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聖地巡礼が成功しているのは一握り。成功の鍵はアニメじゃなかった。(夏休みの自由研究・聖地巡礼編)

はいどーもユーマです。

今日で夏休みの自由研究記事も3つ目になってきましたが、今後も自分のインプットを記事にして行く予定です。

ただ、これはインプットをメモ程度にしかかけてないので、夏休みラストの週にはしっかりまとめたアウトプットにまとめていきたいと思われます。

今日の自由研究のお題を話す前に、


ユーマ事ではありますが、実はこの前ですね、台湾に旅行してきたんです。

台湾といえば、TAIPEI101・九份(きゅうふん)が人気観光地として双璧をなしいますよね〜。

行かれた事ある人結構いるんじゃないでしょうか。

よく言われている話ですが、九份はジブリ映画の「千と千尋の神隠し」のモデル都市として有名ですね〜

そう、ユーマはこの前聖地巡礼をしてきました。笑

という事で、今日のお題は


<聖地巡礼について>


聖地巡礼について調べてると、面白い団体を発見。

一般社団法人アニメツーリズム協会という協会を発見。

この協会、何がすごいって、理事会メンバーの豪華さ、、、



会長は

富野由悠季さん

この人、誰か知らない人に、ご紹介

ズバリ、『機動戦士ガンダム』の総監督・原作・脚本・演出・絵コンテ・作詞全てを務めた方です。

大人気映画『逆襲のシャア』も富野さんが作ってたり、
『鉄腕アトム』も脚本・演出をやっていたりしていた方です。

この人が常日頃から言ってる言葉にこんなものがあります。

『アニメを見るな』

アニメや漫画は、子供が親に隠れてこっそり見るものであり、大人になればアニメはさっさと忘れなさい」と話ていて、40歳を過ぎてもアニメが好きな大人を見ては嘆いているらしいです。

逆に、ドフトエフスキーゲーテなどの世界文学や、古典を読むべきであるとおっしゃっているそうです。

ちなみに、ドフトエフスキーの代表作は『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』・ゲーテの代表作は『ファウスト』『若きウェルテムの悩み』があります。

僕はこう言った作品たまたま読んでて、読み終えてからアニメを好きになったんですけど、こういう作品の思考・思想がアニメの随所に散らばれているのもアニメの面白いところなんですよね〜



理事長に

角川歴彦さん

株式会社KADOKAWA 取締役会長です。

KADOKAWAと言うと皆さん本をイメージされると思いますが、アニメも結構力入れてて、角川全体の売り上げの20%くらいを映像コンテンツで占めています。

代表作に『Re;ゼロから始める異世界生活』・『文豪ストレイドッグス』・『この素晴らしい世界に祝福を!』・『STEINS;GATE』・『涼宮ハルヒの憂鬱』と言った名作を出してますね〜

そんなKADOKAWAは株式会社カドカワの完全子会社になっております。
本社ビルは東京の歌舞伎座タワーに入っているようです。

東銀座の風情あるところにありますね〜
そんなカドカワは株式会社ドワンゴも完全子会社にしています。

カドカワのIR情報を見て見ると、2017年度の年売上高は約2070億なんですが、経常利益は約37億円です。

経常利益率が1.7%しかないみたいです。
昨年の経常利益は約75億円あったみたいなので、かなり落ちてしまいましたね。。。

ここまで落ちてしまったのは、Webサービスの有料会員数が減少してきたようですね。他にも、前年は『君の名は』のおかげで増収だったのが減ってしまったようですね。。。

それにしても、アニメ作品はあれほどいいのに、経営はあまりうまく言ってないように思います。


副理事長

石川和子さん

一般社団法人日本動画協会理事長
日本アニメーション株式会社 代表取締役社長
です。

この会社はかなり古く、僕らの知ってるアニメはなかなかみあたらないのですが、

『ドカベン』・『未来少年コナン』・『HUNTERxHUNTER』などなど、


理事の方々はお名前と肩書きを、

大場 肇さん (東京海上日動火災保険株式会社 専務取締役)

