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【量子心理学】潜在意識も量子力学から考えるとすごいことになる

 宇宙の話が続きましたので、人間心理の方面に戻ってまいりました!

量子脳科学や量子心理学もおもしろい

 さて、量子力学がすべての人間の物質観はもとより、目に見えない世界のものの見方、つまりまるごとそれまでの世界観を変えてしまうとしたら、当然心理学も影響を受けてきます。

 すでに、量子脳科学という分野もあります。

 表紙にあの、スティーブン・ホーキングの名前も見えますね。量子脳科学はすでに、かなり進んだ研究がなされています。

 本日は、もうちょい柔らか方面です。

 脳科学で人間の精神が分析できるのなら、心理学の「潜在意識」も量子力学で、これまでになかったまったく新しい見方ができるようになってもおかしくありません。

 そうした専門書もあるのですが、本日は「量子力学」と「潜在意識」について書かれた、とっても分かりやすく、頭に入りやすい本をご紹介します。

 でもいきなり、量子力学で心理学といってもイメージ湧きにくいですよね。

 特徴的なところを抜粋してみましょう。

無意識(潜在意識)のコントロールがカギ

人は1日に約6万回の思考をすると言われていますよね。でも、そのほとんどは無意識です。なぜなら、人間の意識の9割以上は無意識だからです。
で、実際のところは意識をどこに向けるかで思考パターンが決まりますので、あなたの世界を作っているのは、「ほぼ無意識(潜在意識)」ということになります。
無意識なので、意識が現実化しているという物理法則を自覚できないんです。
例えば、本人はあまり自覚していなくても、「どうせ無理だよ」なんて思考が無意識の思考パターンで常に起きていたとします。
そうすると、これも波動関数の通り、あなたの身体を含めた周りの量子は「どうせ無理」という状態に位置と時間を確定し続け、それを実現します。
これがいわゆる、よく言われるところの「思考が現実化する」ですよね。

『科学的潜在意識の書き換え方』P42-43

 引用文の中の「意識をどこに向けるかで思考パターンが決まります」というのは、観察した瞬間に波が粒子化するという、量子力学の基本ですね。

 

ウィキペディアより

「観測者が箱の中身を確認するまでは、猫の生死は確定しておらず(非決定)、観測者が蓋を開けて中を確認した時に初めて事象が収縮して、それにより猫の生死が決まるとして、箱を開けるまでは、生きている猫の状態と死んだ猫の状態が重なり合って存在している」という意味。

ウィキペディア「シュレーディンガーの猫」

 心もこれとまったく同じで、心の中の無意識部分は、良いも悪いも(ポジティブもネガティブも)決まっていません。

観察者が確定する現実をポジティブなところに絞って光を当てる

 ところが、ある何かをポジティブに観察したときには、その事象はポジティブに確定し、ネガティブな視線で見た場合にはネガティブに決定するわけです。

 ここのところも引用してみましょう。

 このシミュレーションゲームには常に「豊かさを意識する」か「欠乏を意識する」の二択しかありません。
そのゲームの中にはあなたの代わりに人生を歩む主人公がおり、その主人公を操るのは当然あなたです。その主人公は仮想の3次元空間の人生を歩むことになるのですが、あなたがそのゲームをやっていない時には、当然その主人公はただのデータ(情報)となっています。

 データの状態ということは、波すなわちエネルギーの状態です。
その波の状態の主人公は、あなたがゲームを始めることで初めてゲームの中で実在として現れますよね。その実在として現れた時が粒になった状態、すなわち物質化した状態ということです。

そして、その主人公が実在として現れているということは、その仮想3次元空間の中で主人公の「時間」と「位置」は当然決まっているわけです。
もっと言えば、その主人公だけでなく、主人公の周りの環境の「時間」と「位置」も決まっています。

で、最初に申し上げた通り、このシミュレーションゲームには基本的に「豊かさを意識する」か「欠乏を意識する」の二択しかありません。
仮にあなたが常に「豊かさを意識する」を選択し続ければ、その主人公の身体、周りの環境を含めて、「豊かさ」で時間と位置が確定します。


量子力学的に言えば、人間の意識が介在した時点で量子は粒となり、すなわち「時間」と「位置」が確定するからです。

なので、あなたがゲームの中でも「豊かさを意識する」を選択し続ければ、そのシミュレーションゲームの主人公もどんどん豊かになっていくわけです。
そして、これは何もゲームの中の世界だけではなく、現実の世界もそうなっているはずなんです。
つまり、今ここで「豊かさ」を意識している、すなわち「豊かさを意識する」を選択していれば、その意識に合わせて、量子の「時間」と「位置」が確定していく。
量子力学的に考えるとそうなるんです。

なので、今、「豊か」であればあるほど、ますます「豊かさ」を感じる現象が確定していくということになるんです。

『科学的潜在意識の書き換え方』P44-P45

 この考え方がいいな!と思えるのは、普通の心理学で言う「メンタルブロック」というのをもっとフレキシブルに柔軟に捉えることが出来るということだと思います。

量子心理学は自分にとって最も望ましい意識を顕在化させる手法

 従来の心理学ですと、メンタルブロックを壊すために、顕在意識の側の信念を改良したり、これも、顕在意識の側の認知を改良したりします。

 量子心理学の場合には、顕在意識をいじることによって潜在意識を改良していくという方法ではなく、潜在意識のある部分に焦点を当てる(そこで意識化する)ことで、自分にとって最も望ましい意識を顕在化させる、という方法になります。

 つまり、重要な考え方のパラダイムチェンチがあります。

ダメな部分じゃなくて良い部分に注目!

 量子心理学では、ダメな部分を改良するという発想ではなく、まだ隠れている良い部分を一気に顕在化させるということですね。

 心のなかで、顕在意識として固まりみたいにブロックになっている部分をハンマーでぶっ壊すのでははなく、まだ表に出ていない可能性の部分に意識を向ける(観察する)ことによって、自分の可能性を現実化させるということです。

 なんだか、とても新しい方法であり、斬新な結果が出そうな感じがします。

まとめ 量子心理学は心理学に新しいパラダイムを切り開く

 というわけで、今日は簡単に量子心理学の考え方をご紹介しました。

 面白そうなので、もうしばらく量子心理学について書いてみたいと思います。

(^~^)

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