買い物は嫌いではないけれど、混み合ったショッピングモールやデパート、長い待ち行列などは昔から苦手です。山や森の中なら20kmでも30kmでも楽しく歩けるのに、人混みの中だとすぐ疲れてしまいます。

そんな私でも、好きな買い物があります。それは、新鮮な野菜や果物を買いに行くことです。

行き先はスーパーや有機野菜を扱うちょっと高級なお店より、畑の近くにある直売所が好きです。日頃から、ランニングでどこに直売所があって今どんな野菜を並べているのかを確認しています。

上の記事を書いたときは、まだ「冬眠中」の直売所もありました。でも今はどこも盛りだくさんの野菜が並んでいます。

特に気に入っている場所がいくつかあります。そういうところへは、遠くても張り切って行きます。ランだと持ち帰る量が限られるので、沢山買うつもりの日は大きなリュックと買い物バッグを持って自転車で向かいます。

人気の場所は、午前中からどんどん売り切れていきます。新鮮な野菜が食べたい！という気分のときは、朝起きて食事の前にまず直売所へ行くようにしています。これも朝活と言えるでしょうか。

最近おいしかったのは、タケノコ。さまざまな春の味覚の中でも、特にパワーがあるのがタケノコだと思います。茹でても炒めても、タケノコご飯にしてもおいしいですね。本格的に春が来た、という気分にさせてくれます。

もうひとつ欠かせないのが、タラの芽。揚げたてのてんぷらを口にすると幸せな味が広がります。タラの芽は、出回る時期が限られます。今年は遅めでした。タケノコが並び始めると、タラの芽はまだかなと心待ちにするのが、私のいつもの春です。

そこまで季節ものではなくても、上手な農家さんが作った野菜は何でこんなにおいしいんだろうと不思議なほどいい味がします。新鮮さが違うこともあるのでしょう。畑のすぐ脇で農家の方が採れたて野菜を自ら販売している場所が、私の中でのイチオシです。

タマネギも、使い道がたくさんあっていいですね。

新鮮な野菜、そして果物。これが、私のいちばん好きな買い物です。遠くても、混んでいても、直売所のようなところは行くのも会計で並ぶのも全く苦になりません。

多過ぎると食べきれないので、実際に買う量は限られます。それでも、新鮮な野菜は見るだけで元気をもらえます。近々、また行くつもりです。