見出し画像

個が生きるチームは、優しいだけではなく、個が強くあること。そして、弱さも開示する。

クラウド人事労務ソフトを提供してるSmartHRさん主催の #WORKandFES2020 「個を生かすことが、チームを強くする。 これからの働き方について考える。 」で話されていた内容に吸い込まれて、思わず言葉をメモしていたので、久しぶりにnoteを描いてみます。(メモなので、意訳も含まれていると思います...)

パネルディスカッション概要のnoteはこちら!

メモし始めたところからスタートしてます...汗

野崎さん:スマイルズはマーケティング志向ではなくて、個人の想いや熱量から生まれている。個人の好きや、生活で関心があるものを持ち込んで仕事にしていく。
櫻本さん:人の感情や不安を仕事場で隠すのではなくて、シェアすることを促している。メンタルヘルスは「自分の個性が生きていない」「自分の良いところが殺されているとか、もっとこういうことをしたいのにできていない」など「可能性に絶望していること」から生まれている。上司など職場環境によって生まれている。人の良いところを生かすことは、人がイキイキ働くこと、企業の生産性を高めることにあてはまる。

好きなことや感情をシェアすることを職場でいきなり促すのは難しいのでは?そのために実践していることは?

野崎さん:「場」を作る。喫煙所や飲み会だったら打ち明けられるってこともある。場を変えないと生み出せないこともある。ブレストワークを、居酒屋でやっていることもあった。どうしてもオフィスだと、仕事の自分になってしまう人もいる。

話を引き出したい時は、横に座る。提案をしてもらう立場じゃなくて、相談を受ける姿勢。共犯者になっていく。ソフトクリームを食べてる上司は許せる。かわいく見える。媒介があることで、関係値を作れることもある。
櫻本さん:対話をする時間、マネジメント側からの開示をする。開示する文化、承認し合う、育て合う、欠点があっても良いんだよってのは最初戸惑う。欠点に向き合うことは、怖いこと。自分に矛先がむいていると辛くなる、欠けている存在、自分と向き合う先があって、改めてビジョン・ミッションに向き合うことができる。弱さを開示できない=ビジョン・ミッションよりも、自分を守ることが優先されている状態。本当にビジョン・ミッションが大切であれば、自分を守ることは二の次になるはず。自分の弱さを開示してでも、チームとしてそれをやっていこうって気持ちになる。
野崎さん:中途で入った人は、一旦壁にぶつかる。沈む時期がある。自分で全部やらなきゃ!わからなくてもやらなきゃ!ってなる。本来は、このプロジェクトで足りなければ勝手にアサインして良いのに。「どうしても良いアウトプットしたい!」って主体的になって初めて、自分からプロジェクトメンバー外の人を頼ったりできるようになる。上司にあてにいくためのリリースと、本当に届けたいと思って書くリリースは変わる。小さな行動のきっかけで、全ての行動を変えられる。

メンバーが谷にいる時の葛藤は?見守る?働きかけはどのようにしているか?

櫻本さん:谷は、超えるか、逃げるかのどちらか。会社としては超えて欲しいと思っている。谷の部分=防衛になる、他責になったり、善意の介入をしすぎると防衛になってしまう。信頼をしつつ、対話はする。問いを投げかけたり。今こんなふうに見えているよって他社の目は、自分の解像度をあげるのに役立つ。周囲が見え方を変える問いかけをする。こうした方が良いのではないか?は介入のしすぎになる。その人が乗り越えられると信じる。
野崎さん:逃げずに越えて欲しいから、逃げないように環境を用意する。例えば、納期をずらす。やってる本人のベストプラクティスが出せるまで(本人が腑に落ちるまで)待つ。社内の仕事だったので、納期を遅らせるってことができた。本人が乗り越えられた!自分自身でやったものだ!と思えることが成長に繋がる

個を生かしたチームにするためには?

