回は、ここまで作った大まかな流れを、わたしオリジナルの文章術でブラッシュアップしていきます。

一文を短くするとか、簡潔にするために接続詞を最小限にするとか、結論を最初に持ってくるとか、論旨を明確にとかいういわゆる普通の文章術はわたしは大嫌いなので図書館で読んでください。

あんなのは良いコンテンツづくりになんの役に立ちません。

ここでしか読めないものをお伝えいたしますので、乞うご期待です!

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