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それは「探検隊」だった〜洋服屋さんの試着室で見たものとは…


今日、ふと立ち寄った洋服屋さんで試着していた時のこと。

それは、カーキ色のテロテロの生地のセットアップ。
トップスは、開襟のシャツブラウス。
ボトムスは、パンツ。

試着室から出たところにある、大きな鏡に全身を映してみた。

「いかがですか?」

と、若いお姉さんスタッフ。

うーむ。。。
これは…どこかで見たことがある姿だぞ。
これに、同じ色のサファリヘルメットがあれば完璧だ。

私は、こう言った。
「これは…『探検隊』ですよね」

すると、お姉さんは、すかさず白のパンツを持ってきた。

「白と合わせると、また素敵だと思いますよ」

おそらく、お姉さんも『探検隊』に一票入れたはずだ。

私は、懲りもせず、
「なるほど!これだと『探検隊』の感じは薄れますね!」

その若いお姉さんの偉いところは、たびたび私が発する『探検隊』というワードに、1ミリたりとも反応しないところだ。きっと少しでも反応すると失礼にあたると思ったのだろう。

結局、『探検隊』になることは諦め、別のワンピースを買うことにした。どうしても、昨日の着脱できなかったワンピースのことが忘れられず、リベンジしたい気持ちが抑えられなかったのだ。

「どうしても、昨日の着脱できなかったワンピース」の話は、コチラ↓

『さぁ、そろそろ寝ましょう…
と、布団に潜り込む前に、
ふと思い立ち、クローゼットを開けた。

もう何年も着ていない、(正確には、太って着れなくなった)何着かのワンピース。

(少し体重も減ったし、ひょっとしたら着れるようになったかも❤️)
と、淡い期待を抱きつつ、
パジャマを脱いで、まず1着目に袖を通した。

おぉ!着れる着れる😍
ネイルに専念している娘にも見てもらったが、大丈夫!とのお墨付き。

どれどれ…お次は…

おぉ、このワンピースは…
いつかの入学式か卒業式のために買ったもの。ワンピースとジャケット、スカートがセットになっているものだった。

このワンピースは、当時からすでにキツく、たしか一度も着たことがなかったはず。

悪戦苦闘しながら、なんとか着てはみたものの、背中のファスナーが、とてもじゃないけど締まらない。
やはりダメか。。。

着るのを諦め、パジャマに着替えようとした。
…が!
…しかし!!
…脱げない!!!

ウエストで引っかかり、上からも下からも脱げない💦
これは、誰かに引っ張ってもらうしかない💦

だかしかし、
娘はネイル中。

息子は??
いやいやいや、無理。
自分の姿をよく見てごらんなさい。
上半身が露わの無様な姿。

どーしよーーー!!
この姿のまま寝るしかないの〜?

意気消沈し、再び娘の部屋に。
「ねぇ、脱げなくなったけど、もう誰にも頼めない😭」
無様な姿の私が、娘にこんなことを言ったところで、どうにもならないのはわかってる。なぜさっさと寝なかったのか、後悔しても後の祭りだ。

すると娘は、
「ファスナー、もっと下がらないの?」
などと呑気なことを言う。
だから、最大限下げてるんだってば!!
…と、ファスナーに手をかけグイッと力を入れてみると、、、、下がった。

無事、就寝。
おやすみなさい。
もう、キツい服には袖を通しません。』

*****

そのリベンジワンピースは、セールで半額だった。ラッキー!

そして、そのお姉さんの接客がとても素晴らしく
(おそらく娘より若い)、「素敵な店員さんにお勧めしていただいて良かったです〜また来ますね!」と、店を後にした。

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