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天津料理をいつか作ってみよう

辛くない海外の料理を食べたいと常々思ってきました。もちろん欧米の料理であれば、辛くないレシピは日本にもいっぱいあります。しかし、アジアの料理で辛くないものを食べてみたいのです。

例えば、中国料理。
美食の国なのですから、辛くない料理はたくさんありそうです。しかし、最近の日本の中華料理はほとんどが辛く、うっかり中華料理屋さんに入るどころか、コンビニで中華料理を買ってみるのも躊躇します。そもそもほとんどコンビニにも行かないのですが。

中国人のユーチューバーの方の本を買ってみました。

「中国大陸大全」という本です。
中国の33地域についてざっくりと紹介されています。中国について基礎的な知識もなかったので、非常に興味深かったです。

この本の中で1番行ってみたいなと思った地域は天津でした。

前述した通り、私は辛い食べ物が得意ではありません。うっかり中華料理屋さんにも入りませんし、最近ではコンビニにも辛い料理が中華料理に限らず多くて、ほとんどご無沙汰になってしまいました。

天津は、しょっぱくてすっぱくて甘いというのが、料理の特徴だそうです。とは言え、天津の人が「日本で食べた天津甘栗の方が甘かった」とおっしゃっていたのだそうで、それほど極端な味がしないのかもしれません。

さらに驚いたことに、天津飯は天津に存在しない料理なのだそうです。中華料理は中国料理ではなく、日本人向けにアレンジした料理だとい事は今年知りました。天津飯も中華料理だったのですね。

天津でお勧めの料理は、中華まんや天津クレープと書いてありました。
特に作ってみたくなったのが、天津クレープです。薄いクレープ状の生地に卵を伸ばして、薬味屋、レタスなどを載せ、真ん中に揚げパンを置いて巻く・・・。炭水化物に炭水化物の発想は、日本人と通じるものを感じますね。コッペパンに焼きそばを挟んだ焼きそばパンとか、ご飯のおかずにお好み焼きを食べる大阪の人とか。

肉まんや中華まんはコンビニでも定番ですから、天津クレープもそのままできっと日本人好みの味なのではないかと想像しています。

他にも、長崎では、カステラが大陸から伝わったお菓子として知られていますが、銘菓の「よりより」は、天津の"麻花"が伝わったものだとありました。

九州は実は中華料理店が多いです。
九州の中華料理店の特徴は、本場の中国の人がやっている店が多いことでしょう。ラーメン店などは、さすがにほとんど日本人のお店ですが、お店に入ってみると、スタッフの方もほとんど中国人だという事はよくあります。個人的には日本人よりも、中国人の方の料理の方が下処理が丁寧で、揚げ物がカラッとあがっているイメージがあります。スープの色もきれいです。

もしかして、探せば天津料理も九州で食べられるのかもしれません。しかし、そんなに外食が好きではないので、まずは自分で作ってみたいです。

天津にはお笑いの文化があって、ストレートな物言いをする人が多いそうです。食べ物だけでなく、性格まで大阪を彷仏とさせますね。実は私は就職活動の時、大阪で怖い思いをしたことがあって、それ以来ずっと大阪に苦手意識を持っています。
京都を旅行した時も、京都駅のあの長いエスカレーターが「ジェットコースターよりも危険な乗り物だ」と感じられて、京都に旅行する事は、二度とないだろうとその時には思いました。

人間喉元、過ぎれば、熱さ、忘れるものです。
楽しそうだなと思って始めた中国語の勉強も滞っています。やっぱり現地に行きたいと言う気持ちが薄いからじゃないかと思います。英語も結局それで頓挫するんですよね。留学したいと思ったことが1度もないんですからいや小学生の頃は思っていたかもしれません。英語を習っていませんでしたけど。

辛くない天津料理を作ってみたら、中国への興味が深まるのではないかと期待しています。毎年栗はたくさん採れるので、栗料理を作ったら、中国に思いを馳せられるかもしれません。

中国政府と日本政府の関係は見通せませんが、お互いに人口が多いので、いろんな人がいるでしょう。いろんな人の縁が結ばれてて、今より関係が良くなればいいなと思います。あるいは関係が良くなるまではちょっと距離をおくのも良いのかもしれません。料理でも中華まんや餃子の皮をを寝かせておいたりするように。

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