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文章の説得力は、才能やセンスよりも心がけと行動だ

noteをあけてタイムラインに流れてきた素敵な記事を読んだせいで、今日書こうと思っていたテーマについて書きかけたけどいったんやめて、思わずこんな内容を書きたくなりました。

読んだのは、最所あさみさんのこちらの記事です☟

最所さんの文章、すごくセンスと説得力があって、twitterで見つけてからずっとファンです。どの記事にも彼女らしさが滲みでていて、本当に素敵だなぁ・・・。

で、今日この美しい文章を読んでいてふと気づいたのは、完成度の高い文章って、名言の引用が絶妙にうまいということ。

記事のテーマに沿った、著名な方や実績のある方の名言や、著書の一節をうまい具合に差し込んで紹介することで、自分の意見の説得力がぐっと増すし、文章に深みが出るんです。

“I am not king. I can't do these things just by myself. ” /Barack Obama

まさに、自分以外の誰かの力(言葉)を借りて、ひとつの作品(記事)がよりよいものになるのです。

お気に入りの一節は、書きたい時に勝手に出てこない

文章を書いていて「あの人の本に書いてあった文章をここに引用しよう」となるのか、あるいは「この一節を挿入できるような文章を書こう」という順番で記事のテーマが決まるのかはわかりませんが、

たいていは前者ではないでしょうか。

で、そういうときに、”ピタっとはまるお気に入りの一節”をどこからどうやって取り出してくるかが問題です。

そのときにぱぱっと検索するのでもいいですが、今記事に載せるためだけに探して選んだ初見の文章に、ぶっちゃけそこまで思い入れないですよね。

やっぱり、普段から本やネットで文章を読んで、「この人のこの言葉、素敵だなぁ」と思ったときに、ノートなどにメモすることで日々「マイ金言」をストックして、それらを時々読み返したりする行動が大切で、ここぞというときに生きてくるのです。

作家・ブロガーのはあちゅうさんも、「自分取材手帳」をプロデュースされていますし、自分はメモ魔だと著書などでもよくおっしゃってますね。

やっぱり新鮮なネタを常に使える状態で取揃えておくには、単に文章のセンスや生まれ持った才能に頼るのではなく、日々いかに出来事や感情に敏感でいるかという「心がけ」と、それを欲しいときにぱっと取り出せるよう一手間かけてきちんと整理しておくという日頃の「意思ある行動」がものをいいます。

私も実は「マイ金言」を書き残す用のノートを持っているのですが、最近はスマホや日常使いのノートにさっと記録したり、もはやしなかったりで、本で見かけた素敵な文章や考え方たちのしっぽを掴んでは、知らないうちに手の中からそれらはするすると逃げ出して行って、どんどん忘れてしまっていることに目を向けようともしていませんでした。

今日を機に、収納ボックスにしまわれていた金言ノートはデスクのすぐ隣の本棚に移動させて、記事で使う・使わないに限らず、いいなと思った心に響く言葉たちを、また徒然に集めていくことにしました。

大切にしたいものを大切にするのは自分自身です。

また、質の高いアウトプットには、質の高いインプットも必要です。

大切にしたい出会いが次々と目の前を通り過ぎていくだけにならないように、そして自分の分身である文章に、過去に出会ったたくさんの「素敵」をうまく織り込めるように、日頃から意識的に感動をストックしていきましょう。



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