野崎さん:弱みを部下に握らせる。スケジュール管理が苦手だけど、その代わり、プレゼンは任せろ!って伝えている。上司として責任を負う部分も伝える。苦手な部分と、貢献できる部分(強み)を伝えていく。呼び捨てでは呼ばない。距離が近すぎても、馴れ合いになっちゃう。自分がウキウキしていると、これって楽しい仕事だな!って思ってもらえる。例)上からふってきた仕事=目的から考えられるじゃん!、難しい仕事=失敗しても大丈夫ってことだよ!一つ一つの仕事を、いかに自分ごとに捉えて、楽しんでもらう。
櫻本さん:クライアントさんから「ゆるふわゲキ詰女子」って言われる(!)相手との関係性を気にしたり、嫌われたくないって思って、メンバーやリーダーの顔色を伺って、率直に伝えないと結局チームは成長しない。

顔色は見ないようにして、ビジョン・ミッションに照らし合わせて伝えるようにしている。お互い愛しすぎないようにすることが大切。自分たちを守ったり、傷つけないようにしようってなっちゃうと、本当のことが伝えられない。関係性にファーストプライオリティを置くんじゃなくて、常に目的の達成につながっているかってことが大切。

厳しいことをいう時に、気をつけていることは?

櫻本さん:「それは間違っているよね」って伝える時、なぜ間違っていると思ったかの背景を伝える。ミッション・ビジョンにおいて結託する。人格は否定しない。感情的にはならない。自分で判断できるようになることは大切。間違うことは当たり前だと思う。間違によって誰かに迷惑をかけるようになったら、二度と起こさないようにする。学習を促すような問いかけをする。なんでこういうことが起こっちゃったんだろうね?っていう経験学習のループを回すようにしている。
野崎さん:怒る時=相手が何も考えていない時。惰性で仕事に取り組んでいる時。去年これだったので、今年もこれにします!って時。何も考えずに向き合っているってのが一番イヤ。自分ごと。君が一人の会社だったら、そんなのありえない。あなたはどうしたいの?しか聞かない。わからなかったら、〜〜に聞いてみたら?とか、アクションを起こすための作用は与える。アウトプットが良い・悪いではなくて、その人の向き合い方にしか焦点を当てていない。

自分が何が好きで、何が苦手で、ちゃんと向き合う中で、仕事ではどうやってアウトプットを出せるのかってことをちゃんと向き合っていく。僕が決裁するのではなくて、君のプロジェクトだから、自分が決めたんだったら、自分の中でこれが良いって決めたんだったら、それで良い。

野崎さん:仕事と趣味を一致させる社員が多い。海外旅行好きの社員は、海外の仕事につながるようにプロジェクトを進めていく。自分が向き合いたくなる仕事を作れるようにしている。勝手に自分で進めていくから!って人もいい。
櫻本さん:「生かされたいと思ってそのチームにいるのではなく、自然に自分がイキイキできる環境を作って欲しい」と社員に言われたことがある。相互作用。イキイキしていて欲しいよ!っていう価値観はシェアしていて良い。メンバー一人ひとりがイキイキしてやる!ってのが良い。

個を生かすチーム→やさしいだけのチームではない。個が強くなければいけない。
野崎さん:リーダーの人は「本当はしょぼかったって言ってみる。」一回気楽になる。自分一人でやろうとしても無理だから、自分一人が変わっていて、初めて個が生きるチームになる。チームでなんとかするために、どうしたい?どうすればいいと思う?って対話することが重要。メンバー一人一人がリーダーシップを持っていくってことが大切。





感想と振り返り

聞きながら、今の自分自身への反省と、いろいろな感情が生まれてきて。ぐさぐさと突き刺さってきた言葉を噛み締めたいなと思って、ここからは感想と、自分の振り返りメモ的な内容です。

休職してから、1週間に1回は個人的なnoteを描き更新していたけれど、転職してから慌ただしい日々を過ごしていた...(というのは少し言い訳だけれど)約2ヶ月noteから離れ、自分と向き合う時間をないがしろにしていた。

今日の話の言葉を借りるならば「中途で入った人は壁にぶつかる、沈む時がある」のフェーズだったのかもしれない。そして、「欠点と向き合うことは怖いこと」で、それを受け入れられる強さがなかったのかもしれない。

