失われゆく風景ー高知の街角ー
高知は太平洋に面し、台風や高波の被害にも遭うことの多い県ですが、最も大きく被害を受けるのは100年〜150年に一度起こるとされる、南海トラフ地震です。
上の画像は以下の防災マップから高知市周辺を切り出したものです。
高知県は東西713kmの長い海岸線を持っています。
この海岸線近くの大半の地域は、南海トラフ地震、またそれに伴う津波によって現在の姿を失ってしまいます。
そこは、長く地元住民の生活の場であり、さらには日常を重ねてきた歴史でもあります。
かつての昭和南海地震においては、その翌年までも、浸水被害を受けた高知市内は水が引かないままで、交通に舟が用いられました。
これらのことを考慮しても、今後30年以内に
起こるとされている南海トラフ地震によって、失われる暮らしの風景は多いと思われます。
これ以降の記事では、そういった地域の風景を懐旧の念を込めて遺していこうと思います。
トップ画像は弘化台市場です。
街角、ではないのですが、この市場もおそらくは津波によって失われてしまう風景の一つとなるのでしょう。
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