見出し画像

冬のポルトガルは湿気との戦い

冬のポルトガルは、いわゆる雨季で、毎日毎日本当によく雨が降る。

毎年豪雨もあり、リスボンの各地で洪水の被害に見舞われ、そこらじゅうにある坂道は川の如く水が流れ、通行止めになったり、店の中に雨が浸水して、営業できないなんてこともある。

豪雨の時期は、年によって違うけど、この冬は、12月にものすごく降った。

たまたまその週は、私たちはセジンブラにある湖の近くの家にいたけど、悲劇はその時に起きていた。。

私たちが数日ぶりにリスボンの仕事場にしている家に帰ると、地階のリビングが水浸しで、ヨガマットなんかはプカプカ浮いていたり、窓際の夫の仕事場の一角なんかは、なんと上からの雨漏りでプリンターから椅子から机から全てびしょ濡れで、壊れて動かないものもある。

今ちょうど上の人が引っ越して行ってしまい、数日間誰もこのひどい雨漏りの事実に気がついていなかったらしい。

なんとか床をきれいにして、もう駄目なものは処分して、大家さんと話して色々交渉して、一区切りついたかと思いきや、数日後、ダイニングテーブルで食事をしていたら、雨漏りしていた場所の天井がズドーンと落ちてきた!

どうやらもう天井の木が腐ってしまっているらしい。
リスボンの家は、建築年数が古いものばかりだし、私たちが好んで借りる家は、ちょっと趣のある歴史ある家ばかりなので、実は雨漏りとか天井が落ちてきた、とかは全然初めてのことではないから、もうちょっとやそっとのことでは驚かなくなった(笑)。

というわけで、12月からは、セジンブラの、湖の近くにある家の方で過ごしております。仕事のたびに車でちょっとリスボンにいき、家の様子を確認してまたセジンブラの田舎に帰る、という生活。


雨のおかげで緑豊か

だからと言って、こちらはこちらで湿気との戦いで、あちらこちらにたまる湿気を掃除して、1日じゅう除湿器を回して、消毒して、という感じ。日本にいる時は、冬は乾燥対策で保湿していたけど、こちらでは冬は、基本的には保湿なんてしなくても全然問題ない。


夕方の湖

せっかく田舎にいるのだから、ということで、今までなかなか毎日続けられなかった、1日目標1万歩の散歩を続けている。緑がいっぱいで、海も湖もあるからとても気持ちよくて、みかんも走り回ってとっても嬉しそう。


砂浜を砂浜を走るのが大好きなみかん


海のそばを散歩

もう?と驚くけど、気温は暖かいから、ミモザの花も咲き始めている。


雨の時期が落ち着いたら、本格的に、ガーデニングと畑仕事を今年こそ始めたいと思う!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?