今日は、息子を空港まで送ることになっていた。

まもなく家を出るという時に、母から電話。
"米寿のプレゼントにするミニアルバムに追加してほしい写真がある"と。
それは、父の現役時代の名刺だった。

母が「(名刺を)郵便で送るから」と言うので、
「その名刺を写真に撮ってLINEで送って！」
と、伝えた。

私の不安は的中。
母はその操作がわからない💦
正確には、"以前やったことはあるが忘れてしまった"のだ。　

仕方がない。
私は、改めて説明することにした。

・LINEで私の名前を選択する
・メッセージを打つ左側にあるカメラマークを押す
・撮影する
・紙飛行機マークを押す

口頭での説明では、らちがあかないと思った私は、ビデオ通話にして息子のスマホの画面で説明することにした。

やっと理解してくれたのはいいが、
写真の端っこが切れていたり、妙にちっちゃかったり。
「もう少し大きく写して！」
と言ったが最後、さっぱり送ってこない。

どうしたのかと思い母に電話をすると、
「撮影しようと思ったら、カメラマークがどこにもなくて、自分の変な顔しか映らない」と、泣きそうな声で訴えてきた。

ははん。
これは、インカメラになっちゃってるな。
操作の途中で間違えておささった(北海道弁)に違いない。

今度は、アウトカメラにする方法を教えなければ。
あー、なんて面倒なんだ💦

再び母に電話。
ビデオ通話のボタンを押し、母とLINE電話が繋がった途端、画面いっぱいにおぞましいものが表示された！！

えっ？？

なにこれ。

妖怪？

ゾンビ？？

怖い！！！

画面からはみ出そうになるくらいに巨大な、老婆の顔。顔が下を向いているため、頬も瞼も全部下に下がりシワだらけ。おまけに目は虚ろ。

それは、紛れもない母の顔だった！
それもそのはず、インカメラになっちゃってるからね。

その写し出された母の顔を見た私と息子は、
息ができないほど笑って喋ることができない😂
(ごめんね、ばあちゃん)
もはや説明どころではない。
窒息しそう🤣

母が「何回写そうとしても、私の変な顔しか映らない」と言っていたのはこのことか😆

途中、拡大鏡でのそーっと覗き込む母の様子も写し出され、笑っちゃいけないと思いつつも、息子と大笑い。
結果、なんとか送ってもらうことができた。

まあね、82歳の割によく頑張っていると思う。
母の姿は、未来の自分の姿。

母の名誉のために言っておくが、
若い時の母は、とっても可愛らしい顔をしていた。
若くてピチピチしていて、こんな時もあったのね。

あっ、こんなことしていないで早くアルバム作らなきゃ！

身内のくだらない話にお付き合いいただき、
ありがとうございました🙇‍♀️