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yuko詩

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詩を紡いでいます。自分にとって、素直になれる場所が、詩を紡ぐことなのかもしれません。キミもボクも、誰にでもなれるし、別に自分じゃなくてもいいし、自分じゃないことも多いし、実体験じ… もっと読む
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朝を巻き戻して

キミがいない 街に行くよ 笑い合った 目線合った その姿だけ 残っていた 言霊はあるってさ 正夢もあるのかな 虚しさだけ 残された 朝を巻き戻して またキミに会えるかな 夢の中 キミの中で キミがいない 街でまた 花びらは つかめなくて 正夢を願って 言葉を残してみるよ 虚しさだけ 残された 朝を巻き戻して またキミに会いたいな 夢の中 夢の中で

つづく、朝

始発列車が動きだす 街の明かりは暗いまま 外の風もこだまする 始まりはもうすぐ どれだけ眠っても どれだけ悩んでも 時はとまらなくて 同じようにまた朝がくる 学校がたのしみだった そんな純粋な朝はどこへ 朝ごはんのオトがする しあわせな香りと空気 いつしかばらばらになって ひとりぼっちの朝ばかり * 始発列車は街を越え 淡い空の萌える空気 風も月も鳥たちも 爽やかな始まりを知らせる どれだけ眠っても どれだけ悩んでも 時はとまらなくて 同じようにまた朝がくる

イトつなぎ

好きだよって言えない 二人の関係は 誰も知らない 大切な糸 好きだよって言いたい わけじゃないただ 見守ってほしい そばにいてそばにいて くれたらそれでいい ほんとのことは誰も知らない ほんとのことは見たくない 霧の中 夢の中 キミの中で 寂しいなんて言えない 二人の関係は 片方だけの 大切な糸みたい 何度だって伝えたい コトバはあるけど ありきたりすぎて 言えないんだ ほんとのことは誰も知らない ほんとのことはわからない 霧の中 心の中 ボクの中で * なんか

夜、つなぐ夜

ひとりだと寝れない 子どもみたいな夜に つながりを感じながら 寝落ちさせて _ 不安になっても仕方ないと 頭ではわかっていても 不安になる時もあるよ 悩むんじゃなくて考えなきゃって わかってはいたって ただ聞いてほしい時もあるよ だから ひとりだと寝れない 子どもみたいな夜に つながりを感じながら 寝落ちしたいの _ 帯びた熱で 溶けたアイスクリーム ふあふあな不安も そのまま溶けてくれたらな ひとりで生きていけるほど 強くはなくて ひとつの小さなハートが ここ

キボウ と ヒカリ へ

生きるキボウを見失うな 現実は甘くないと受け入れろ ヤミのヒカリのその先から 落ちるか上がるかはキミシダイ 落ち込んで わめきたくなる時もあるだろう 後戻りできない日々に 頭抱えてビンタして 太陽が顔を見せたら 何か変わるかなって 甘えた期待で包んでみてたね うまくやらなきゃと 考えすぎてしまうボクらと なんとかなるさと てきとーに流せるキミたち しょうがないっしょと 切り替えられるアナタと ないものねだり 受け入れられず 立ち止まった日々ばかり ちょっと変わりた

たしかなミチと確かな一歩

気づいたらまたナミダ溢れ 小さな石ころつまずいて 悔しくて後ろを振り返ってみたら 何もないって思ってたけど 教えてくれたまなざしには たしかな道があるからさ 大丈夫だよ キミはもう一人じゃない 寄り掛かれるたくさんの木々を 頼ってまた大きく背伸びして イマのミチを受け入れて 一歩ずつ歩んでいこう 悔しいのは挑戦しているってことだから 壁にぶつかるその日があるなら 乗り越えたらまた大きくなれるよ 見たことない景色 信じなかったら見ることもできないから まずは自分を信じて

ヒカリ

キミが打ち明けてくれた コトバのカケラ おなかの奥深く 突き刺さる いままで伝えてきた わたしのコトバ ぜんぶ 消し去ってしまいたいくらい 立ったままでは 受け止められなくて * いつも はやく 動く 右手も その時だけは ゆっくりで 噛みしめられない想いを なるべく共に感じたかった * ごめんねは禁止ねって 決めた約束 かんたんに破りたくなるくらい 深く重いコトバを感じて ただ受け止めることしかできなかったけど * 人生の交差点に 立っているキミの姿が

