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企業で経験の延長上以外のことを得るためには。

お仕事をしていく中で、一定程度の社会人経験を積んでいると多かれ少なかれ、

・こういう場面に以前も遭遇したことあるぞ

といったケースに直面することが多々あり、

・おそらく今後こうなっていくから、こうしたほうが良いはずだ

といったように、まさにその過去の経験値を基に対策を考えたりというある意味で社会人生活の中で刷り込まれてきた常識みたいなものが脳裏に浮かんで、対処法を考えていくことがあるのではないかと思います。

だからこそ多くの経験を積んだ方(学びも含む)の力というのはあらゆる場面で重宝されるのだろうと。

言い換えると、経験したことがないことに対して人は、その決定や実行に対する違和感を感じることができない。(それが最初のケースとして自分に認知される)

なので、例えばすごく経験の積まれた企業からみれば、これまでの経験を経てこれをしたら「危ない!」って散々言われてきて、ノウハウ化されているようなこと、もうこの失敗は繰り返してはいけないと思うようなことも、そうした経験を積んだ人がいないベンチャー企業においては同じことが何度も繰り返される。。。

だからこそ、ベンチャー企業においては百戦錬磨の経験を積まれた方に参画いただくことであらゆる局面で、ノウハウを共有いただくことが重要になるであろうと考えます。

この時
①ベンチャー(経験が溜まっていない)企業としての良さ
②大企業(経験値が溜まっている)企業としての良さ

のバランスが重要になると思っていて、
・むしろ知らない(先入観がない)ことによって突破できる力は①に。
・知っている、経験から防げる、通らなくても良い失敗の道を避けられるのが②に。

という部分もあり、二元論で断ずるものではなくそれぞれの良さも活かしつつハイブリッドにやっていくべきだと思っています。

これらを体現するために、表題で挙げた本題に戻りますと

「企業で経験の延長上以外のことを得るためには」

【自分のものさしだけで考えず、多様な意見を受け入れることができる体制の構築と個人の意識の変革】

を設けていかなければなりません。

あの人は経験がないからダメ!と断罪するわけでも、あの人はうちの会社のスピード感に合ってない!と決めつけるでもない、双方を受け入れつつ落としどころを決めていく作業をしていくしかないなと。

もし自分に当てはめて考えるとすれば、経験に照らし合わせて、業務を遂行していく中でこれはちょっと違うぞ?といった違和感を感じた部分については遠慮なく意見をする。


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