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【キャリア】人は様々な役割を担っている!自分の役割を整理してみませんか?♯043

ライフキャリアレインボーというキャリア理論をご存知でしょうか?
これは、キャリアを単に職業として捉えるのではなく、人生のさまざまな年齢や場面での役割(ライフロール)の組み合わせとして定義するキャリア理論です。これは、個人が生涯を通じて社会的な経験や役割を積み重ねていく中で、自己のキャリアを形成していくといった考え方です。
この理論は、アメリカの教育学者であるドナルド・E・スーパーによって提唱されました。

具体的には、ライフキャリアレインボーは以下の要素から成り立っています。

8種類のライフロール:
子ども、学生、職業人、配偶者、家庭人、親、余暇人、市民
(年金受給者を入れる場合もある)

これらの役割を経験し、重なったり変化したりしながら、自身のキャリアを形成していくと言います。

出典元『文部科学省』第1章 キャリア教育とは何か

また「ライフキャリアレインボー」という言葉もあります。これは、キャリア≠職業の考えの中で、人生における役割の組み合わせを定義した理論です。ライフロールを重なりあわせて表示する様が、虹の形に似ていることから「ライフキャリアレインボー」と呼ばれています。

ライフキャリアレインボーには8つのライフロールが存在します。これらのライフロールは、人生のさまざまな段階で重なり合い、変化していきます。具体的なライフロールの例は以下の通りです。

子ども: 成長が未熟であり、保護者のサポートを受けて過ごす役割。
学習者: 学校や大学で学ぶ役割。
職業人: 働くという役割(正社員、アルバイト、パートなど)。
配偶者: 夫や妻の役割。
家庭人: 家事全般を行う役割(主婦の仕事を含む)。
: 子どもを養育する役割。
余暇人: スポーツや趣味を楽しむ役割。
市民: 社会の一員として無給で社会貢献する役割(ボランティアや地域活動など)

ライフキャリアレインボーを活用することで、将来の理想やバランスを具体的に考える手助けとなると言われています。

さて、先日、受講中のキャリアコンサルタントの養成講座でこのライフキャリアレインボーを活用したワークをやってみたのですが、色々気づきがありました。

10年前は、「職業人」8割「余暇人」2割で完結していた私でしたが

今は・・・
学習者(キャリコン養成講座)
職業人
(アトツギ、高校の講師)
配偶者
家庭人
(ほぼワンオペ)

余暇人
市民
(ボランティア)
を担ってる!!
割合は少ないけど、高齢の両親と過ごせる時間も残りわずかと思うと、「子」の割合もあげていきたい。もしかするともうすぐ介護する時期もやってくるのかも・・・となると、私、すべての役割を担うことになる!!!

それぞれのパフォーマンスがどうかはさておき、これだけの役割を担ってる自分、エラっ!とひとまず自分で自分を褒めてあげたくなりました(笑)。

あと、これって、仕事も家庭も地域活動も同じ位置づけで見ることができるのがいいですね。(去年、とあるキャリコンのおじさんに「仕事は上で家庭は下」というようなニュアンスでアドバイスを受けたことがあって、怒り狂いそうになった・・・)それぞれのライフロールからどのような経験が得られているかを書き出すと、自分の現状分析によさそう。

ただ、ライフロールの入れ替わりがあった時期はやはり心のざわつきをしばらく経験しました。このように俯瞰して見れるツールがあれば、当時、もう少し楽だったのかもしれないなぁ。
今は自分のなかで心地いいバランスを体得したから、日々を楽しめている実感があります。ただ、もう少し、職業人のロールの比率を高めていきたいなと思いながら、ギアを入れているところです。

様々な役割を一手に担う子育て世代、また最近個人的によく耳にする"ミッドライフクライシス"で心のモヤモヤを感じていらっしゃる方、このライフキャリアレインボーでご自身のロールの割合、満足度を書き出してみると、今の現状を見るツールになるかも。

みなさんのライフロールレインボーは、いかがでしたでしょうか?

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