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「猫様のクチバシ」第九回 古希の母がハマったアニメ原作小説

私はまだ一巻すら読み終えていないんです。
Kindleのおすすめに上がってきたのは、どうやらこの4月からアニメが始まったからのようですね。

烏に単は似合わない


作者の方は、この作品で松本清張賞を受賞してデビューされています。当時はまだ学生だったそうです。20歳そこそこの人が書いたデビュー作を70歳の母が面白く読んでいる状況というのがなんとなく私としてはロマンがあるなと思っています。

実は私は文体が古い方が好きでして、例えば、少年向けのライトノベルだと読み進まないという傾向があります。他の本より読み進むのが遅くても内容自体は面白いと思っているんですよ。でも会話が多いはずなのに何故か進まないんですよね。自分でも理由がよく解りません。


読書好き推薦アニメ原作小説

私の母はどんな本でも、たとえ飛蚊症で弱視で乱視で、文字がうっすらとしか見えなくても、どんどんどんどん本を読み進めてしまいます。タブレットで一日のうちに三巻分読んでしまい、ネットで注文してくれと言うので、続きは単行本で6巻まで買いました。

注文した翌日には「まだ届かないのか」と言っていたので、よほど面白い作品のようです。

アニメはNHKで放送しています。土曜日の深夜11時45分からです。母は夜型で午前中に起きてこないことも多いので、アニメもすすめてみようかと思います。ただし、母は片耳をほぼ失聴しており、テレビの字幕は全く見えません。インターホンの音すら聞こえず、LINEの文字も読めないのです。

それでもタブレットで1日10冊本を読んだりするのですから、母より夢中で読書する人なんてこの世に存在するのでしょうか?

私と母の本の好みは多少違っています。しかし、前述の通り、母の読書量はとんでもないです。Kindleでは連続して読書した日数が表示されます。

私がKindleのアカウントを設定して、母にタブレットを購入してから、母はおそらく一日たりとも読書をしなかった日はありません。

その母が今1番はまっている小説。
面白くないわけがないと思うんです。
受賞されたのは12年前ですが、12年たっても色褪せない作品だから今アニメ化が実現したということでしょう。

【本の概要】
シリーズ累計150万部超、史上最年少松本清張賞受賞作の超人気和風ファンタジーコミカライズ。人間の代わりに「八咫烏(やたがらす)」の一族が支配する世界「山内」で、世継ぎである若宮の后選びが始まった。朝廷で激しく権力を争う大貴族四家から遣わされた四人の姫君。それぞれが思惑を秘め后の座を競う中、様々な事件が起こる。姿を消した侍女、後宮への侵入者、そして謎の手紙…果たして最後に若宮に選ばれるのは誰なのかー

コミック(1)Amazon概要より

大河ドラマとセットで楽しむ

十二単を着ているような?お話ですから、平安時代とリンクするところがありそうです。こちらはファンタジーです。一方で、今年の大河ドラマのタイトルは「光る君へ」。
NHKは今年は平安時代付いているのかもしれませんね。
実は私はその時間帯は、noteを読んだり、マクラメ編みをしたり、YouTubeを見たりしているので、大河ドラマは見ていません。

大河ドラマとこの小説とアニメを見れば、その時代にどっぷり浸かれるのだろうかと思いつつ、まだ重い腰が上がっていません。

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