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インドヨガ日記④ l シヴァナンダヨガ 7〜9回目

よければヨガ日記 ①、②、③ も読んでください!



7回目

前回からの呼吸法に加え、吐く時に腹筋に力をいれてお腹を凹ませ、息をふんっと小刻みに吐く方法が加わった。
大きく吸って、鼻から勢いよく少し空気を吐くと同時にお腹を凹ませて、リラックスしてお腹を戻す。また吐いてお腹を凹ませて、リラックス、を繰り返す。
このリラックスするタイミングでは、「リラックスするだけ」で息は吸わないように!と言われた。
え、、、
30回くらい連続でお腹を凹ませる動きをするので、息を吸わないともたない。
みんな肺活量がすごいのだろうか。また苦しい修行が増えてしまった。

まずは太陽の礼拝。
そしてドルフィンポーズから、ヘッドスタンドの練習。
ドルフィンポーズは、肘をマットにつき、腕で三角を作る様に両手をマット上で組み、お尻を浮かせた状態で、足をピンと伸ばし、体幹を前後に動かす。
ヘッドスタンドはそこから、頭をマットに置き、手で支えるように添える。つま先を頭に近づけるように足を近くまで動かして、片足ずつ膝を曲げながら浮かせる。
両足膝を曲げた状態で足が浮いたら、片足ずつ天井に向かってまっすぐ伸ばす。
これを先生の補助のもとゆっくり練習した。

左下:ドルフィン。
ヘッドスタンドは4→5が関門だと思う。


腕の筋肉の力も必要だが、それより体幹をまっすぐ保つバランス力が大事な感じがした。
上で保っているときには、腹筋に力をいれてゆっくり呼吸するとブレない。
目を閉じるとゆらゆらするので目は開けておく。

最終系になっているときには、先生の手が触れているか触れてないかくらいでまっすぐ保てたが、
そこにいたるまでは補助がないとちょっと厳しい。
あと、体調やメンタルにもよる気がする。集中できないと無理そう。


毎回出席するメンバーは固定され、この日出席した6人は毎回出ているが、
1回か2回だけで来なくなってしまった生徒もいた。
実際、そこそこ体幹の筋力がないと難しいポーズが多い。できないことが多いとやっていても楽しくないような気がする。
私のように体は硬くても大丈夫だけれど。
数人の生徒はもう来ないだろうなあと先生は言っていた。


ビギナーズコースは来週まであるが、来週ちょうどラダックへ旅に出ることになった。
出られない3回分は次周期のビギナーズコースで消化した方がよいのだろうか?
聞くと、最後の3回は総復習と瞑想などを主にやるから、出ないでオープンクラスに進んでOKとのこと。
質問があったら聞いてくれたら個別に対応できるよと。
コース修了時に受け取る本を今週もらえることになった。

瞑想はビギナーズコースで是非学びたかったところである。
インドにいる間に、オーロヴィルに滞在して金色の瞑想ホールに入るのが目標なのだ。
オーロヴィルはチェンナイの南の方にある国際的な共同体で、エコビレッジとか理想郷とか呼ばれている。世界中の人々が、民族・国籍・思想信条を乗り越えて調和することが目指されているそうだ。瞑想ホールはなかなかにスピリチュアルである。

先生は気さくで話やすいので、オープンクラスに行ったあともメールで個別に質問しようと思う。


レッスンは7時半までだが、だいたい質問したりしゃべってたりするので、ヨガセンターを出るのは8時過ぎになる。




8回目

ビギナーズコースも佳境だ。
まだ導入されていないポーズが4つあり、
この日は比較的スピーディにポーズを消化した。

7a, 7b, 10a, 10b が未導入。10a と 10b は別物だと思っていたが、同じくくりで書かれているのは a→b が一連の動きだからだろうか。。おそろしい。


呼吸は両鼻孔から順番に吸って吐くものと、大きく吸ったあと、お腹に力をいれて緩ませるを連続してやるもの。

太陽の礼拝も数えられないくらい連続でやった。結構長かったが、だいぶ皆慣れて、つらくなくなってきた。

ヘッドスタンドに関しては、頭と腕をマットについたポジションから片膝ずつ曲げて浮かせる練習をしたが、なかなか難しい。
先生は「これは時間がかかる、すぐにはできない。1年かけて習得する人もいる」と言っていた。
生徒のひとりが、頭に重さが乗りすぎて痛いと言い、「頭と両腕の3箇所に均等に重さが乗るように」とアドバイスされていた。難しい。

新しいポーズが導入された。
ひとつは、カエルの格好から足を浮かせるもの。
(昔、小学校の体育でこの練習した気がする)

みんな見覚えあると思う。

これはできた。やや手のひらの向きを内側にして、足をしっかり上げるのがポイントだと思った。
集中するためにどこかを注視しないと、すぐにふらついて足が付いてしまう。
慣れれば力はあんまりいらなそうな感じがした。
終わったあとプルプルするのは、まだ変なところに力が入っているからだろう。


もうひとつは、
うつ伏せで寝そべった状態から片足、両足を高くあげるもの。
これはかなり背筋を使うのか、足のあがる高さに個人差があった。

なかなかこんなに足高くはあがらない。

これで 10b 以外は一通り習ったことになる。

最後、時間外になってしまったが、チャクラについての説明があった。
チャクラを調べると、「生命エネルギーの中心」や「エネルギーが出入りしている場所」と記載されていることが多い。第7チャクラまである。