環境を変えれば、色々と壁にぶつかるのはよくあることだと思うし、むしろ自分の弱さや欠点に気づいて、自分と向き合う中で、自分のことを知れる良い機会だなぁと今は思える。現実逃避したくなっても、現状を受け入れて一歩ずつ進むしかない。と..初めて転職した時にも同じようなことを感じて、noteを描いている。苦笑

いつだって、理想と現実は離れていて、そうありたいと願う理想を埋めるために、努力を積み重ねていくことが大切。

自分にとっての理想が高すぎるのは良い部分と悪い部分があり、「まだまだだから...🔥」と自分を奮い立たせれる時と、「まだまだだから...😰」と勝手に落ち込んで、自己否定をしてしまう時がある。

> 今こんなふうに見えているよって他社の目は、自分の解像度をあげるのに役立つ。

と櫻本さんがおっしゃっていたけれど、周りから見られている印象を、素直に受け止めることも大切。「がんばってるよ!」「よくやってるよ!」って言われても、まだまだだからなぁ...😰と落ち込むのは、自分勝手かもしれない。(謙遜は良いけれど、卑下しすぎない的なお話なのかなぁ...)

反省の部分では...

・本気で主体的になれているのか
・自分ごと化できているのか(「君が一人の会社だったら?」のフレーズに、グサっとしました...。)
・相手との関係性を気にしすぎていないか...

...ってところかなぁと。

ストレートにフィードバックをいただける環境だけれど、それはあくまで「事業のコト」に向かっているためのフィードバック。自分のことを否定されているわけではない(むしろありがたいフィードバックばかり)で、自分が勝手に嫌われているのではないか...と思ってしまうのは、考えを改めた方が良いなぁと思ったのと、自分自身もこれ伝えたら嫌われるのではないか?的な遠慮は控えたいなぁと思った。

> 関係性にファーストプライオリティを置くんじゃなくて、常に目的の達成につながっているかってことが大切。

というお話があった時に、DeNAの南場さんの「ことに向かう力」について描かれていたnoteを思い出した。

例えばチームの組成の仕方とか、役割分担の与え方。誰ひとり、自分が影に隠れていると感じてはダメなんですね。全員が球体の表面積であり、オーナーであると感じなければいけない。

「人や自分に向かわずに、コトに向かう」

いろんな印象的なツイートもあったので、自分の中で保存しておきたくて、noteに挿入しておく。




ひらやまさんのこのツイートは、最近自分も感じた部分があって。スキル不足で力になれずほんと申し訳ない...的なぼやきをした時に、「みんなで乗り越えていこー!」的なニュアンスの言葉をメンバーにもらって、すこし心が軽くなった。申し訳ない気持ちはありつつも、今の精一杯で取り組みながら、みんなで一歩ずつ進めていくしかない。嘆いても始まらないし、受け入れるしかないし。


> 自分がウキウキしていると、これって楽しい仕事だな!って思ってもらえる。一つ一つの仕事を、いかに自分ごとに捉えて、楽しんでもらう。

マイナスな言葉を使っても、周りに悪い循環になってしまう部分もあるし、何より自分自身が悪循環になってしまうこともある。強い意志を持って、いい意味で楽観視したり、できる!って信じ込んで、突き進むことも大切。目的達成のために、突き進む。

口で言うのは簡単で、文字にするのも簡単ではある。何度も何度も似たようなことを文字にしているかもしれないけれど、それでも言葉を紡ぐ中で、自分に喝を入れたいと思っているから、言葉にしたくなるのかもしれない。


改めて素敵なお話を聞かせていただいた櫻本さん、野崎さん、モリさん、そして主催のSmartHRの方々、ありがとうございました!



グラレコもアップされてました〜。見やすい〜〜。


トップの写真は、みんなのフォトギャラリーから杉江さんのイラストをお借りしました。(ありがとうございます...!)説明に「チームで戦う戦隊ヒーロ」ってなっていて、イベントのテーマに近しいなぁ〜と思いました。イラストかわいい...!

スクリーンショット 2020-12-06 1.24.52


最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。みなさんからの感想やコメントを頂けると、とてもとても嬉しいです。 Twitterでシェアしていただいいた場合は、なるべくコメントなども見たいと想っています。サポートやコメントやシェアなどが、自分の創作活動の励みになっています。