夫は悩んでいる。

以前、「小さな車」を書いた際に
タイヤの事を少し書いたが、
そのタイヤについて悩んでいる。

まずディーラーで最初に提示された額に愕然とし、
他にもないのかと担当者に相談して、
他のメーカーのタイヤも見積もりしてもらった。
その差６万円。
（この価格差でどのくらい品質が違うのか？）
それでもまだ高いので、
カー用品店を何軒も回って見積もりしてもらったら、同程度の品質で少し安いものがあった。
さらにネットで調べると、
ディーラーで提示された
（安い方の）同じタイヤが半額くらいである。
その中の安くて品質が良いものに
決めればいいのだが、
ディーラーに全幅の信頼を置いていて、
なるべくディーラーで頼みたい夫は
金額と信頼の間で
どうしたらいいのかと悩んでいるのだ。

安いタイヤをネットで買って持ち込んで
ディーラーで着けてもらうのはどーなん？
と言ったら即座に却下された。
なにがいけないのかわからないが、
一応夫なりにプライドはあるようだ。

そもそも夫は悩みたがりである。
一緒に服を買いに行ったら
悩みに悩んで買わないとかザラだ。
別行動をしていて呼びに行ったら
「コレとコレ悩んでるんだけどどーしよー」と
ロックオンされて相談される。
しかも「コレはこーで、アレはあーで」と
（私にとってはどーでもいい）説明が実に長い。
他の事は私の意見などろくに聞かないくせに
服を買う時だけ相談してくるのはどういうことなのか。
一度、デパートで靴下を買うというので
待っていたら靴下一足に40分悩んでいた。

それに対して私は何かを買う時にそんなに悩まない。
最近少し悩んだのはスニーカーの事くらいだ。
めんどくさいことはなるべく避けたい性質なのと、
多分基本的に単純にできているからだと思う。
ある時から悩むことすらめんどくさくなったので、
予算と好みが折り合えば、ほぼ即決で買う。

ということで、タイヤだ。
金額とディーラー（信頼）の間で
悩みに悩んでいる夫は
私の意見を聞いても決めきれないらしく
悩み続けている。
「コレはこーで」の説明を散々してくれたが、
その時のスマホのタブが63も開いていて
びっくりした。
何をそんなに調べたのか。

車のタイヤ交換はしないといけないんだし、
さっさと安い方に決めてGWの予定でも考えよーや！
なんて思っているのは私だけのようだ。

いつ決まるのかな、タイヤ。
（遠い目）

（なんと！続く！）