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みそひともじアナグラム

一心の桜に集風若人の親をままから落とさむとする


熊本には「一心行の大桜」という観光名所があります。
樹齢は400年余り。樹高14メートル、枝張東西21.3メートル、南北26メートル、幹囲7.35メートルの大桜で、淡い薄紅色の花をつけます。

自由墓地にある菩提樹がこの一心行の桜です。
残された妻子や家臣が惟忠を供養するために植えたのです。

翻って、ここ一年経済学者の成田悠輔さんの発言が物議を醸しています。ご発言はご自由ですが、私は年齢が近いせいか記事が目についてしまい、この件の記事を読む度に社会的地位のある人が大学やネット番組など若者に対して高齢者排除に向かわせようと発言されているように感じます。「そうだ、国を存続させるためには社会的弱者(成田さんの発言では高齢者)を集団自決と安楽死しかない」と20代30代の人間が頷き合っている社会。それは恐ろしい社会だと思うのです。
今年の桜の下で様々な年代の人は何を思ったでしょうか。世代を超えておじいちゃんおばあちゃんと仲良く花見をする光景は今は昔となってしまったのかもしれません。

【いっしんのさくらにつどふわかうどのおやをままからおとさむとする】

      ↓

つん桜の麻耶を脅さむと集ふる今の鷲山壊す

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