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映画「Perfect days」は、自分にとってのPerfect daysを送るヒントをくれる

映画「Prefect days」を見た。役所広司さんがカンヌ映画祭で男優賞を獲得した映画だ。役所広司さんが創作総指揮を行い、かつ主役を演じている。

内容は、役所広司演じる”平山”という、公衆トイレ清掃員している中年男性の日々を題材としたもの。主題の「Perfect days」は彼の生きる毎日のことだ。

平山に生きる日々は、確かに”Perfect”に見える。日々のルーティンに従って日々を過ごしながら、なんてことのない出来事に小さな幸せを感じつつ規則正しく過ごしている。

そんな”Perfect”な日々にさざ波を立てるものが日々登場する。日々のルーティンを崩されることに平山はストレスを感じるが、そのさざ波にさえ、小さな喜びを見つけて、日々を楽しんでいる。ここがタイトルが"Perfect day"ではなく"Perfect days"となっている要因だろう。

この映画の中で、最も心に残っている、また最も言いたかったことだろうことは平山の言葉である「世界はつながっているように見えて、分かれている。彼女は彼女の世界、自分は自分の世界を生きている」というセリフだ。この発言を平山は平山なりの幸せ、他人は他人の幸せがあるということだと解釈した。平山は、公衆トイレの清掃員であり、敬遠する人もいるだろう。実際映画の中で、清掃員である平山を不潔として扱う人が出てくる。しかし平山はそういうことに大きく影響されず、自分なりに小さな幸せを見つけていく。ここに映画の主題があると感じた。

そのほか、映画に登場する平山の車中で聞く”カセット”から流れる音楽も魅力的だ。その全てが古い洋楽であり、私は知らないものが多かったが、聞いているだけで幸せになりそうなものばかり。
映画を見終わってすぐ、”Spotify”で検索し、サウンドトラックを聞き始めた。平山のカセットの音楽は”Spotify”でも聞けるのだ。

今日は何とはなしに、散歩がてらに映画”Perfect days”を見たが、とても良い休日となった。私も平山の様に、自分にとっての”Perfect days”を見つけて続けていきたいと思う。

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