映画「インターステラー」のメインテーマは意志決定の結果のアンフェアさ。

映画「インターステラー」を見た。2014年公開の映画で、"今更"だが、「理系にとってインターステラーは面白い」、と友人から言われたことがずっと心に残っており、見る機会を伺っていた。
しかし、見ることに頭を使わないといけなそうな長編映画をどこか敬遠してしていた。
飛行機上で他に見たい映画が無くなったことから、10年弱前の友人のコメントを信じ、映画を再生した。

話としては、よくある展開ではあると思う。物理学をしっかりと学んでいた人は、理論描写をもっと楽しめたのだろうか?
大学院まで理系で学んでいた身としては、考え方には親近感は湧いた。専門外であり全く理論は全くわからなかったが。。

では、この映画は何が特別なのか。見たあともよく考えみたが、極限状態での人々の意志決定を細かく描いているところだろう。またそれらの決定を肯定するわけでもなく、否定するわけでもないところが観客にとってフェアである。
極限状態での意志決定としては、映画「ミスト」も同じような面があると思う。意志決定に善悪はない。しかし、その決定によって起こる結果は、どうしても優劣がついてしまう。このアンフェアな状況が、見る人の共感を起こさせるのだろう。

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