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ようやくあの無駄な時間が消えた

もうすっかり春になり、だいぶ暖かくなってきた。日中も日によってはもう半袖でもちょうど良いくらい。とはいえまだ寒い日や暖かい日が入ったり来たりで、毎日寝るときに今日のパジャマは半袖にしようか長袖にしようかと悩んでいる。

ようやく寒かった日々が終わってくれたおかげで、日常の無駄な時間の数々がようやく無くなってくれた。朝顔を洗う時にお湯が出るまで待つあの時間、もういけるかと思ってぬるま湯で洗ってみたら思いの外まだ冷たくて後悔するあの時間。

車の中で暖房が暖まるまで朝から震えて運転するあの時間、起きてから暖房を付けて暖まるまで布団にくるまるあの時間、お風呂が寒くて浴室乾燥をつけて暖まるまで待つあの時間。

冬はこういう『暖まるまで待つ時間』というのが存在していたな、と過ぎてみて改めて実感する。こういう虚無の時間って、一生涯だと1日分とかそれなりの時間になってそう。寒いのって震えて待つしか出来ることがなくて、それがけっこうストレスだったりするし、無くなってくれたのは地味に嬉しい。

しかしどれも『温めてくれる』文明が発達してくれているおかげで、その力が発揮されるまで待つ時間。まだそれらが無かったころは、割り切っているから無駄な時間とか言う概念が無かったのだろうか。

しかしまあ顔は洗えないな。洗っていたのかな?であれば強すぎる。逆に皮膚が引き締まって良いのだろうか。真夏の冷房もそうだけど、真夏真冬は文明の力が無いとすっかり生活出来なくなってしまっている。

まあ春は春で花粉症があるし、夏は暑すぎて命の危機を何度も感じるし、一年の中で生きやすいのは秋くらい。そんな平穏な季節も温暖化の影響か年々短くなっている気がするし、一年を通して生きづらい地球環境になってしまいつつある。

しかし冬はもう過ぎたはずなのに、腹についた脂肪が落ちていない。あれ、おかしいな、去年から少しずつ運動習慣がついているはずなのに痩せない。以前と比べて痩せていく習慣がついているはずなのだが。身体が冬に備えて脂肪を溜め込んでいるだけなんだろうなと思っていたのに、もう暖かくなっても変わっていない。

冬の無駄な時間と共に、この脂肪もさっさと無くなってしまって欲しいのだが。

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