大切な存在

振り返って背伸びして 手を振り合う帰り道 水色の鉄塔 まんまるおつきさん ぽちゃんとオトする 川に腰かけ 東京の星探してた 変わらない想いと 変わりゆく気持ち 確かめ合って笑い合って 大きく沈んだその先 30歳の分岐点 * 肩書きも何もない 頃に出会った二人 裏表の名刺 役割を背負いすぎた 離れた二人 4つ先の駅 オレンジから赤になって 近づく頃には離れてく * 友達でも仲間でもなく 上司でもなく後輩でもなく 彼氏でも彼女でもなく 大切な存在 生きてるうちどれ

こころのどこかの片隅に

キミからの連絡待ってるの 詳しくはまた話すって言ってたから いつも気づいたら連絡しちゃうの あたしの方だから ボールがキミから届くのいつかなって すこしだけ期待して待ってみてるの いろんなことが絡まり合って 気づいたら離れられなくなって 離れる必要もないんだけれど どうしてこんな風になっちゃうんだろう * ただ、報告を重ねてるだけ だけど、重なり合うことが多くて 居心地の良いテンポ感で 続くコトバのキャッチボール 再開したプロ野球みたいに いつも試合があるみたいに キ

聴いてたいから

きみが教えてくれたその曲は 何か意味があるのかな きみが歌ってくれたその歌に 隠したメッセージはあったのかな 感じとりすぎてしまう性格と 付き合っていくために いま、コトバにしているよ 8年前のできごとと 5年前のできごとを 思い出していたけれど 互いに何かを感じとった あかりはきっと忘れられなくて ギターフレットこすれるオト 聴けばきっと思い出される 紡いだコトバ 伝えたかったこと きっとずっと変わらなくて じぶんのこころ奥深く 探り出したくなってきたら 二人は

人生のかざぐるま

空回りした ボクをとめた ナミダふたつ 溢れたあさ えいやって ふりしぼっても 起き上がること できなくて 蒼い紙飛行機 ソラに飛ばし 受けとったのは キミだった いつしかボクら出逢い となりの土に埋もれ あたらしい 風がふいていたんだ ずっと ずっと 探してた じぶんで まわせる はねぐるま ずっと ずっと 求めてた じぶんが かるく 飛べる風    ー とまりかけた ボクをつないだ あたたい風 吹き抜けてく あかりとともに まるいナミダ つたって あたら

雨音だけが彼女の味方

よくわかんない気持ちを抱いて ずっとぐるぐるしています コトバにすることが好きな彼女は 必死で気持ちをコトバにしようと スマホを右手で持ってみても なんだかしっくりこなくて この感情をコトバにすることも憚られ なんて説明したらわかんなくて 彼女はたくさん戸惑ってた わかんない わかんないや わかんない わかんないや この気持ちを 解明してくれる人を探して 出逢った曲を聴きながら おかしいこともわかんないことも 歌詞にしてる曲に出逢って そんな詩もありなんだなって思って

ヒカリと陰

表舞台と裏舞台の境界線 時を待てば いつかヒカリがあたる 時が経っても あたらない場所もある * 植物は太陽を求め 太陽に向かってのびていく あたたかいヒカリをあびると 服を脱ぎたくなるように 気持ちも晴れやかに変わってゆく * どの側面に、ヒカリをあててみたいのか * ヒカリがあたる場所で、キミは生きているか * 地面を変えられるのが、人間の特権ならば キミはどの地面で花を咲かせたいのかい * ヒカリがほしくて、輝きたいなら 生きる場所と側面を、変

泣いていいよの仮面がほしい

思いっきり泣けたら どれだけ楽になれるのだろう そう思う瞬間 ボクにだってあるから キミは どれだけ感じたりしてたんだろうね それでも泣けないよね 役割という仮面を被ったボクたちは 泣いていいよっていう仮面 どこに売ってるかな 教えてほしいな 悲しいけどお金じゃ買えない仮面だった * その仮面持ってるのキミだったんだ ボクはキミの前でなら 素直になれて泣けるんだった だけど もうキミを頼ることやめたんだ ボクはキミの世界線 越えることやめるって決めたから これ