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繋がりを強くする『たった一つの方法』

3年付き合っても深いつながりを感じられない関係もあれば、出会って1カ月で深いつながりを感じられる関係もある。

出会ってから10年、当たり障りのない会話を重ねるよりも、自分自身のことを開示して対話した1年の方が、人として深く理解し合えるだろう。

だから結局のところ、「どれだけ長く一緒にいるか」がつながりを深くするのではなく「どれだけ心を開きあえるか」がつながりを深くするんじゃないかなぁと、終電に揺られながら考えていた。

そういう意味で、営業時代に培った『先手自己開示』は、私の武器のひとつだろう。

私は、自分が深い関係を築きたいと思う人には、良くも悪くも自己開示をするようにしている。だって、お互いに理解し合いたいから。
そしてそれをすることに、抵抗感が皆無なのだ。

人は誰しも、自分から個人情報を開示することに抵抗がある。
それは、自分自身を守るためだ。

「こんなこと言ったら変に思われる?」
「これを言ったら何を言われるか怖い」
「それなら言わない方が安全だ」

こういう思考回路で、人は自分のことを言いたがらない。特に、和を大切にする日本人に多い考えだと思う。

そういう人を見る度に、仮面を被って作った人間関係で、居心地が悪くは無いのだろうか?と、不思議な気持ちになる。

もちろん私だって、猫かぶって仮面を被ることはある。でもそれは『その人とはその程度の関係でいい』と、自分で境界線を作るからである。

私の場合、プライベートと仕事は分けるタイプなので、まず仕事関係では『円滑に仕事を進めるための、最低限の人間関係』が構築出来ればOK。
相手が望めば、私も自己開示をするが、そうでないなら積極的にはしない。
だって全員と深い関係なんて疲れるでしょ?

次に友人。
ここは難しいラインだが、私は本当に長く付き合っていきたい友人には、鬱病はじめ、私の個人情報をできるだけ開示するようにしている。
もちろん、全てが全てではないけれど『こういう人間なんだ、よろしくね』という意味を込めて話している。
愛想良く、適度に広く浅い関係を作る私は、友達が多そうと言われるが、本当に心許せる友人は、たった『8人』である。

そして恋人。
私は、相手に強制はしないが、私自身はできるだけ『本音』で自己開示するように心がけている。
「私は〇〇されて悲しかった」
「私は◾︎◾︎だと、これについて思ってる」と。
だって世界で1番深い関係を築きたい相手だからね。

でも気をつけているポイントがある。
それは『どうして〇〇してくれないの?』と、相手を責める言い方をしないこと。

あくまで伝える時の主語は「私」なのだ。
私のことを伝えたいのに、相手を主語にするのはただの責任転嫁でしょ?

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居心地のいい人間関係を作るには、自分自身の努力も必要だ。
それは時に辛い作業だと思う。

もちろん、全てをなぁなぁにして、上辺だけの会話で、関係で生きていくことだって私達は選択出来る。

でもそれは『本当に幸せ?居心地がいい?』と私は考えてしまう。

せっかく付き合っていくなら、心を開きあえる人を選びたいですね。

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