坪井 泰博  (株式会社JTB 取締役)

長尾 裕   (ヤマト運輸株式会社代表取締役社長)

夏目 誠   (成田国際空港株式会社 代表取締役社長)

藤田 直志  (日本航空株式会社 代表取締役副社長)

村瀨 茂高  (WILLER株式会社 代表取締役)

村山 慶輔  (株式会社やまとごころ 代表取締役)がおられます。

なんだ、この豪華すぎる面々は、


そんな豪華すぎる面々の方々が進めているのが、アニメツーリズム

地域と企業、コンテンツホルダーをつなぎ、「アニメ聖地」でのコンテンツを活用したサービスや商品の提供を促進し、同時に地域の受け入れ環境も整備する事で、新たな経済効果を創出を目的に頑張っておられるようです。

理事の方々の会社ががっつり関わってくることを考えると、どれもツアーを組むことを目的としてやっているのですかね〜。


本題に戻りますが、

聖地巡礼についてなんですが、コンテンツツーリズムとして名付けられており、大学の卒論で良くプレゼンされる内容のようです、

いろんな大学の学生が論文やプレゼン資料をネットに掲載していました。

そこから、いろんな情報を引っ張ってきました。



<聖地巡礼が始まったのは最近>


どの論文を読んでも、明確な始まりは探すことができなかったが、1995年ごろのようです。

それまでのアニメではSF要素が強く、実際にある場所をモデルに親近感の湧くアニメを作ることが少なかったようです。

そんな中、『天地無用!』と言うアニメの舞台になった岡山県の神社を訪れたのが始まりみたいです。

それから、ほぞボソとファンが個人的にやっていたようですが、インターネットの台頭により、個人ブログや掲示板が流行しました。

その中で、聖地巡礼の様子を投稿し、それが流行ったみたいです。



<ファン主導型から地域参加型へ>


ファンの中で完結していた聖地巡礼ですが、

『おねがい☆ティーチャー』では長野県が劇中で描かれ、地元NPOとの協力の元、原画展などの開催を行ったそうです。



<聖地巡礼の成功例>


「らき☆すた」

僕見たことなんですけどね、女子高生4人の日常を描いた作品らしいです。

埼玉県鷲宮町にある神社を含め、街中を風景にキャラ達が踊るアニメらしいです。

聖地巡礼によって、鷲宮町はかなり恩恵を受けております。

アニメ放送前、鷲宮神社への参拝客は13万人程度だったものが放送直後に30万人、翌年には40万人を超え、昨年らき☆すた放送10周年では50万人近くが参拝した。

らき☆すたの成功例が日本全国の自治体の参考になり、

以降さまざまな自治体で聖地巡礼による地方創生を目指したコンテンツ製作が進められるようになりました。


「君の名は。」

皆さんご存知、新海誠さんの君の名は。
誰もが一回は見ている作品になっていると思います。

君の名は。の聖地巡礼が成功した要因としてあげられていたのが、作画の綺麗さ、舞台の対比の2点です。

作画の綺麗さは誰もが納得する理由でしょう。

君の名は。の作画はかなり綺麗でしたね、

舞台は東京と岐阜

東京で映画を見た人はすぐにいけるところに聖地があるとなれば、見に行きたくなるのが必然。

そこで、東京の聖地を巡礼し終わると、岐阜の聖地まで見に言ってコンプリートしたくなるのが人間。と言う本能的な野心をくすぐることができたのだと書いてありました。

ちなみに、君の名は。単体の聖地巡礼経済効果は500億円にのぼると言われています。

コミケより大きいんですね〜
やはり田舎での宿泊となると、一人当たりの単価も上がりますよね。

聖地である、岐阜県飛騨市は昨年8月、放映後最多の観客数を集めた。その数なんと1万5000人。


「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」

いわゆるあの花ですね、

この作品の聖地は埼玉県秩父市になっております。

あの花の聖地巡礼した方々が口を揃えていうのが、作品の距離感と実際の距離感がほとんど同じ。という点です。