最初はずっと肛門の話だった。
肛門は全ての老廃物が出ていく部分であり、肛門をキュッとするのが大事。
おそらくこれが第1チャクラの話。

次に、お腹に力を入れたり緩めたりするとチャクラが整うという話。
これは呼吸のところで練習をしたあれだ。
ここで第2チャクラを高める運動をしていたのだということがわかった。大変興味深い。

帰らなければいけない生徒もいたので、とりあえず以上で終了。
5分10分で説明できることではないだろうし、全部聞いても覚えられない。
こういうことは多分ヨガを実践しながら少しずつ体で覚えるものなんだろう。


ヨガセンターから出る時に生徒の一人に日本のヨガについて聞かれた。
日本でもヨガはやっていたのか?インドのヨガと違うのか?

私は本格的にヨガをやり始めたのは今回がはじめてであるが、日本では昔ホットヨガというものに参加したことがあった。
新感覚エクササイズ、を謳っており、気軽に始めやすいため毎回大勢の人が教室に集まっていた。
他にもヨガ系のYoutuber がレッスンを配信していたり、広告などで知るヨガは、シェイプアップや減量目的を謳っているものが多い気がした。いい悪いではなくて、そういう種類のヨガがコマーシャルしているので、目に入りやすいということ。
なので、日本でもシヴァナンダヨガをやる人もちろん一定数いると思うが、
ヘッドスタンドをやるようなヨガは一般的にはあんまり流行ってないんじゃないかなというような話をした。

でもあなたはよくできてるよね、と不思議そうに言われた。
たぶん褒められたんだと思う。
ビギナーズコースの生徒の中では比較的順調にきているので、インド人よりヨガを知らない日本人がちゃんとできるのが不思議に思うのかなという気もした。

インド人の生徒みんなの受け答えを見ていると、特にヨガ哲学のような話のときに、先生と共通認識がありそうだった。
私には聞きなれない話ばかりだったので、教育にヨガの授業とかあるんじゃないか(または家庭で親兄弟とそういう話をする機会が多いのか)と思った。
先生が祈りの言葉を唱えるとき、例えばシャンティと言うときに自然に唱和したりとか。そういうのは、日本でいう「いただきます」みたいな、小さい頃から聞いてる言葉なのかなという気がした。


次回は私は最後のレッスンになる。
短い間だったが、異国での経験ということもあり、なんとなく感慨深いものがあった。


ヨガセンターの受付前のロビー。
ここで先生と生徒がしゃべってくつろいでいたり、お迎えを待っていたり。




9回目

先生が来なかった。

この日のビギナーズコース参加者は4人と少なかった。
ものすごく眠かったので、私はリラックスポーズで完全に寝ていた。
すると開始予定時刻20分後にスタッフが教室に来て、急遽4人でオープンクラスに合流することになった。

いい場所が空いてなかったので後ろのスペースでポーズをとっていたら、すぐに1番前の端のスペースに来るように言われた。動きが怪しかったんだろう。
ペースが早く、担当の女性の先生は終始真顔で少し怖かった。

オープンクラスの参加者はビギナーズコースに比べ年齢層が高めだ。
ポーズは上手く出来ていない人もいたし、先生のように動けている人もいた。
最後に先生が歌を唱えるのだが、みんな暗唱しているようだった。
ヨガにとってポーズをとることはあくまで一つの要素であって、他の大事な要素も大切にしている雰囲気をなんとなく感じた。


レッスン後に、ビギナーズコースの4人が残って女の先生と少し話をする時間があった。先生はレッスン中には全く見せなかった眩しい笑顔で、「オープンクラスどうだった?」と聞いた。このギャップにやられて一瞬で好きになった。
ペースが早くて大変だった、と皆言って、大丈夫大丈夫とニコニコ励まされた。

ビギナーズコース担当の先生は、何の連絡もないから今日どうしたのかはわからないとのことだった。
寝坊だろうか。


私は来週は来れないということを伝えると、他のスタッフと少し話したあとで、「ビギナーズコースが終わってからの7日間、フリーでオープンクラスに出ていいわ」とのこと。
なんと!
嬉しい計らいである。ありがたい。
さすがに連日は大変だろうから、今と同じ様に週3
日出ようかなと思っている。


ビギナーズコースの最後には本をもらえることになっていて、
本とポスターをもらった。

ビギナーズコースを修了するともらえる教本と付録。
先生たちは右下の顔写真がちゃんと入っているか気にしていた。


教本には心得や練習方法が書いてあった。
このピーコックは結局やらずだったけど、到底できるとは思えない。道は長い。


ポスターももらえる。教室にあったものの縮小版。



ビギナーズコースの仲間たちに「またね〜」と挨拶してヨガセンターを去る。
彼らもオープンクラスで続けるだろうから、またすぐ会うだろう。


オープンクラスの教室。
シヴァナンダヨガセンターでヨガをはじめられてよかった。


来週はラダック旅。
高山病に苦しむことなく楽しめることを祈る。





ちなみにレッスン後、10時くらいに先生からメールがあった。
寝坊したごめん、とのこと。

事故や病気じゃなくてよかった。

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