皆さん、秩父市を歩いていると、めんまやあなる、じんたんと同じタイミングで作品の風景が見えて、テンション爆上げらしいですよ〜

あの花放送後は秩父市・西武鉄道・秩父鉄道がともに協力し合って多くのイベントの企画がされたようです。


ここから先は箇条書きで、

「ラブライブ!」東京秋葉原・神田・神保町

「花咲くいろは」 石川県金沢市 湯桶温泉

「氷菓」 岐阜県高山市

「ガールズパンツァー」 茨城県大洗町

などなどいろんな作品があります。

最後に今回の文献ならびに引用のリンク貼っておきますので、見て見てくださいね〜



ほぼ全ての文献に書かれていた問題点があります。それは、

<聖地巡礼は成功ばかりではない>


ということです。

アニメによって、聖地巡礼が成功し地域に経済効果を生む場合と失敗し、経済効果が発生しなかった場合の違いを3点。

「アニメの人気」

これは絶対ですね
アニメそのものの人気がなければ聖地巡礼しようとも思わないものです。


「露骨に地方行政が関わっているアニメはダメ」

やはり、地方行政からしてみると、聖地巡礼で観光客が増えることはいいことが多いので、やりたくなる気持ちはわかります。

しかし、視聴者の目線になってみると、あまりにも裏側が見えてしまうと行く気も起きません。

なので、あくまでもアニメをヒットさせることが大事ですね〜

ちなみに、これで失敗したアニメに「輪廻のラグランジェ」という千葉県鴨川市を舞台にしたアニメがあるそうです。


「聖地に聖地以外の魅力があること」

これは観光資源と言ったりもしますが、大きく2つの魅力のうちのどちらかを持っておく必要があるようです。

① 距離的魅力

都心から近いという行きやすさの魅力・あくまで行きづらくない交通の便の良さ

② その土地ならではの観光資源があること

アニメが仮にヒットしたとしても、その土地に観光資源がなければ、聖地巡礼のリピーターや宣伝してくれる人がいません。

聖地巡礼はあくまでも一過性の流行りに過ぎず、その土地の観光資源や地域住民の協力的姿勢が見られないと、大きな経済効果は望めない


つまり、聖地巡礼は本質的な地域再生の解決策にはならないみたいですね。

地方行政は目先の利益よりも着実は地域再生をしていかなければなりませんね〜。



まぁ以上、聖地巡礼の自由研究だったわけなんですけど、

これ調べてる中で出てきた面白い情報がもう一つ。


<聖地巡礼による地方再生を行政がしないという方法>


P.A. WORKSというアニメ製作会社があるんですけど、

代表作にAngel Beats!・Charlotteがあるんですけど、

この会社の本社がなんと

富山県にあるみたいなんです。


ちなみに、アニメ製作会社の約90%が東京都に本社を置いている中で、富山県に本社があるP.A.WORKSさんすごい。

この会社、地域との連携もしっかりしていて、P.A.WORKSさんが製作するアニメはどれも富山県を彷彿とさせる背景で、自然と聖地巡礼をしたくなるような作品ばかりです。

それでいて、Angel Beats!・Charlotteはめちゃくちゃ面白いんです。

Angel Beats!なんかはラストハンカチ必須の作品となっており、どんなアニメランキング見ても大抵トップ10に入っているような作品でございます。

やはり、本社を地方に置くことで、都会では感じれないインスピレーションがあったりするのでしょうね〜

P.A. WORKSさんのように各都道府県にコンテンツツーリズムを促進させる制作会社ができるといいですね。行政が関わらないという点が特にいいですね。行政が関わると、よくないことって結構ありますもんね。


最後に、我々の大学のある大分県に聖地があるアニメをご紹介。

進撃の巨人・美味しんぼ・ReLIFE・戦国BASARAがあるみたいです〜

是非検索して見てくださいね


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